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キッズウィークは来年から?大型連休が増えるが夏休みは減る?その目的とは?

社会

昨日、来年春から
「キッズウィーク」を導入するための
推進会議の初会合が開かれた。

キッズウィークが導入されれば、
大型連休は増えるが
子供の夏休みは減るらしい。

いったい、どういうものなのか調べてみた。

「キッズウィーク」とは

子どもたち(小学校・中学校・高校)の夏休み(冬休み)を数日削って、他の月の連休にくっつけてできる大型連休の名称(になる予定?)。さらに親は、この期間に子供の休みに合わせて、有給を取得する(ようにして欲しい、ということも含んでいる)。

例えば…

東京都の小学校の夏休みが40日あるとして、最後の5日間を削り35日とする。
その5日間を11月の連休(11月3日、4日)にもっていけば11月3日から11月11にまでの大型連休(キッズウィーク)になる。※来年の場合

親は、この期間に有給を取れば、子供と秋祭りや、紅葉狩り、混まない(?)ディズニーランドなどに行ける、ということになる。

もちろん、削る日数、くっつける月などは、今のところはっきりはしていない。

キッズウィークの設定は地方自治体が決める

政府の方針としては、このキッズウィークの日数やどこに持っていくかは、地方の自治体(教育委員会)がそれぞれ決めることになっている。

なぜ、自治体がきめるか、というと…
学校の夏休みの日数は、地域ごとに違っている。
例えば、東京は42日だが、札幌は26日(らしい)。
一律ではないからだ。

さらに、この構想の目的の中には「観光振興や地域の活性化」も含まれている。
このことからも「自治体に任せるのがいい」ということになったのだろう。

キッズウィークを設定する背景

新たな連休を作る…混雑の緩和、観光振興や地域の活性化、消費の拡大などが見込める

有給休暇の取得…政府は2020年までに「有給取得率70%」を目標にしているので、こうすることで取りやすくなる、という考え。

新たな連休を作ることで(国民のご機嫌伺い的な思惑を感じないではないが)喜ぶ人は多いかもしれない。さらに有給を取りやすくなるかもしれない、という希望もでてくる。

ただ、子どもたちは単純に「夏休みが減る」と文句を言うかもしれないし、親も「そんなこと言ったって、すぐ有給を取れる環境になるとは思わない」と言うだろう。

ま、これから、もっと具体的な話が出てくるだろうから…見守ることにしよう、と思う。