日本テレビの笑点で春風亭昇太が見事10枚の座布団を獲得した。
その時、貰ったのがなんと50万もするという1本の箒(ほうき)だった…
ちょっとびっくりしたので調べてみた。
1本50万 南部箒(なんぶほうき)の魅力
箒の名前は「南部箒(なんぶほうき)」
よく見ると毛先のほうが縮れている。![]()
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南部箒を作っているのは「高倉工芸」という会社。
南部という名前からわかるように岩手の北部「九戸村」にある。
昔から、このあたりの農家の人々は農閑期には、副業をやって生計を立てていた。
この南部箒づくりもその副業から生まれた。
さらに技術を磨き、独自技術を加えてきた生活の知恵でもある。
この寒い土地で種まきから制作まで1年もの年月をかけて、丁寧に作り上げたのが「南部箒」なのだ。
安いはずがない…。
高倉工芸…その工程とは
これに使われる箒草は、栽培の土からこだわり、人々の健康のことも考え無農薬で育て上げている。
春…土おこし、種まき
春になると箒草の栽培が始まる。
まず、先祖代々から受け継がれた肥沃な大地の土おこしをする。
種の名前は先祖代々受け継がれてきた。
「ほうきもろこし(箒草)」を3ヘクタールの土地にまく。
もちろん無農薬栽培だ。
※縮れの理由
気候+独自の栽培法で縮れが出来る。
(やませが強いと影響で縮れが強くなる)
お盆過ぎ 収穫
3メートルにもなる箒草を刈り取る
・収穫…手作業で1月半かけて収穫
・脱穀…チヂれているのがよく分かる
・湯通し…しめる(色が良くなる)
・乾燥…1週間以内に行う
温度湿度に気を配リながら乾燥させる
・選別…縮れの度合い、太さ、長さを
15段階に選別
4,5人で、時間をかけて1ヶ月半。
妥協しない選別が良質な箒を作る。
秋、冬…制作
本業になった今でも作成は秋冬に行う。
例えば「長江箒…」長い柄の箒
絹糸を使って綺麗な模様の編みこみをする。
そしてそれを束にして1本の箒にする。
さらに箒草と絹糸を使って1本1本小さな目を編みこんでいく。
細かい作業で忍耐がいるという。
南部箒の良さ
無農薬、丁寧な作り、現代の暮らしに相応しい日本道具、箒。
・フローリング、畳、じゅうたん・カーペットどれにでも使える
・髪の毛、ペットの毛も軽く掛けるだけでとれる
・生地を傷めない
・耐久性もある
・綺麗なのでインテリアにもなる
・パソコンにも良い
・電気や掃除機の袋も使わないのでかなりエコ
他にも和洋服刷毛、小箒手軽に使える片手箒等がある。
片手箒
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ちっちゃいけど、使い勝手がかなりいい!
カーペットやじゅうたんに付いた髪の毛ペットの毛、たばこの灰、細かなチリなど、強い力を入れなくても、はけるので、じゅうたんを痛めない。
他にも和洋服刷毛などは羊毛、ビロード…どれに使っても生地を傷めない
人気がありすぎて今年の分はもう既に売り切れた。
16年分は年度末に販売する予定だそうだ。
大きさや値段もいろいろあるらしい。
一本は持っていたいものだ。

