有給休暇の会社買い取り、アリ?ナシ? 労働基準局の見解は!

有給休暇の取り扱いに怒るブログの
エントリーが話題になっている。
投稿者の会社では
「年間15~20日の有給休暇が付与され、
40日まではストックされるが
それ以上は消える」とある。

何故40日なのか?

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有給休暇の取り扱い

有給休暇のストックが40日の理由

労働基準法第39条に規程されている
「年次有休休暇の付与日数」と、
労働基準法第115条に規程されている
「賃金の請求権の時効」によるものでしょう。

つまり第39条第2項で、
会社から与えられる有給休暇は
勤務年数6年6か月で最高となり
20日間。
それ以降は、
毎年20日間ずつ増えてゆくとし、

第115条では、
有給休暇の請求権は2年で
時効になる
と定めています。

ですから、
もし有給休暇を取らなければ、
6年6か月後には、
20日の有給休暇×2年間=40日間。

翌年には新規に20日間増え、
時効で20日間減るという事を
繰り返すので、40日間以上は
増えないことになります。

これは、
労働基準法に定められているので、
どの会社でも同様でしょう。

有給休暇取得の壁

有休休暇とは、
労働者がいつでも自由に取る事が出来、
会社はそれを拒む事は出来ません。
(例外は有りますが、一般論として)

また、有給休暇を取った事に対して
皆勤手当てや賞与の減額、
不利な人事考課等を行ってはいけない
とされています。

然しながら、
企業も労働者も気持ちよく有給休暇を
取れるという会社は、果たしてどの位
あるでしょう?

私が以前勤めていた会社では、
勤務がシフト制であった為、
有給休暇を取るとなると、シフト調整や
代わりの勤務者を探したりと、
とても大変でした。

勿論、
そのような環境が全てとは思いませんが
いわゆる中小企業などは、
似たり寄ったりの会社が多いと思います。

やはり、
有給休暇を取ろうと思ったら、
「壁」があるのだなと痛感して
いました。

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有給、取れないならせめて買い取ってよ!

有給休暇を与えておいて、
「消化しきれなければ残りは消滅しますよ」
って言うんなら、せめて買い取ってよ!

という声が聞こえてきそうですが、
これも会社側に買い取る義務は
ないのです。

ここでやはり第39条が出てきます。

本来、有給休暇は、
「賃金を保証」しつつ労働者を
労働義務から解放するのが目的の
制度です。

有給休暇分の金銭と引き換えに働いても
「労働からの解放」とは言えず、
有給休暇を定めた第39条に反する
としています。

従って、会社側が有給休暇を買い取る
義務はないということになります。

有給休暇買い取りの例外

但し…
社内の制度として、消滅した有給休暇を
買い取る制度が出来ているなら、
買い取りは可能です。

この場合は、
会社側が2年の時効で消滅してしまった
有給休暇相当の金銭を支払う事は、
違法ではありません。

然しながら、
そのような制度を整えている会社は
よほどの優良企業ではという気が
します。

それともう一つが、退職の場合です。

退職によって有給休暇そのものを
消化出来ない場合に、未消化有給休暇を
会社が買い取るというのは、
結構ありがちなケースでしょう。

私も、退職の際には未消化の有給休暇を
会社に買い取ってもらいました。

何れにせよ、
法律で認められた有給休暇です。

労使双方で気持ちよく取れる会社が
増えるといいですね。

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