ドラマレモンハートの「たった一人の送別会」。
原作は第2巻PART28で同名のタイトル「たった一人の送別会」だ。
会社の派閥争いの中、去ってゆく上司。
その上司の為にたった一人送別会を開く部下。
その部下に贈った酒になぞらえた上司の思いをマスターが語る…
スポンサーリンク
原作「たった一人の送別会」あらすじ
とある会社の係長、寺田君。
課長に呼び出された。
なんと上司の小沢部長が急遽、大阪に転勤が決まったらしい。
寺田が送別会は?と聞くとやらないという。
8年も一緒にいたのに、というと本人がやらないでくれといったという。
単身赴任で明日たつのなら今夜やろうと寺田が言うのだが、
代わりにに来る部長の歓迎会が今夜7時からあるというのだ。
営業2課は全員出席だという。
場面が変わって…
寺田は小沢部長の家の玄関にいる。
奥さんに「会社の人とは会いたくない」と言っていると言われるが「会えるまでここにいると、動かない。
寺田の頑固さに負けて部長が出てくる。
小沢部長は新しい部長の歓迎会をすっぽかして、自分に会いに来た寺田の今後の立場を気にしていたが
寺田は「やめて下さい」と言う。
会社のことはわからない、ただ自分は8年間お世話になったお礼を言いたかったのだという。
自分一人の送別会だが会場に来て欲しいという。
その会場が…レモンハートだった。
寺田は改めて部長にお礼をいい、二人は乾杯をする。
部長は、マスターに「ドランブイ」があるか訪ねる。
あるというとそれを寺田に贈るといい、店を出る。
そこでマスターの口から語られる、部長が寺田に贈った酒の意味…
以下はレビュー記事から抜粋しました。
スポンサーリンク
酒役「ドランブイ」の物語
1745年のスコットランド-
王位継承権を巡る戦いに敗れたスチュワート王家のエドワード王子には、多額の賞金が懸けられていた。
しかし、そんな賞金には目もくれず、王子を守りぬき、無事フランスまで亡命させた豪族マッキンノン。
そのマッキンノン一族の献身的な忠誠を讃えてスチュワート王家の秘蔵の酒の製法を贈った。
それが「ドランブイ」だったのだ。
つまり、戦いに敗れた王子が小沢部長。
マッキンノン一族が寺田。
小沢部長は「ドランブイ」に寺田に対する気持ちを託したのだ。
たった一人の送別会。
でも、寺田の思いは部長に伝わったようだ。
スポンサーリンク