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今度は架空請求「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」のハガキがきた!

気になるキーワード

7月は、詐欺に適した月なのだろうか?

7月上旬にパソコンに突然入った「Googleメンバーシップ・リワード」の「ギフト当選」詐欺その10日後、に入ったのは、「Windowsエラー」詐欺。

その5日後、今度はハガキが届いた。その名も「訴訟最終告知のお知らせ」。
この手のはがきは、数回頂いているが、これまではすぐ捨てていた。

詐欺続きだったこともあり、今回は記事にするため、少し調べてみることにした。

消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ

身に覚えもなく、突然「訴訟だ!」「差し押さえだ!」と書いたハガキを貰う。
しかも肝心の訴訟の元になっている「消費料金」がなんの消費料金なのか、がわからない。

ただ、これで“あれかな?”と思いあたる人が、引っかかっちゃうんだな、これが。

ハガキには消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせと書かれている。
一応読んでみたが、あいかわらず、何を伝えたいのかよくわからない文章だ。

内容をまとめてみると…

・貴方(私)が利用している(何かの)契約会社もしくは運営会社が(私を相手に?)契約不履行として民事訴訟の訴状を提出した
・その裁判の取り下げ期日(7月27日)が過ぎたら訴訟を開始する。
・その日までに、「訴訟最終告知通達センター」に連絡してこなければ、原告側(契約会社もしくは運営会社)の主張が受理され、強制的に差し押さえなどをすることになる。
・(裁判or訴訟を?)取り下げてほしければ、連絡くれ!

さらに

・管理番号(わ)○○○
・取り下げの締め切り…7月27日
・送ってきたのが「訴訟最終告知通達センター」という所
・送ってきた住所…霞が関の住所

ということで…

ポイントとなる部分を一つ一つ見ていく。

気になるポイント

○消費料金…なんの?
これだけを書かれて、ピンと来る人はよっぽど怪しいサイトか何か見ている可能性がある?

○訴訟最終告知…訴訟?
最終告知と言うからには、前もって何かしら伝えてあるんだろうな!と聞きたい!

○契約会社もしくは運営会社…なんの会社?しかもどっち?
「契約会社」「運営会社」一つに絞れていない時点で、信用性が無い。

○契約不履行…何を?
契約不履行と言われても…どんな契約をしてたのかさえわからない。

○管理番号(わ)○○○…これは「事件記録符号」っぽい。
裁判所が受け付けた事件の種類を識別する符号に似ている。
※「ひらがな」が刑事事件で(わ)なら「地方裁判所で扱う公判請求事件」となる。

○訴訟最終告知通達センター…は、存在しない(らしい)。
○霞が関の住所…存在しない(らしい)。
○電話番号…事業者情報は未登録だった。

該当住所がない。
電話番号は未登録。
契約不履行だという相手の「会社」も「内容」もわからず「告知」された記憶もない。

なので、相手にしないのが一番だ。

騙されないために

これほど、怪しすぎるにもかかわらず、被害が出ているという事は、やはり、その人の認識不足なんだろうなと思う。

「弁護士」「裁判」「差し押さえ」など、普段お世話になった事がなければ、え?と思うのはわからないでもないが…。

「契約不履行」の内容や「締め切り」が気になるから、とりえず話だけでも、と思ってしまうのだろう。

まず、正式な裁判手続きの通知がハガキで来ることは、ない
本物は「郵便送達報告書」で郵便屋さんが手渡し、受け取った人の署名又は押印が必要!

電話をかけたくなっても、まず住所や会社名をスマホで調べる。

⇒今回の場合、最初から「架空請求」と出た。
「架空請求」放っておいたらどうなるか?

今日は8月2日(1週間経った)だが、今のところ何にもない。
ていうか、私の場合ここ数年で、この様なハガキは、5枚以上は貰っている。
全て、無視しているが、何もない。

なぜかと言うと、
・そもそもハガキの内容が架空
・不特定多数の人に出している
からだろう。

どうしても、その人からお金が欲しければ、直接電話すれば、済むこと。
なのに「ハガキを出す」という事は、住所はわかるが、それ以外の情報は持ち合わせていない可能性が高い。だから、それ以上深追いはしないのだろう、と思う。

なのに「こっちから電話をかける」という事は、わざわざ情報をくれてやるようなものだ。

…ね、だから、電話はやめたほうがいいよ。

なぜハガキが来るのか?

残念ながら、個人情報は洩れるもの、と思った方がいい。
しかも個人情報は高額で取引されるので、裏の商売になりやすい。

「私は、個人情報は、出してないよ」と言う人でも、学生時代の卒業アルバムに載ってる住所同窓会名簿などは、誰がどう管理しているか分からないので、特に流出しやすい。

最近なら、ネットで商品を購入するために書き込む住所。
「この目的以外には使いません」と記していても「個人情報流出事件」は大企業でも起こすし、後を絶たない。今は、そんな世の中なのだ。

さらに、ハガキが来やすい人

一昔前なら「消費者金融を利用したことがある人の住所は、流れされやすい」と聞いたことがある。

ま、それでなくても最近なら、ネットのアンケートに答えればポイントがもらえる、とか登録すれば、抽選で当たるとか、そんなものに住所やアドレスや電話番号を入れてしまったら、もう簡単に、流される、と覚悟した方がいい。

もし電話したらどんな話になる?

相手の目的は「訴状を取り下げて、和解金を払わせる」ということのようだ。

私は怖くてできないが、ネットを見るといくつか電話した人の話が見つかる。
ハガキの場合は、名前や住所、電話番号を聞かれるらしい。

ほとんどが
・何月何日に見たサイト(アダルトとか)
・その時に登録して解約してない、あるいは利用料と延滞料を滞納している、と言われる。
・身に覚えがない、と言っても通用しない
裁判を起こす準備をしていると言われる
・和解するという方法もある、と言ってくる
・支払いはコンビニで電子マネーで払え、と言う

パターンはいろいろあると思うが、こんな感じらしい。
その時の相手の口調がきつかったり、脅されれば、最初に住所も言ってしまったし、つい怖くて「払います」と言ってしまいかねない。

不安を感じたり対処に困ったりした場合には、すぐに近くの消費生活センター(消費者ホットライン188「いやや」)に相談。

脅されたり、直接回収に来たら、すぐに警察に連絡した方がいい。

※興味本位で、電話をしてしまうと「騙されやすい人」として詐欺集団のリストに載る恐れがある。⇒電話やハガキによる架空請求などの詐欺のターゲットになってしまう可能性がある。

ハガキが来たら

・無視する
・破って捨てる

が一番!

山梨県警のツイッターが話題に

ちょっと前の話だが、山梨県警の人のツィッターが話題になった。
架空請求のはがきにツッコミを入れている、というもの。

まとめ

いずれにしても、7月は、一気に3つも詐欺っぽいものが来てしまった。
7月に詐欺しやすい理由でもあるのだろうか?

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今はこうして、ネットで調べながら情報を得ることが出来るので助かる、と言えば助かる。ま、ネットが無ければ、起きることもない詐欺もある…のだが。

以前、銀行勤めの姪が、詐欺に振込みしそうな老人に声を掛け、未遂にしたことがあるらしい。

うちの姪っ子、偉い!