JR北海道が受験生をタクシーで送った…神対応か?否か?賛否両論。

2017年の日本列島は、
あらゆる地方で雪害に悩まされている。

例年、特にセンター試験の時期
(1月15日前後)は天候が荒れる印象がある。

今年、北海道でJRが神対応したと
言われる出来事があった…

が、実はこの件に関し、賛否両論、意見が分かれている。



JR北海道がタクシーで受験生送る

1月14日午前7時35分、道央の旭川発函館行きの特急スーパーカムイが信号機の不具合で運休となった。

おりしもこの日はセンター試験。

この列車で試験会場に向かう受験生がいれば大変と、JR北海道は停車予定の各駅(カムイは特急の為、旭川から札幌間で5箇所の停車駅が有る。)にアナウンスで受験生の有無を確認。

旭川から2個目の滝川という駅で7名の受験生がカムイを利用して岩見沢まで行く予定だったと名乗り出た。

JR北海道は、後続の列車では試験開始時刻に間に合わないと判断し、タクシーで試験会場まで送った。
何れも試験には間に合ったという。

タクシー代金はJR北海道が負担した。

ちなみに、滝川から岩見沢までは43km弱で料金は15,000円ほど。

滝川駅が神対応出来た理由

この滝川駅の神対応には理由があった。

駅関係者曰く、「センター試験のみならず、高校の受験日は把握し、突発的な事故にも対応出来るよう、普段からシュミレーションしている」という。

この日は、事故復旧に40分ほどかかると分かった時点で、滅多にないことだがタクシー輸送を決断したとの事だ。

だが、この神対応に賛否両論の声

この、一見神対応に見える心温まるエピソードだが、そうも言っていられないようだ。

ネットやツィッターでは批判が相次いでいるらしい。

そもそも、JR北海道は、タクシーで送る必要があったのだろうか?

JRの規定では、切符を買った区間で列車による乗客の輸送が出来なった場合、別の方法で送り届ける義務があるとなっている。

通常は他の鉄道やバスを利用するが、今回は私鉄もないしバスでは間に合わない。
また特急の乗客は優先して輸送されるとの規約も相まって、タクシーでの輸送となったようだ。

が、さらにこのタクシー輸送を受けた受験生に厳しい目が注がれている




この時期の北海道は、晴れていたのがほんの数分で吹雪に変わるほどの天気の急変があるのが当たり前らしい。

「真冬の天候が荒れる可能性が高い時期に、50kmも離れた場所へ受験に行くのなら、当日に移動するのではなく、リスクを考えて前泊するのが当たり前」というのが、他ならぬ北海道民の偽らざる気持ちらしい。

「この受験生は考えが甘い」「危機管理が出来ていない」「受験生だけ特別扱いはおかしい」というネットやツイッターの書き込みが多数寄せられたという。

ただ、この問題で、一番に思い出すのは、韓国の受験時の対応だ。

お隣韓国では、大学受験の時期になると遅れそうな受験生をパトカーが先導して受験会場まで送る、と聞く。
かたや、タクシーで送られただけでネットが炎上する日本。
お国柄が垣間見える気がした。

受験生の考えが甘かったかもしれない。
だが、簡単に前日移動と言うが、宿泊にしてもそう簡単にはいかない家庭も事情もあるだろう。

とは言え、このままでは受験に間に合わなかったかもしれない。
だからこそ、JR滝川が、そのためのシュミレーションをしていて、タクシー代は、JRが払った。
受験生は、結果、試験に間に合った。

この行為は、JR滝川の考え方だ。
それで受験生が救われたのだ、神対応、結構な話じゃないか。

彼等はJRに感謝しているだろうし、もしかしたら親御さんは、JRにお礼の菓子折りを持っていったかもしれない。

このことで、この路線の人気が上がれば、さらに言うことはないだろう。

彼等は、運が良かった、それだけの話しだ、と思いたい。