舞台は宇宙、ゴールは月、賞金は20億…グーグル・ルナ・エックスプライズ、このミッションは、実現するのか?

民間企業が、
地球からロケットを月に飛ばし
独自開発した探査機を地球から
操作して500メートル走らせ
その映像を地球に送らせる…

「宇宙兄弟」のムッタが、
月面を走る「月面探査機」を
作った時の感動が蘇る…

まさに現実世界で、それが実現する!
…かもしれない。

一番乗りには200億の賞金が出る。
そのレース名は「グーグル・ルナ・エックスプライズ」



「グーグル・ルナ・エックスプライズ」のミッション内容とは…

MISSON 1 
事前に打ち上げ申請(2016年12月31日までに)を行い、着陸地点をXPRIZE財団に通知後、ロボット探査機を月面に着陸させること

MISSON 2 
月面でロボット探査機を 500m走行させる。
その距離は直線距離、または審査団によって承認されたポイントへの到達をもって計測される。
月面ロボット探査機を地球から操作する

MISSON 3
動画や静止画データを月面から地球に送る他、XPRIZE財団から提供された100KBのデータを探査機へ送信しそのデータを探査機から地球に再送信しなければならない。

その他、細かい条件もあるが、最終的には、来年末までに、月面上でこの3つをクリアしなればならない。

このミッションを最初に成功したチームに賞金2000万ドル(約20億)が贈られる。
世界で16チームが挑戦中だ。

そして、既に、3チームが打ち上げ申請済み。
・SpaceIL(イスラエル)
・ムーン・エクスプレス(米国)
・シナジー・ムーン(国際)
※国際とは、他国と共同で…ということらしい。
※シナジー・ムーンは、15カ国以上のワーキンググループが参加している。

日本もそろそろ申請する、ということで、CM出してきたのかな?

au×HAKUTO MOON CHALLENGEのCM

これがローバー?
これがほんとに月に行くんですか?

こんな会話から始まるauの新CM「僕らはみんな宇宙兄弟だ。」篇。
サカナクションのボーカルの山口が出ている。
もちろんバックの曲もサカナクションだ。

auは、このレースに参加する唯一の日本のチーム「HAKUTO」ハクト(白兎)のバックアップをしている。


賞金が半端ないが、ボーナスも、その内容も半端ない

「人類初の月面探査レース」
「月探査コンペ」
「民間宇宙探査レース」
「民間による最初の月面無人探査を競うコンテスト」

このようにレースの呼び方は色々だ。

私目線では、どう見ても夢の世界の話。
が、現実に各国の幾つもの企業が、このミッションに向けて、動いているのだ。

ミッション+ボーナス…総額300万ドル!

この20億を出す会社は「Xプライズ財団」で、googleが、スポンサーになっている。
ま、googleぐらいになるとこれくらいのことが出来るんだろうな、やっぱり…

更に、このミッションを成功させ、さらにボーナスミッションをクリアするとそれぞれに応じて賞金が増える。
※上限は400万ドル

・アポロ・ヘリテージ・ボーナス(400万ドル)
アポロ計画で月面に残した機器を撮影する。
・ヘリテージ・ボーナス(100万ドル)
アポロ計画以外の過去の宇宙開発で月面に残した痕跡を発見する。→(月にある人工物の一覧)
・レンジ・ボーナス(200万ドル)
着陸地点から5000m以上走行する。
・サバイバル・ボーナス(200万ドル)
月面の夜を乗り切る。(月面は14日昼間が続いた後、14日間太陽が当たらない夜の期間になり温度は-170℃の厳しい環境になる。)
・ウォーター・ディテクション・ボーナス(400万ドル)
月面で水または氷を発見する。

500メートル動くのも大変なんじゃないか?と思っているのに、それ以上の活動をすれば、もっと賞金が増えるというわけだ。

それにしても面白い内容だ。

アポロの残した機器を見つけることができれば、もう「アポロは月に行ってない」なんて言われることもなくなるだろうし…

月の水か…
あるんだ…知らなかった。

その他にも中間賞(マイルストーン賞)というのもある。

中間賞(マイルストーン賞)とは…

探査機を飛ばす前に、着陸・機動性・撮影の3つの要素技術について優れた実験結果を出したチームに、資金の援助や奨励賞的な意味合いで与えられる賞のこと。
総額で525万ドル。

昨年1月、3部門それぞれに3チームが選ばれた。

複数部門を獲得したチームもあり、全体での受賞チームは米国2チーム、日本・ドイツ・インド各1の計5チームだ。
日本チーム(ハクト)は50万ドルもらえたそうだ。


とまぁ、夢のような話が少しづつ、実現に向かって動いている。

16チームのうち全部が今年中に打ち上げ申請出来るのだろうか?
来年には、次々と月に向けてロケットが出発するのだろう。

HAKUTOは自信満々だ。
かなり期待したい!

ちなみに2位のチームも賞金がもらえる。
(同様のミッションクリア)の賞金は500万ドルだそうだ。