精霊の守り人最終回「旅立ち」のいいところはトロガイ(高島礼子)が全部持っていった?

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精霊の守り人 最終章、最終回…

その時、大地が揺れ天変地異が起こる。金の鳥が空を舞う―
とうとう、その答えがわかる。

結局、聖導師に操られていただけだった帝。
信じ切れていなかったヒューゴに実は期待されていたラウル王子。

ちょっとしたどんでん返しあり、の最終回だったが、ファンタジードラマはこういうハッピーエンドに限る!

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「新ヨゴ国の民」を救いたい、愛弟子タンダの言葉に危険な呪術を使うトロガイ…最後は、彼女のおかげで民たちは助かった。いいとこを最後に持っていったのは、バルサでもなくチャグムでもなくトロガイ(高島礼子)だった…

個人的には、満足。とりあえず最終回を振り返る。

「旅立ち」の簡単なあらすじ

新ヨゴ国はヤズノ砦の戦いで、チャグム率いるロタ王国とカンバル王国の兵士の援軍により撃退、勝利した。しかし、新ヨゴ国の帝は、ロタ、カンバル両国の助けを拒み、兵を引き上げさせた。これで、新ヨゴ国は、その後の戦に勝つ望みは絶たれた。

その一方で「ナユグの春」によって、大洪水が起こり新ヨゴ国が消える時が、刻一刻と迫っていた.。

金の鳥が空を舞う…正体はトロガイの魂だった!

タルシュ軍にとらわれているバルサ(綾瀬はるか)とタンダ。タンダは魂をトロガイの元に飛ばしていた。そしてトロガイに「ナユグに春がきた」と伝える。この地が洪水に襲われることを早く民に知らせなければ…というタンダ。

トロガイもそれはわかっていたが、知らせたところで信じてはもらえない、と思っていた。

タンダは「人々を助けたい。アスラやコチャの様にナユグの存在に気付ける人はもっといるはず。トロガイの話なら聞いてくれる」という。トロガイはそれできるのは「光の鳥」の術だと悟る。

それは魂をばらばらにして飛ばし「危険を知らせる方法」だが、元に戻れない可能性がある危険な呪術だ。タンダは「自分ができればいいのだが」と言う、とトロガイは「私にしかできない、やってみよう」という。

やがて雨風が強くなり、避難する人々。

トロガイは、森の中の大きな木の切り株に腰を下ろし、自分に術をかける。やがて木の根に絡まれていき、包まれ(中でトロガイが若く?なり)金色に輝く。そして突然、小さな光の塊が鳥の形になり、四方に飛び散るのだった。

オッカ村の人々と逃げていたコチャがその光を見た。そして「ダメだ、もっと上だ。もっと上に逃げて。大水がくるよ。お願いだ、皆に言って」と姉に言う。

そのころ、シュガも星読みの塔の鐘を鳴らして危険を知らせていた。そして飛んで来たトロガイの金の鳥にぶつかる。そして「シュガよ、逃げろ」という声が聞こえた。

四路街の人々と山を歩いていたアスラも金の鳥からメッセージを受ける。だが(シーズン2での出来事以来、ショックで)声が出せないでいた。必死でそのメッセージをマーサに話そうとするアスラ…

そして奇跡が起きた。「…に・げて。ここにいたら危ない」。アスラの声が出たことに気付き、喜ぶマーサ。アスラは兄に「早くみんなに言って、もっと上の方に行って。ここは無くなってしまうの。水の中に沈んでしまう。」だが喜ぶ人々に囲まれてその声が消えてしまう。

トロガイのメッセージは、このように、タンダの願い通り、ナユグの世界を感じることができる人々に伝わってゆく…

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タルシュ王国が滅び、ラウル王子は…

牢屋に入れられたチャグムを狩人のジン(かつての腹心の家来)が助ける。そして弟のトゥグム王子は新ヨゴ国が無くなると知った星読みのガカイが連れ出したことを知る。チャグムは、トゥグム王子が行く先はタルシュの陣地ではないかと思い、ジンと共にタルシュ軍のラウル王子の元に向かう。

ラウル王子に会ったチャグムは、休戦の申し出をする。すると捕らえられていたバルサが連れてこられる。驚くチャグム。だが、ラウル王子に「この国はもうじきなくなる」と告げる。

それを聞いたラウル王子は「民を引き渡せ」という。だがチャグムは「このまま戦を続ければ皆死ぬだけだ」という。その時、地震や強風が吹き荒れる。敵に囲まれるチャグム、そこへカンバルの「王の槍のカーム」が現れ、チャグムの窮地を救う。

ヒューゴに抑えられていたバルサは彼を振り切り、カームの投げた槍をで手の縄を切り、槍を構える…

(これがカッコいい!もう、見れなくなるのか…)

バルサがラウル王子をとらえ、形勢逆転となった時、セナ(ヒューゴの仲間)がタルシュ帝国より「タルシュ帝国が滅んだ(皇帝と皇太子はもいない)」という知らせを持ってくる。

実はタルシュ帝国の総督べリスとヒューゴが「タルシュ帝国そのもの、ラウル王子のゆく道を変えるため」反乱を画策していた。ラウル王子が新ヨゴ国にいる間に総督が反乱を起こして勝利したのだ。

それを聞いて負けたと思ったラウル王子はバルサに「私を殺せ!」と言う。とりあえずバルサは相手をするが、相手には、ならない。

バルサは「力のあるものがなぜ逃げようとする、何故生きようとしない?負けたから死ぬ?そんなもの初めから力でもなんでもない。負けたものこそ者こそ生きるべきなんだ。」とラウル王子を諭すのだった。

さらにヒューゴはラウル王子に「ここにはあなたを迎えると書いてある。武力によって守られる国境を無くし、一つの大陸を作りたい。新しい大陸のあり方を求めたい。そのためにはラウル王子の力が必要だ。」

「我々の理想をかなえることができるのはあなたしかいない、と私も提督も見極めていた。だからこそ国を焼かれ、親兄弟を殺されても貴方についてきた。我々と共に存分にその手腕を発揮してください」と言う。

それを聞いたラウル王子は、ドロドロで倒れたまま「無頼ものが何をいうか」と泣くのだった。

そして…
タンダが高いところから警鐘をならす。「早く逃げろ!」と。

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悲しき運命…帝は神になった

そのころ星読みのシュガは、帝に「ナユグの水がもうすぐこの国に押し寄せるので民を山に非難させてくれ」と頼んでいた。

そしてさらにシュガは、彼が知りえた「この国の真実」を帝に話すのだった。

…この国は、最初の帝とその時の大聖導師が築いたもの。
その大聖導師はナユグの行く末(この国がいずれ消えること)を予言していた。

それなら、なぜこの地に都を築いたのか…

大聖導師は、それ(この国が消える)までに「民が生きられる場所作れ」と言いたかったからで「新しい国を作るのは、神ではなく人である。神に国をゆだねるな」と伝えたかったのではないか、と言う。

だが、代々の聖導師はいつまでも「この国は神が作る国だと、神が守る国だと民に信じさせてきた。そして代々の帝を苦しめ続けてきた。」といい、(今、聖導師である)シュガは帝に「申し訳ない」と伏して謝るのだった。

帝は「それが本当なら天が怒っているのだ。私は神として受け入れなければならない。すぐに民を逃がせ」という。そして「我の魂は天に清めてもらわねばならぬ」と言うのだった。

宮殿に一人いる帝の元に、二ノ妃が現れる。逃げないのかと聞かれると「逃げない、これでようやく陛下は私だけのもになる」と言う。が帝は「私は誰に者にもならぬ。私は私のものですらなかった」という。

だが二ノ妃の顔にふれ「もし人に生まれていたのならお前と一緒に逃げたいものだ」とも言った。

(妃の愛情を感じ、神ではなく人間として生きたかった、という思いを初めて彼は妃に打ち明けた瞬間だったに違いない。)

そこにシュガが現れると、帝は「連れていけ」と、シュガに妃を託す。

チャグムが魂を飛ばして、父に会いに行く…

チャグムとバルサたちが避難先の「山の宮」に向かっていた途中、突然チャグムが気を失う。

帝が山に向かい、祈りをささげていると水の塊が宮殿を襲った。帝が、気付いた時には、水中の宮殿の中にいた。そこへ小さい頃のチャグムが現れ、やがて大きくなったチャグムが目の前に立って手を伸ばしていた。(チャグムは魂を飛ばし、父に会いに来たのだった)

その手をつかんだ帝。泣きながらチャグムは帝にすがり、帝は彼を包み込んだ。そして、いつの間にか、多くの水の精霊たちが二人を包んでいた…

(親子の心が通じた瞬間だったのかもしれない)

バルサの膝の上で目が覚めたチャグムは「父上が神になられた」と、言った。

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チャグムの決心、バルサは槍を置いた…

山の宮で久しぶりにシュガと会う、チャグム。「帝の思し召しで、民も助かった。」と聞き、嬉しそうなチャグム。そこへトゥグムが現れる。光る鳥が女の人になって連れてきてくれた、という。

それがトロガイだ、とバルサが言うが、綺麗な人だったという言葉に信じられない二人(チャグムとタンダ)…。

(この時の高島礼子の満面の笑みが、かなり印象に残った。)

その頃、トロガイは…無事、元の姿に戻り、家に戻るのだった。

チャグムは、助かった民の為に新しい国を築く決意をする。暖かい目で彼を見つめるバルサ。その後、バルサの前に二ノ妃が現れた。

妃が「貴方を用心棒に雇って本当に良かった」と、言うと、バルサは「チャグムの強さはあなたに似たのです」という。「そしてあなたに育てられた。母として心より礼を言います」と妃が言うと「その報酬なら十分に頂きました」と答えた。

(…まるでチャグムの二人の母の会話のようだった。)

雪が少し残る山を歩き、途中たたずむバルサ。
タンダの家の前に着くと、タイミングよくタンダが出てきた。笑顔になるバルサ。

「ただ今」と言うとタンダは笑顔で「お帰り。」と言う。バルサは嬉しそうにほほ笑む。タンダは「鳥の鍋できてるぞ」といい中に戻る。バルサは、持っていた槍を入口に立て掛け、それを少し見つめた後、タンダの家の中に入っていく…。

(入口に置かれた槍は、バルサの長かった用心棒としての戦いの日々が終わったことを物語っているようだった。)

精霊の守り人が終わって…

この物語の主人公はバルサ、そしてチャグム。二人は新ヨゴ国の民のために長い戦いの日々を過ごしてきたが、結局トロガイが民を救った、という一言に尽きる。おいしいとこを持っていった感じだ。でもこれは悪くない、と思う。

やさしい顔をしたバルサを最後に見ることができたのも、いい。槍を置いた時の少し寂しげな横顔もいい。ファンタジードラマの最後は、こうでなきゃ。

ただ、トロガイのメッセージを受けとり、危ないと、言うアスラを「口が利けるようになった」とマーサたちが喜ぶのはいいのだが、彼女らは助かったのだろうか?とちょっと心配している。

バルサはアスラもチャグムと同じようにかわいがっているから、口が利けたのを知ったら喜ぶだろう。

今回、最終回で終わってしまったが、これらがどうなったのかという、出来れば後日談みたいな、特番を作ってくれたら、嬉しいと思う。

例えば…

バルサとタンダが夫婦となり、子供を抱き、ユーカに会いに行く。

それぞれの国の新しい王たちが、平和に国を治め、仲良く国交している。

カームが立派な王の槍になっている。

とか…。

そういう特別番組を、半年後ぐらいでいいからやって欲しい、と切に願う。無理ならアニメでもいい!

NHKさん、よろしくお願いします。

精霊の守り人 最終章 最終回「旅立ち」

(再放送)2018年2月3日(土)
午前0時55分から1時53分[金曜深夜]