にらめっこってなんなの?そして相手がなぜ達磨(だるま)だったのか…

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チコちゃんに叱られる

9月5日放送の「チコちゃんに叱られる!」の3つ目の問題は「にらめっこ」について。

「にらめっこ」とは…
二人で向き合い
だるまさん、だるまさんにらめっこしましょ、笑うと負けよ。あっぷっぷ♪
という歌を歌ったあと(変な顔をしたりして)相手を先に笑わせたら勝ち、という遊び(と認識している)。

今回、この歌に「だるまさん」が出てくる謎も判明した…ちょっとうれしい。

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「にらめっこ」ってなんなの?

チコちゃんが「この中(岡村隆史とゲストの藤田二コルと伊沢拓司)で一番、表情豊かな素敵な大人ってだあれ?」と聞く。岡村は「ここはちょっと伊沢さんでいっちゃおうかな」と伊沢を指名する。

チコちゃんが伊沢に「チコと面白い顔して笑わせるやつやりましょ、せーの、あっぷっぷ!」というと伊沢は頑張って変な顔を作る。その顔を見て「なかなかの顔があるわね、あなた」とチコちゃんが感心する。

そして「私たち今何してる?」と聞く。
伊沢は、おかしな顔そのままで「にらめっこ」と答える。
チコちゃんが「にらめっこってなんなの?」と聞く。
(「なんだ、この問題?」と岡村。)

伊沢は「子供の遊びですよね…にらみ合っているわけですから。わざわざにらむってことはないので、神様が悪霊を退散させる儀式として怖い顔をしてあっち行け!ってやったんじゃないかな?」と答えると、チコちゃんは(嬉しそうに)「わぁー…ボーっと生きてんじゃないよ!」という。

「当たっているかのようで全然当たってない」と岡村が言うとチコちゃんは「『神様が』の時点で私はニヤ~ですよ」といい、伊沢は「うわーやられた!」と悔しがった。

〇チコちゃんの答え
⇒にらめっこは戦に勝つための訓練

にらめっこは昔「目競(めくらべ)」と言っていた

詳しく教えてくれるのは、日本文学を研究している関西大学文学部の藤田真一名誉教授。
先生によれば「にらめっこというのは平安時代の終わりごろに始まったとされている。ただその頃はにらめっこではなくて「目競(めくらべ)」と言っていた、という。

平清盛はにらめっこマスター

さらに先生は、元祖「にらめっこマスター」と言っても過言ではないのが、平清盛なんです」という
(先生が知る記録の中で日本史上もっとも古くにらめっこしたというのがあの平清盛だったらしい)

当時の繁栄を描いた「平家物語」の一部を後に分かりやすく絵にした書物(平清盛が骸骨をにらみつけ、目力で退治したという話)に「目競」という文字があった。

「目競(めくらべ)」とは

「目競というのは、武士同士の真剣勝負。目を逸らすことによって負け、それが睨みつけるという事になってにらみっこ、それがにらめっこと言い方になったと思われます」という。

そもそもなぜ武士は目競を行うようになったのか?

先生によれば…

日本人は、もともとシャイな性格を持っている。人と人が面と向かって(正面切って)対面するという事がどうも苦手だったという風にも考えられていた。ちょっと目を逸らすという習慣がある。

だが戦の場合はそんなことも言ってられない。目を逸らすという事は、もう既にその段階で負けを意味することになる。にらめっこというのはもともとは武士が、相手を真正面から見据えてそして、打ち勝つ、そのための訓練だった。

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「笑った方が負け」というルールに変わったのはいつ?

ではいつごろから現代のように笑った方が負けというルールに変わっていったのか?…

「鎌倉時代になるとにらみうという要素を残しつつ相手を笑わせるという遊びがそこにはいってきます」と先生。

教科書にも載っているウサギやかえるが人間のように遊ぶ様子を描いた国宝「鳥獣人物戯画」。
これには目比べをしているシーンが描かれている。
向き合う二人は睨み合わずにとぼけた顔をしている。
そして周りの人は大爆笑。

「目競」は訓練から遊びへ

なぜ武士の訓練だった目比べがあそびとして行われるようになったのか?

鎌倉時代になると…
それまでの源平の合戦という時代から平和な時代に移っていく。
そうすると人間の気持ちも和らいで遊びというゆとりが出来ていく。

そして
江戸時代になると…

♪だるまさん、だるまさんにらめっこしましょ、笑うと負けよ。あっぷっぷ♪
というような、にらめっこの元となったわらべ歌が誕生。

にらめっこの相手はなぜ達磨(だるま)?

この歌の影響もあり、にめっこは子供の遊びという印象が強くなっていった。
ちなみになぜにらめっこの相手がだるまかというと…

先生は「だるまというのは元は達磨大使という大変偉いお坊さんでした(達磨大使 9年間一言もしゃべらずに座禅を組み続けた禅宗の祖)。ずっと長い間、修行を積んで一言も口を利かないでいた。もちろん笑うことなどしません。絶対笑わないぞという顔付きをした達磨を笑わせることが出来たら、戦に勝ったと同じことなんです」という。

「ちなみに海外にもにらめっこはあるんですか?」とスタッフが聞くと先生は「ブラジルなどでは日本と同じように笑ったら負けというルールがあります」という。

※9月5日のNHK「チコちゃんに叱られる!」参考・参照

まとめ

この後「世界にらめっこアワーワールドクラスの猛者たちの顔」の写真がいくつか出てきた。
いずれも、さすが!という顔ばかりだった。

自分の素の顔をネット上に公開することすら恥ずかしくてできない自分にしてみれば、この方々を見て笑う以前に、こういう自分の変顔を世界中の人に公開できる人たちの勇気というか気持ちというか…とにかくすごいな、と思った。

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