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なんで「割り箸」は最初から割れてないの?~チコちゃんに叱られる!

割りばし チコちゃん チコちゃんに叱られる

割り箸の正しい割り方
1、箸を横に持つ
2、上下に開くように上の部分を静かにひっぱって割る。

縦に割るというのは隣の人に当たる可能性があるのでマナー違反になるそうだ。

実は、あまり意識してなかった。
気を付けよう。

6月5日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」のゲストは、初登場の伊藤沙莉と4回目の登場(オリジナルメンバー)の天野ひろゆき(キャイーン)。最初の問題は「割りばし」について。

なんで「割り箸」は最初から割れてないの?

「この中で一番お箸の使い方が上手な素敵な大人ってだあれ?」という事で、お箸の使い方を(マネージャーに「NHK出れないよ」って)めっちゃ直されたという、伊藤が選ばれる。

伊藤は、チコちゃんに割りばしを割る仕草を求められ、エアーで割る。
すると「なんで割りばしは最初から割れてないの?」と聞かれる。

伊藤は「新鮮さ!(まだ使ってないっていう印)」と答えるが…叱られる。
だが、惜しかったようだ。

○チコちゃんの答え
⇒割りばしが最初から割れていないのは、蕎麦屋さんが回転率を上げたかったから

割りばし誕生の歴史

詳しく教えてくれるのは日本箸文化協会代表の小倉朋子さん。

小倉さんは「まず、日本で箸が使われるようになったのは7世紀の飛鳥時代だと言われている。
しかし当時の箸は、神様のお供え物にしたり外国の客人をもてなす時に使われたもので、庶民が使う事はなかった」という。

8世紀以降、箸を使った食事は庶民にも定着、当時は木を削った2本の箸が一般的だった。

くっついた割りばしが誕生した理由とは

この割りばしが誕生したのはおよそ300年前の江戸時代中期だと言われていた。
それにはあるお店が大きく関係していたと言われている、という。

そこで…お馴染み「NHKたぶんこうだったんじゃないか“先生”劇場」が始まった。

~栄光の割りばし~

時は江戸時代中期、日本各地から職を求める人々で江戸の人口は増加。
大工(役:小倉先生)や鳶などの職人も増えていった。

当時の職人たちはこまめに間食をして力仕事をこなしていた。
こうした職人たちのお腹を満たしていたのが蕎麦やお寿司、天ぷらなどの屋台だった。

屋台で使われていた箸は、洗って使いまわすのが当たり前、蕎麦屋の店主(役:小倉先生)は洗い物が追い付かず、箸を洗いながら回転率が悪いと嘆いていた。

当時の蕎麦は庶民の食べ物で値段も安かった。
なので回転率を上げないと儲からなかった。

分かれている箸問題

そして分かれている箸にはもう一つ大きな問題があった。

「へい、お待ち!」と店主が蕎麦を客に出した途端、どんぶりに置いていた箸が落ちてしまう。

店主は謝り、別の箸を差し出すが客の大工に「落とした箸をそのまま出してんじゃないだろうな」と言われてしまう。

“転がらず、綺麗だとわかるようにできないかな”…と嘆く蕎麦屋の店主。

このように2本バラバラの箸だと転がりやすく、洗ったものなのか見た目では判らないという事が江戸のあちらこちらの店で問題になっていた(と思われる)。

平らでくっついた割りばしが誕生

そこで誕生したのが平らでくっついた割りばしだった。
「転がらないし、割れてないから新品というのがわかるしな」と大工も喜ぶ。

当時の割りばしは使わなくなった酒樽を再利用して作られたので無駄がなくエコで、そして何よりおもてなし文化を大切にする日本人に好まれ全国的に広まっていった(と思われる)。

“この割りばしのおかげで客にも喜んでもらえるし、洗い物も減って、回転率も上がって…こりゃ儲かるぞ!”と店主は喜んだ。

当時、割りばしの事を「引き裂き箸」と呼んでいたが「引き裂く」という言葉が縁の切れ目を連想させることから明治維新後に「割り箸」という名で定着した。

愛ちゃん情報

小倉先生はマナーの先生でもあるので、正しい割りばしの割り方を教えてもらった。

○割りばしの正しい割り方
・箸を横に持つ
・上下に開くように上の部分を静かにひっぱって割る。

縦に割るというのは隣の人にあたる可能性があるのでマナー違反になります、ということだった。

6月5日 NHK「チコちゃんに叱られる!」参考・参照

まとめ

「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」は、これまで本物の俳優さんが演じていたが今回は小倉先生本人が解説も含めて一人三役で出演、という珍しいパターンだった。

チコちゃんが言うには、先生の子供のころの夢は女優だったので夢がかなったと喜んでいたそうだ。

確かに見ていて、素人とはいえそれほど下手な感じではなかった。しかも三役をこなすとは…なかなか面白かった。

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