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静かな事を「シーン」というのは耳が音を探している音だった!~チコちゃんに叱られる!

チコちゃんに叱られる

静かな事を「シーン」というのはなぜか?
それは「(耳の中で)実際にシーンという音がしてるから」だという。

それは、自分の意志とは関係なく動いている細胞の音…神秘だ!

今回の「チコちゃんに叱られる!」のゲストは中川翔子と泉谷しげる。

中川は「しょこたん」と紹介される。年齢を聞かれると、一瞬躊躇したが「レベル33です」と答え、岡村に「良い言いかたやね」と言われる。

泉谷は「目黒区からお越しの泉谷しげる君です」と紹介。「(泉谷は扱いが?)難しいかもしれないよ」という岡村に「…孫のこと言うと目じり下がりっぱなしだから」とチコちゃん。すると泉谷は「孫は相手してくれねーよ、もう」と言う。

「気を付けてくださいよ」とさらに言う岡村。だがチコちゃんは「もう暴れる元気もないでしょ」と言う。泉谷は「一番元気だよ、何言ってんだよ!」と苦笑いする。

静かな事を「シーン」というのはなぜ?

「ねぇねぇ岡村、この中(岡村隆史・中川翔子・泉谷しげる)で漫画がとっても大好きな素敵な大人ってだあれ?」と聞く。

岡村は「しょこたんでしょ」と中川を指名。しょこたんは「漫画、大好きですね」と答える。

チコちゃんが「漫画とかで静かな場面を表現する時、なんて書く?」と聞く。中川は「静かな場面『シーン』とか…」と答えると「そうね、なんで静かなことを『シーン』て表現するの?」とチコちゃんが聞く。

中川は「な、なんで?…死んだように静か、みたいな…」と言うが、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」といわれる。

しょこたんは「ごめんなさい」と謝る。泉谷が「あれか?映画のシーンという意味と同じなのかもしれないね」というが、チコちゃんは「映画からはきてません」という。

スタッフがシーンとさせることが得意のこの方、という事でオードリーの春日の元を訪れる。
唐突にネタをやってもらい、シーンとなった状況で「何でシーンっていうかわかります?」と聞くと「シーンだったことがわからない」と答える。春日は「欽ちゃんが決めたんじゃないですか?テレビの事って欽ちゃん決めてるじゃないですか」と答えた。

○チコちゃんの答え
⇒実際にシーンという音がしてるから

その答えに「え?音してる?」と皆不思議がる。

耳を澄ますと聞こえる音

スタッフが、人間の聴覚に詳しい教授に聞いてみた。

「耳を澄ましてみてください。ひょっとしたらシーンと聞こえてくるかも…」という。するとスタッフ「なってる気はします」と答えた。

「シーン」という表現を最初に使ったのは

「シーン」という表現を最初に使ったのは、漫画の神様「手塚治虫」。
日本で最初の「シーン」が使われているのは、1956年に連載されていた(?)漫画「ぐっちゃん」(77)。猫探しに夢中の少年が一人になったところで「シーン」が、使われていた。

さらに古くは、夏目漱石や志賀直哉の文豪たちも静かな事を「シン」と表現していた。

「シーン」の正体

私たちの耳は、空気の振動を音として感じ取っている。

耳に入った振動が「鼓膜」を揺らし⇒その振動が(鼓膜の奥にある)「蝸牛」に伝わり(空気の振動を音として認識するために)電気信号に変えて⇒「脳」に送る

この時、蝸牛の中にある外有毛細胞が重要な役割をしている。

外有毛細胞とは

(画像を見ると)見た目「長いたらこ?」のような細胞がたくさん並んでいる。
約1万2000個(2万回振動/1秒間)生えている。

外有毛細胞
・大きい音(毛を揺らして)吸収して小さくする
・小さな音(毛を揺らして)は大きくする

例えば騒がしいパーティ会場でも会話ができるのは、大きな音(会場の雑音)を小さく、小さな音(話し声)は、大きくする外有毛細胞のおかげだ。

外有毛細胞は、静かな時も小さな音を増幅しようと24時間休まず動き続けている。

シーンの正体は…外有毛細胞の動いている音

教授は「(外有毛細胞は)入ってきた音に反応するが、音を探して自分でも絶えず動いている。その振動音が聞こえている可能性がある」話す。

番組では、実際シーンという音が聞こえるかという実験をした。

実験
・学生の耳にかすかな音でも拾うことが出来る特殊マイクを入れ「シーン」の音の正体を探す
・防音室で行う

その音を聞いてみると「ピー」という音がした。
実際、人間の耳ではもっと小さくなっていて「シーン」と聞こえる可能性があるそうだ。
手塚や文豪がこの音を「シーン」と表現したのかもしれない…。

 

岡村たちは「耳が常に音を探してる」「揺れているのね」など感想を言う。
そして実際、スタジオでもエアコンの音とかを切って、シーンが聞こえるかやってみた。

 

数秒後?、岡村が耐え切れなくなり言葉を発する「聞こえるような、聞こえないようなキーンという…」というと「シーンというよりキーンだね!」と泉谷も言う。

「舞台で滑った時、ブーンという音が聞こえる時がある!」と岡村。笑いが起こるが「それは空調ね」とチコちゃんが突っ込む。

※シーンの音のメカニズムについては、解明しきれていない部分がある、そうだ。

※10月19日 NHK「チコちゃんに叱られる」より 参照・抜粋
※追記:2019年12月20日 再放送される

まとめ

「シーン」と書かれていれば、静かな状況と分る。だが、実際そういう音がしてるとは、正直思わなかった。耳を澄ますと、(言われてみれば)確かにシーンなのかキーンなのか聞こえているような気がしてきた。動いてるのか?外有毛細胞…。

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