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BAR レモン・ハート 第6回「へそまがり人生」他レビュー

BARレモンハート 

週1回の楽しみがまた一つ無くなった・・・

「BRAレモンハート」がとうとう終わってしまった。
(次回からは再放送)
なんか、大事なものを無くしたような、まるで「レモンハート ロス症候群」だ。

それはさておき、取り敢えずはレビューを。

「へそまがり人生」他を見て…

今回の「BAR レモンハート」は、BSフジ開局15周年記念ドラマとして、全13話での放送だったが、レモンハートフリークの私はとても楽しめた。

第1話「へそまがり人生」

まがりさん役のベンガルは、なかなか雰囲気を掴んでいた。
ドラマ独特のセリフの付け足しも色々あったが、不愉快になるほどの事はなかった。

また、「ジョージアムーン」に関しても、原作以上のウンチクが披露されており、なかなか興味深かった。
原作で「なによりその名前自体が密造酒の意味だという」という説明がある。
その意味がよくわからなかったのだが、それが、ドラマのマスターの説明でようやく納得出来た。

しかし、不自然な場面も若干。
まがりさんには「飲みたいと言われると出したくない」と言ってジョ―ジアムーンを出さなかったのに「ロックでくれ」と、飲みたがったメガネさんと松ちゃんには「かしこまりました」と出している。

ちょっと矛盾しているかな。

それと、最後に「おかわり」といって差し出したグラスには、まだ中身が1/3程残っている。
こんなもったいないオ―ダーの仕方は???

全体には70点といったところか。

酒役


ウイスキー ジョージア ムーン (コーン) 750ml (35-3)(71991) 洋酒 Whisky

「へそまがり人生」が載っている本は…


第2話「レモンハートな男たち」

やはり、物語の冒頭の部分は「レモンハートの酔い心地(第3巻PART32)」からの引用だし、本筋は「コロンボたちが集まる夜(第7巻PART92)」の内容で、今流行の「ハイブリッド(組み合わせたもの)」なストーリーだった。

「コロンボの会」の説明で松ちゃんが「内田康夫の【信濃のコロンボ事件ファイル】か」と言った時、マスター役の中村梅雀が慌てたところで「ニヤッ」としたのは私だけではないだろう。
(ご存知だろうか、人気サスペンスシリーズ『信濃のコロンボ事件ファイル』でコロンボ役を演じているのは何を隠そう、中村梅雀、マスターなのだ。)

脚本家のお遊びか…この辺りに脚本家のウィットが感じられて面白い。
お客さんの4人も良い味出していたし、結構面白かった。

「レモンハートな男たち」が載っている本は…



第3話「息子が送ってきた酒」

原作は、息子さんの手紙に「…この手紙の謎を解いて下さい」と書いてあったのだがドラマでは畑中先生が「良和はこのお酒でなにか言いたいことがあるのではないか?」と思った、という設定になっている。

もし、畑中先生がそんな事を思わなかったらどうなっていたのだろう?
この部分を変えたのは、何故だろう?(原作のままで何か問題があったんだろうか?)

また、良和さんの彼女が死んでしまうというのも、BARレモンハートのストーリーとしてはどうかなと思う。
本来、暖かい話だったのが、重たい話になってしまったようだ。

原作を活かすも殺すも脚本次第といったところか。(すみません、生意気でした…)

酒役

※本で紹介されているのは「ノヤック・アルメニア(25年?)」でしたが、アマゾン、楽天どちらにもみつかりませんでした。

「息子が送ってきた酒」が載っている本は…

まとめ

原作自体は既に400以上、今も連載されている人気コミックだ。
今回の様な豪華な俳優陣(ゲスト然り)での実現は難しいとしても、他のキャストやアニメでも構わない。
続編の制作を切に願うものである。