田中角栄元首相逮捕から40年。石原慎太郎・元東京都知事は語る!

戦後最大の疑獄事件と
言われた「ロッキード事件」から
40年が経った。

この事件は、元首相の逮捕
という、衝撃的な結末を迎えた。

この事件に対して、
かつて田中元首相の
金権政治を批判し、
政治集団「青嵐会」を
立ち上げた
石原慎太郎・元東京都知事。

彼が、が語る「田中角栄」とは?

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人を見る天才

田中角栄を知る人は、皆その人間性の虜になる。

「弱者への思いやり、格差社会の傷みを忘れなかった人」であり「“人々の暮らしを楽にする”という政治の原点と己の信念を忘れない人」だった。
義理人情に厚く人の心を掴む天才、それが田中角栄。

田中角栄と金権政治

だが、一方で田中氏といえばロッキード事件に代表される金権政治のイメージが強い。
しかし当時金権主義というのは、自民党の体質であり、決して田中氏のせいではなかった。
そんな自民党の中でのし上がっていくには、金権という方法論しかなかったのだ。

だから田中氏だけを攻めるわけにはいかないと思う。

仕組まれたロッキード事件

田中角栄は、トライスターの購入を巡り、賄賂を受け取ったとされ逮捕された。
しかし当時、ロッキード社に関しては、P3C対潜哨戒機オライオン導入を巡るもっと大きな疑惑があり、これに関与している政治家はもっと沢山居た

ところがこちらの方は完全に黙殺されてしまった。
一説には米国が、自分達の思い通りになると思っていた日本を、日中国交正常化や資源外交で独自の道に進めようとしていた田中角栄が目障りになってきたとか・・・

日本の裁判所や検察が首相経験者を逮捕するという思い上がりから先走りしたとか・・・
色々きな臭い噂もある。

だから、あのロッキード裁判はいろんな意味で滅茶苦茶だし、田中氏はある意味人身御供で気の毒だった

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スリーハンドレッドクラブでのエピソード

以下引用

石原慎太郎の語る田中角栄との印象に残っているエピソードで有名な話がある。

青嵐会を立ち上げ、田中氏の金権政治を批判後、ゴルフ場(スリーハンドレッドクラブ)のテニスコートでテニスをしてクラブハウスに引き揚げたとき、仲間の参院議員がいた。

「私を見ていかにもバツが悪そうな顔をし、許しを請うように片手を挙げました。
それを見て向かいに座っていた相手が怪訝そうに振り返りました。それが角さんだった・・・」

私もびっくりして、まずいなと思ったんだけど、角さんが「おお石原君、久しぶりだな、こっち来て座れよ」と手招きをした。

私は「先般はいろいろご迷惑おかけしてすいません」と頭を下げたら、「ああ、お互いに政治家だ。気にするな」って。
そして、自分で窓際の椅子を持ってきて横に置き「まあ、ちょっと付き合って一杯飲めよ」とウエーターを呼んで「おい、ビールをもう1つ」。

これは・・・何という人だろうと思わずにはいられなかったね。

角さんが、もし生きていたら…

彼ほど先見性に富んだ政治家はいなかったというのが正直な思いでね。彼のような天才がまだ生きていて、政治家として復権していたらと思うことはよくありますよ。

都知事時代、自分がやろうとしてできなかったことはたくさんありますが、もし角さんが元気で相談していたら実現できたかもしれないと思う。

じつはこの本を出した縁で、角さんのお墓参りがしたいんですけど、お墓は新潟の家の敷地内にあるから、入れない。東京にもお墓があるかと思ったら、ないんだな。

せめて目白のお宅にお邪魔して、仏壇があったら拝ませてもらいたいんだけど、どうかなあ。おそらく入れてもらえないんじゃないかな(笑)。
(週刊現代2016年5月7日・14日合併号より)

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