アンナチュラル「遥かなる我が家」久部(窪田正孝)の迷いは父が原因だった!

第8回の「アンナチュラル」はタイトル「遥かなる我が家」にかけて「原因究明」「上倉の事情」「久部の事情」の3本が同時進行のドラマのようだった。

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久部にとって、医者の家系である実家は、昔も今も「遥かなる我が家」だった…

中学の時に父に受けた言葉から、これまで医者として進む道を見つけることが出来なかった久部。UDIラボで働くうちその気持ちに変化が生まれたようだ…そして、今後、自分がいしゃとして進む先をUDIラボで探すと父に言うが、返ってきた答えは…

第8話 その3「遥かなる我が家」久部の事情

雑居ビル火災でUDIラボに運び込まれた10人の遺体。UDIラボのメンバーは、元メンバー坂本や法医歯学医などのヘルプを得て、死因と身元判明に奮闘していた。そして9番目の遺体の頭部に打撲痕が見つかる。「この火事は殺人を隠すための放火ではないか?」という疑惑が浮上した。

そんな時、捜査中の刑事から11番目の被害者で唯一の生存者がいる、と告げられる。
そして、その男の衣服には9番ものと思われる血が付いていた。

久部の父親が登場

11番目の男が入院している病院の医師がUDIラボに訪れた。その医師は、なんと久部の父親だった。「愚息がお世話になっております」と。

ミコトが「発見時の胃の内容物」を知りたいというと、久部の父親は「胃を切り開いて中味を見ろと?…我々が診ているのは生きた人間です、死体ではない」と言う。

さらに帰りがけ「…息子を解雇して下さい」と言う。そして「安月給のバイトなら誰でも…」と言った時それまでうつむき加減で後ろにいた久部(六郎)は「やめてください」と言う。

すると父は久部(六郎)に「3浪して3流医大というだけでも底辺なのに勝手に休学して、解剖医の使いっぱしり、恥ずかしいと思わないのか?速く医者に戻れ」と言う。その言葉に切なそうな顔をするミコト。

すると久部(六郎)は「法医学者だって立派な医者です」と言う。だが父は「この国の解剖率が上がらないのは何故だと思う?。死人に金を使う人間がいないからだ。死体をいくら調べても生き返らせることはできない…」と語るのだった。

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久部の一族郎党は医者

ミコトと久部は居酒屋で飲んでいた。そこで久部は身の上を語る。久部の兄二人は、大学病院の医者。祖父は開業医。いずれはそこで働く、だから自分も当然医者になるものだと思っていた、という。

久部は、中学の頃、ふざけて父に「医者になるのやめた」と言ったら「なら私の子供じゃない」と、本気で言われたらしい。

「“この人の息子でいるために医者になるのか”と思ったら勉強とかわからなくなっちゃって。それからず~っとわかんないまんまです。みっともないっすよ」と言う。

すると、「腹立つな~」と言うミコト。
「腹立つね、六郎の父、うちの優秀な六郎に、なにを言うんだ、って」と言われ、久部は少し笑顔になる。が、「出来損ないの息子」「六郎のろくはろくでもないのろく」と自分を貶める久部だった。

「認めさせるか、法医学で…」

ミコトは「認めさせるか、法医学で。お父さんの仕事は11番の命を救うことでしょ。だったら私たちは、あのビルで何があったのか、身元不明の10人に、一体何があったのか、11番目の男が同関わっているのか。」「9番はなぜ殴られて縛られていたのか。それを解明する。」「私たちは私たちの仕事をしよう。」という。その言葉に笑顔で「はい」と答える久部だった。

9番の身元が判明

UDIラボの働きで少しずつ、遺体の誰がどこ雑居ビルのにいたのか、という事がわかってきた。そして、やっと9人の遺体の身元が確認でき、残るは9番の一遺体のみ。

最初、9番の遺体の脇腹にあった傷を「内視鏡手術痕」と診断したミコトだった。そこから身元不明の人物を探していたがなかなか該当者が見つからなかった。が、ミコトは、その後その傷の見立て間違いに気づく。中堂の意見も聞き、実は銃弾を受けた痕だと判明する。
そこから、9番目の身元が「町田三郎」だと判明した。

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町田に自分を重ねる久部

町田三郎は、暴行と傷害で前科一犯で刑務所に入っていたことがあったらしい。
10数年前に勘当したきり会っていなかった両親がUDIラボに息子の身元確認にやってきた。

両親は警察から「殺された可能性があり、火事はそれを隠すための放火」と聞かされていた。
父親は遺体に向って「このぼんくら息子、悪さばっかり…お前のせいで9人も死んでる、この罰当たりのろくでなしが」と怒る。

父に、勘当されていた町田三郎、だが刑務所を出てからは真面目に働いていたという…久部は彼に同情しつつ、自分の存在を重ね、辛い気持ちになっていた。

やがて…

雑居ビルのスナックで働いていたという女性が現れ、町田はこのビルの常連だったこと。火事の原因がプロジェクターからの発火だったこと。ロープ痕は、町田が動けなくなった11番を背負って助け出したということ、頭の打撲痕は、部屋を開けた時のバックドラフトによって飛ばされた時に、ぶつけた事故だったことなどが次々と明らかになった。

そして「ろくでもない息子生き返らせることはできないけど…でも、罰で死んだって思われて死んだままじゃ、町田さん帰っても肩身が狭いです」と上倉に言った久部。その気持ちから、とうとう町田の死んだ時の様子を突きとめたのだった。

父が教えたロープ結びで人を救い、雑居ビルの人たちがいる場所がまるで自分の家のようだと言っていたとだからみんなを助けにビルに戻ったのだと…そんな町田のことをミコトと久部は彼の両親に伝えた。

UDIで考えたい、これからの事

ミコトの「生きているうちしか話せないんだよね」という言葉でかどうかわからないが久部は父親に、今の気持ちを伝える。

「…今、少しだけど死ぬこととか生きること大切にできそうな気がするんだ。まだどこに進んでいいかわからないけどUDIで考えたい、これからの事」と。

父は「わかった、好きにしろ…ただし二度とうちの敷居をまたぐな」一瞬わかってもらえたように思えたものの…また、父の言葉に打ちのめされる久部だった。

IUDIラボの身元不明の棚から「美代子さん」の遺骨が消えていた。“帰れてよかったね”と久部はつぶやく。帰る場所が無くなったばかり久部は、そこで泣くしかなかった…

失意の久部がUDIラボに戻るとミコトの笑顔と「お帰り」の言葉に迎えられる。東海林や上倉も「お帰り」という。笑顔になる久部。中堂にまで声をかけられ、笑い出す。彼の「家でなくても安心できる場所」がここのあった、と実感したのだろう、泣き笑いになる久部だった。

まとめ

UDIラボのメンバーが、楽しく飲んでいる。ミコトも母に「楽しいよ。毎日」と電話をして、会社の仲間の楽しそうな声をきかせて母を安心させる。

久部もミコトも、もしかしたら東海林も中堂も上倉もUDIラボが「家でなくても安心できる場所」と感じている瞬間なのかもしれない。

週間ジャーナルで「すみません、辞めさせてください」と末次に言う久部。「いいよ、UDIラボで頑張って」と笑顔で許可する末次。

だが、その笑顔の裏には…末次の手にはUDIラボの不正が書かれているゲラがあった。

次回は、いよいよ中堂の彼女と宍戸の接点が見えてくる、楽しみだ。

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