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どうして刑事を「デカ」と言うの?~「チコちゃん」の答えは意外なものだった!

なぜ刑事をデカと言うのか?

そういえばなぜだろう?

刑事=デカ
言葉に似たところはない。

そうなると知りたくなるのが人情だ。

返ってチコちゃんの答えは予想外だったが、その言葉に至った経緯を聞くと、なるほど、と納得できた。


第5回「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんの最初の質問は、「なぜ刑事をデカと呼ぶのか?」だった。

ゲストの紫吹淳は「でっかいから」と答えたが…
もちろん「ぼーっと生きてんじゃねえよ!」という言葉が返ってきた。

お巡りさんを「駐在さん」と呼ぶでしょ?と言う話になり、小は誰?という。すると「こまわりくん」という事になり、チコちゃんに「うまくまとめてんじゃねーよ」と言われる。

番組では、元刑事で、TVでよく見かける犯罪ジャーナリストの飛松さん(デカ歴38年)に、この質問をしたが、知らなかったようだ。

なぜ刑事を「デカ」と呼ぶのか?

○チコちゃんの答え
「和装のコートを着ていたから」

俗語研究の第一人者によれば…
刑事を「デカ」と呼ぶようになったのは明治の前半ころから、だという。
この事は、明治25年日本で初めて出版された「隠語辞典」に載ってるそうだ。

当時(約140年前)…
警察官洋式の制服だったが、刑事は目立たないように和服を着ていた。そして、着物の上に「角袖のコート」を着ていたので、一般的に、刑事の事を「角袖」と呼んでいた。

すると、犯罪者は、近くにいる仲間などに「角袖が来た!」とは言えないので、隠語を使った。犯罪者はよく最初の文字をうしろにもっていったりして言葉を作っていたので…
クソデ」⇒「クソデとなる。

だが、伝えるには早く言わなければいけないので、短く「クソ」を取って「デカ」と言うようになった。

クソ」⇒「クソデカ」⇒「デカ

「デカ」と言う言葉が一般的に広まったのは

そして「デカ」と言う言葉が一般的に広まったのは、1972年に始まったTVドラマの「太陽にほえろ」の影響ではないか、という。視聴率40%というこのドラマの人気と共に世の中に広がった。この影響は現場の刑事たちにもあったそうだ。

番組では、その他の警察専門用語も紹介した。

ラジオ=ラジオは無線で飛ばすから「無銭飲食」
さんずい汚職(「汚」がさんずい篇だから)
うかんむり窃盗(「窃」が「ウ冠」だから、らしいが、チコちゃんは「あれは『あなかんむり』だけど」と言っていた)

思いがけない答えだったが、これは、面白いな、とつくづく思った。

さらに、チコちゃんは、彼女独特の感性でゲストにあだ名?をつけて呼ぶ。個人的には、番組の中でも、結構楽しみの一つでもある。

ちなみに…紫吹淳は「歌劇団」と呼ばれた。(うまい!)

 

二つ目の質問は「てるてるぼうずって何者?」だ。

これも、気になるねぇ…

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