レターポットとは?その仕組みと使い方。

お笑いのキングコング西野が1月初めころ、フェイスブックで「レターポット」ができた経緯を語っていた。

「差し入れ」や「千羽鶴」が人を苦しめる…ということに、正直びっくりしたが、レターポットは思ったより奥が深いようだ。

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レターポットとは

「恩送り」をコンセプトとした信用経済時代の新しいサービス。

ネット上にある「レターポット」を媒介とし伝えたいメッセ―ジ(1文字5円の文字)を贈ることができる。

レターポットで作りたい世界

・「恩贈り」=人に与えること
・とにかく見返りを求めない
・既読スルーOK
・返信はいらない

具体的には

・Aさんが(レターポットの)運営から文字を買う(一文字5円)。
・Bさんに「成人式おめでとう!!」と贈る(10文字で50円)。
・受け取ったBさんが持っているレターポットに文字が振り込まれる
・Bさんは、メッセージを(文字)読むことができる

Bさんのポットに10文字入っているので、それを使って、今度はCさんに「結婚おめでとう!!」(9文字45円)を贈ることもできる。

レターポットを使うために必要なもの

・登録には、ツイッターかフェイスブックのアカウントが必要
・レターの購入はクレジットカードのみ

※レターポットの説明が書いてあるサイトを見ると、購入の画面は100レター(540円)と1000レター(5,400円)の2種類だったので、ここから始めることになりそうだ。

重要なポイント
レターポットを媒介とするので、自分はもちろん相手も「レターポット」を持っていなければ(登録していなければ)やり取りはできない。

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「レターポット」ができた経緯とは

贈り物で人が苦しめられている

差し入れ
差し入れで生ものを頂くと食べきれないことがある。スタッフに分けても食べきれない、そんな時はゴミ箱に捨ててしまう(もちろん本意ではない)貰った瞬間に、その食べ物の未来が(ゴミ箱に行く未来が)見える。なので、差し入れを断っていた。

だが「差し入れは、ファンサービスなんだから受け取れよ」と怒られてしまったことがあった。
性格上、僕は「いらない」と言えるが、皆はそうでないのかなと思っていたら実はそうではなくて、いらないけどいらないと言ったら怒られるからしぶしぶ受け取っていた、という事が分かった。

千羽鶴
西野は阪神淡路大震災の時、ボランティアに行ってた。彼の時間(手伝いは)千羽鶴などの撤去に奪われた。これ(千羽鶴)をどけなければ、トン汁や毛布などの流通経路を確保できなかった。この千羽鶴の処分にかかるコストは被災者持ちだった。

「千羽鶴いらない」というと「うちの生徒があなた方の事を思って、折ったのにいらないとは何事だ」と送った側の言い分で被災者が叩かれてしまう。東日本大震災でも、熊本も同じ問題があった。

「いらないものをいらない」というと叩かれる。
贈り物で人が苦しめられている。
でも、悪者はいない。

物が不足していた時代は、贈り物は相手の幸せに直結していたが、今は物があふれている。今は持ち物をコンパクトにしておきたいと思うようになっている。

レターポットの特徴

プレゼントを選ぶ、それに費やされた時間に価値がある
プレゼントにお金という考え方がある。お金は便利だが、時間が費やされていないからちょっと寂しい。この問題を解決する方法は、送るお金に「時間が可視化」されていれば、受け取りやすい。

送るお金に面倒を足す…これが文字であり手紙だ、ということ。

電報とは違う
電報は受けとったらそこで、止まる。が、贈られた文字は「持ち文字」になり別の人に贈ることができる。

レターポットは「文字の口座」である

いつ誰から、いくら贈られたか、誰に送ったのかなどが、わかるようになっている。

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換金はできない

レターポットを使う上で一番気になるのが「換金できるのか」だ。
ビットコインなどが有名になったおかげで、贈られた文字が金額で分かるためそれを換金出来ればいいなぁ、と考えてしまうのだろう。

だが、西野の考えは…レターポットを使っている人は一文字5円に価値がある事を知っているから、お金に換金する必要はないだ。

・「レター送って」が言えなくなる
・いっぱい送られた人は資産になるので税金がかかる

という事もあるが、何より、もう、通貨に換金するという考えは古い。
通貨(紙幣など)は、資本主義の媒介物であり見返りを求めるものだ。

レターの考え方とは、矛盾する
レター(ポット)は信用を稼ぐもの。

その先は、集めた信用をお金に変える。例えば、クラウドファンディングやオンラインサロンをすればいい。
必要な時に、必要な分だけ、必要なお金をつくればいい

レターポットは「信用の計測器」であり「信用の可視化装置」でもある。

まとめ

最初は、ビットコインのように換金できるものだと思っていた。ところがそうではなく「ありがとう」とか「おめでとうとか」言葉を贈るために文字を買うんだということが分かった。

西野の考え方の芯がしっかりしているのに驚いたし、わかりやすく理屈が通っていることもすごいと思った。

例えば…

今は「いいね」に価値がある。いいねをもらうために、お金や時間をかけている。インスタ映えするデザートを買ったり、時間をかけてその店に行ったりする。これは、お金より「いいね」の方が価値があるという事だと…と言っていた。なるほどな、と思った。

レターポットで集まった文字を換金し1万円のバックを買って彼女に贈ったとしても、それは1万円の価値しかないし、贈られた彼女が欲しがっていないとしたら…質屋で売られて、しかも半額以下ってこともある。

だが、レターポットの文字は、贈ってもらったり、さらに使うことでその人の信用の証になる。

考え方次第、といえばそれまでだが、この考え方は嫌いではない。

ただ、私のような年齢の人間には、相手を探す方が難しいかもしれない。

いずれは、この贈られたポイントの使い道を別の形で考えているというから、まだまだ進化するのだろう。

もう少し様子を見守ってから、参加を考えてみようと思う。

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