「ゴスロリ雛人形」を想像してみてください…
ゴシックアンドロリータ…略してゴスロリ
右の画のスタイルが「ゴスロリ」です。
改めて…ゴスロリの雛人形…想像してみてください。
…「ありえない!」と言いますね、ふつう…
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…実は、ありえます。
すごいです。綺麗です。想像を超えます。
日本の文化がこんな形で表現される事に驚き…感動します。
日本の伝統工芸・雛人形に、今革命が起きている!
「日本の伝統工芸・雛人形に革命が!ミヤネ屋で話題!!ゴスロリ雛人形~節句人形工芸師 後藤由香子」
節句人形工芸師「後藤 由香子 作号 由(ゆう)」が創るゴシックアートを取り入れた雛人形、『ゴスロリ雛人形』がそれです。
雛祭り…その起源は奈良時代、平安時代まで遡るという、日本古来・日本独自の伝統行事です。
そして、そこに欠かせないのが雛人形。
そもそも雛人形とは、天皇と皇后をかたどったものです。
「お内裏様とお雛様」と呼ばれるものですね。
内裏というのは皇居・宮中のことで、お内裏様というと天皇を親しんで呼ぶ言い方です。
それに対して、皇后様がお雛様です。
古来よりの伝統工芸というだけあって、雛人形は長い間その形を守ってきました。
お内裏様の装束は「束帯(そくたい)」お姫様の装束は「衣唐衣(もからぎぬ)~俗に十二単」という平安時代の宮廷の衣装をお手本として作られている場合がほとんどです。
後藤さんの創る雛人形は一味違う
その装束は、「ゴシックロリータファッション」をテーマにしたものや「ウエディング」をモチーフにしたもの。
そして、2016年の新作はたまた、フィギュアスケートの「羽生結弦」を意識したお内裏様まで!
でも、それらが全て「変わり羽子板」のような時流ものではなく、本当に綺麗で美しいのです。
古くからの日本の伝統工芸を継承しつつ、それに新しいモードを織り込んだ、正にニューアートの世界ですね。
私がなにより心を奪われたのは、そのポーズと表情です。
なんとも優美で、優しく、美しいその佇まい、そしてその表情はとても現代的です。
後藤さんご本人が仰っていたように「雛人形は時空を超えた愛の贈り物」という表現が相応しいと思いました。
彼女の雛人形は、海外でも高い評価を得ています。
この優しくて暖かい、素晴らしい日本の伝統工芸は、もっと陽の目を見るべきですし、もっと見直されるべきものではないでしょうか。
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