運転だけじゃない!高齢者の弱点は左?意外な交通事故事情。

高齢運転者の交通事故は、
一向に減る様子が無い。

しかし運転だけではなく、
高齢歩行者が交通事故に会う場合も、
高齢者ならではの意外な原因があるようだ。

弱点は、左?らしい。



左から来た車にはねられる?

歩行者が道路を横断する場合、一般に右側から来る車と事故に遭う事が多い気がする。
しかし、こと高齢者に限っては左から来る車に衝突される方が多いというのだ。

昨年、大阪府警が65歳以上の高齢者(高齢者は75歳以上という説もあるが)が道路を横断中に起きた死亡交通事故を分析したところ…

夜間に起きた事例が全体の約66%。
またその中で、左から来た車に衝突されたケースは、右側の4倍あったことが判明した。

つまり、道路を横断する場合、渡り始めよりも渡り終わる頃が危険だという結果が出たのだ。

体力や判断力の低下は予想以上

高齢歩行者が左から来る車と事故に遭う、つまり渡り終える頃が危険というのには、2つの大きな理由が考えられるという。

一つ目が、体力の衰え。

ある高齢者向けの交通安全教室では、高齢者が一定の距離を歩く場合、大半の人が自分の予想した時間よりも多くの時間を費やしてしまうという検証結果が出た。

つまり道路を渡る場合、自分の予想した時間では渡りきれないということだ。

たとえ左方から車が来る事を認知していたとして、車が来るまでに道路を渡りきれるだろうと思ったが実際には間に合わなかったという事が起こり得る。




二つ目には判断力の衰え。

これもやはり左方からの車の接近自体は認知していたが、自分が現在居る場所への到達時間の判断を誤るというもの。

当然、自分が考えていた時間より早く車が到達してしまう事になる。

特に夜間は車との距離感や、接近車の速度が掴み難くなる為、この傾向は一層強まる

これらの事が相まって、高齢者の夜間の道路横断時、左方から来る車と事故に遭うというケースが多くなるということらしい。

事故を防ぐ為には

では、この不幸な事故を防ぐ手立ては無いのか?

ドライバーサイドからは、左側からの飛び出しに注意するのは勿論だが、右側からの横断者にも同様の注意を払う必要がある。

高齢歩行者は、渡り初めの右方確認は勿論、道路の中間辺りでもう一度左方を確認するなど、十分な安全確認が必要だ。

車のドライバーも、車を降りたら歩行者である。
高齢歩行者の事故に限らず、ドライバーの時は安全運転を、歩行者の時は安全確認を十分以上に行い、お互いを思いやる事が悲惨な交通事故を少しでも減らす最善策であろうと思う。