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下町ロケットの「ヘッドライト・テールライト」を歌ったリベラって何者?

テレビ情報

下町ロケットの第4話…いなくなった父親を田んぼで見つけた殿村。夕暮れ時、日が落ちる瞬間、不意に流れた曲。透明な声だな、いい曲だな、とよく聞いていたら、なんと中島みゆきの「テールライト…」のメロディーではないか?

じゃぁ、歌っているのは誰なんだ?
…ちょっと深堀りしてみた。

LIBERA(リベラ)「ヘッドライト・テールライト」 Ver.

下町ロケットで流れた「ヘッドライト・テールライト」、この事は、やはりネットでも話題になっていた。この透明感のある歌は「LIBERA(リベラ)」という名の少年合唱団が歌っているという。

個人的には、この第4回でやっと注目したのだが、実はリベラの曲は、今クールの下町ロケットに毎回使われていたらしい。(「ヘッドライト・テールライト」 Ver.は3回と4回に使われていた。)

下町ロケットのHPにも載っていた。

…日曜劇場『下町ロケット』の劇中歌を担当する世界的な少年合唱団LIBERA(リベラ)が、あの名曲「ヘッドライト・テールライト」を『下町ロケット』のため特別にヴォカリーズでカバー!楽曲の収録が行われました。

ヴォカリーズとは、“歌詞を伴わずに(しばしば1種類以上の)母音のみによって歌う歌唱法”だそうだ。※ウィキペディアより  「あ~ああ~」って言う感じ、だな。

LIBERA(リベラ)とは

イギリス、サウスロンドンに住む7歳から18歳までの少年達のなかからオーディションにより選抜結成されたボーイ・ソプラノによるユニット ※ツイッターより

「声変わり前の少年の合唱団」と言えばウィーン少年合唱団が有名だが、まともに「少年合唱団の歌」を聞いたのは、今回が初めてだ。

どの子もイケメンでかわいい。

彼らの歌を聞いた人たちは「透き通る歌声」「心を揺さぶられる」「美しい歌」とそれぞれに表現している。確かに、どの言葉にもうなずける。子供の声って、こんなにすごいんだ、ど。

第4話はここで流れた…

…殿村は佃社長に電話で「親父が田んぼを諦めた」と伝え、家に入る。するとさっきまで寝ていた父親がいない。

あわてて探す殿村。夕暮れの中、田んぼに向かって、手を合わせ頭を下げる父親の姿を見て呆然とする。

夕日が落ちる瞬間、流れてきたのは透明な声のヴォカリーズ、中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」だった。

何度も何度も頭を下げる父親、それを見つめる殿村。トラクターを運転する父親の姿を回想しながら目に涙があふれてくる…

第3話はここで流れた

(第3話でも流れていたとは…気付かなかった。)

…故障していた田植え機が、島津らの手によって動くようになった。これで人の手で田植えをしなくてもよくなった、にもかかわらず伊丹は「この手で植えたい」と言う。そしてまた皆で田植えを始める…(ここからLIBERAの「ヘッドライト・テールライト」が流れ始める。)

夕日に照らされた田んぼの水が金色に輝く。その景色の中で伊丹が佃社長に「本当に来てよかった」と言い、二人はこれからも頑張ることを誓う。

(気のせいかもしれないが、殿村が東京に向かおうとした時、父親が苦しそうにしていた。その時に流れていたのもリベラかな?)

第2話はここで流れた

…次のロケットに搭載予定の「新型バルブシステム」がやっと完成した。佃が島津に報告すると「勝ちましたね、大気圏、突破しましたね」と言う。(ここでLIBERAの歌が流れ始める。)

そして佃の娘、利菜は、佃の元妻で母でもある沙耶と居酒屋にいた。母は、佃の娘ということで「新型バルブシステム」がらみで会社で悔しい思いをしていたことを知っていた。そして「…自慢の娘よ」とほめるのだった。(これ「彼方の光」なのかな?)

第1話はここで流れた

…「トランスミッション開発」に行き詰まる立花洋介と加納アキは、以前自分たちが開発した人工心臓弁「ガウディ」をつけた子どもたちに会いに行く。ガウディを最初に付けた「中島聖人くん」が彼らのもとに駆け寄るが、目の前で転んでしまう。「大丈夫か?」と聞く立花に「うん、大丈夫だよ、僕、他の子たちより強いから、…ここにお兄ちゃんたちがいるから」と言った(瞬間…歌が流れた。)

第1話が放送された後、このシーンで流れた歌がLIBERAの「彼方の光」だという書き込みがいくつかあったようだ。

子どもたちの表情、佃たちの思いと共に心に響く歌声だった。

この第1話と第4話は、特に感動的なシーンだったからなのか、2話3話で使われた時より「音」の印象が強く残っている。

浅田真央も彼らの「ジュピター」を使っていた

浅田真央 「誓い~ジュピター」

この透き通るような声、流れるように滑る浅田真央のスケートに、何とぴったりなんだろう…感動した。


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まとめ

番組プロデューサーの話では「命の尊さ、大地からいただいた息吹の力強さ、人間の作り出した英知の神秘さ、そして宇宙の抱擁感を表現できるのはLIBERA(リベラ)の歌声しかない、と思い、ダメ元でオファーした結果、実現した(※ホームページより)」とのこと。

感動的なシーンは印象に残る。そこで、流れる曲がそのシーンに合っていればさらに心に残る。きれいで透明なリベラの「音」は、プロデューサーの思惑どおり、してやったり、だろう。

ツィッターに「下町ロケットにおけるリベラが陸王におけるリトグリ状態」とあった。

そう言えば前に放送された『陸王』も「Little Glee Monster(リトル グリー モンスター)」が歌う平原綾香の「Jupiter」を感動的なシーンで流して、話題になったのは記憶に新しい。

確かに…。