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鍾乳洞って何?専門家の先生が選んだ「絶景鍾乳洞」3ヵ所とは?

チコちゃんに叱られる

鍾乳洞は神秘的なイメージがあるが
生き物の死体が溶けた穴と聞くと、ちょっと引く…

鍾乳洞って何?

1月24日の「チコちゃんに叱られる!」(ゲストは福山雅治、雨宮塔子)の最後の問題は…

視聴者からの質問(手紙)をアシスタントの愛ちゃんが岡村に手渡す。
「おっと!…まぁいいでしょう。東京都福山雅治君(5才)」というと、福山が笑い「すみません」と謝る。(福山本人が出した手紙らしい)

その内容は「NHKの番組でカリブ海のユカタン半島に行ってきた。…そこにある水中の巨大な鍾乳洞が有名なのだが…鍾乳洞って、一体何なのか?」という質問。

チコちゃんが「この中で一番探検好きな素敵な大人ってだあれ?」というと岡村が立候補する。

「鍾乳洞って何?」とチコちゃんが聞くと、岡村は「それよりちょっと若干番宣が入ってますね!」と突っ込んだあと「…長年にわたり、水が溶けだし、人工ではなく驚異の水で自然にできた洞穴の事を鍾乳洞と言います」と答えるが「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。

福山は「鍾乳洞についてナレーションを撮っていたが…、鍾乳洞っていうのがいったい何なのかチコちゃんに詳しく教えてもらいたくて」という。

〇チコちゃんの答え
⇒鍾乳洞は生き物の死体が溶けた穴

「いや、違う」と思うと岡村。(福山の真似か?)

鍾乳洞とは鍾乳石が垂れ下がっている洞窟のこと

詳しく教えてくれるのは、地質から過去の地球環境を推定する研究を行う東北大学理学部井龍康文教授。

鍾乳洞というとこういう石(トゲトゲの石を見せて)の事を想像するかしれないがこれは、鍾乳石。この鍾乳石が垂れ下がている洞窟そのものを鍾乳洞と呼ぶ。その元になっているのが石灰岩という石。

石灰岩には2つの大きな特徴がある

この石灰岩には2つの大きな特徴がある

〇一つ目の特徴
石の表面にたくさん穴(隙間)があり、ここから水が入ってくる

〇2つ目の特徴
石灰岩は酸に溶ける
(酢を取り出し石灰岩にかけてみると…石灰岩が溶けてきた。石灰岩が酸性の液体(酢)に反応して二酸化炭素が発生する)

この2つを踏まえ、鍾乳洞が生まれるメカニズムを見ていく。

鍾乳洞が生まれるメカニズムとは

鍾乳洞の材料になる石灰岩はサンゴや貝と言った生き物の死体に含まれる炭酸カルシウムを元にできている。

魚などの死体は腐敗して無くなるが、炭酸カルシウムは腐敗したり海水に溶けたりすることはなく、どんどん積み重なっていくことで石灰岩の地層が生まれる

石灰岩の地層が地殻変動などにより隆起する

この石灰岩の地層が地殻変動などにより隆起し、地表に現れることが鍾乳洞が生まれる最初のきっかけとなる。

地表に露出した石灰岩は雨にさらされる

地表に露出した石灰岩は、雨にさらされる。

雨というのは、空気中の二酸化炭素をとりこんで(実はわずかに)酸性になる。酸性になった雨が石灰岩の表面にある穴から内部を溶かしながら、どんどん下の方に浸透していく。

そして地層の変わり目などによって、水がそれ以上、下方向に浸透できなくなる。

大きな空洞ができる

すると今度は、横方向に水が浸透していき、その一帯の石灰岩が溶かされることで大きな空洞が生まれる。

この空洞こそが鍾乳洞の正体。

結論:鍾乳洞というのは生き物の死体が積み重なってできた石灰岩という石が雨に溶かされてできた大きな穴

トゲトゲの鍾乳石はなぜできる?

「トゲトゲの鍾乳洞はなんでできるのか」とスタッフが教授に聞く。

「簡単に言うと…上の方で溶かされた石灰岩が、空洞のところでもう一度固まるから」と答える。

水分と共に流れてきた石灰岩の成分が、何千何万年という歳月をかけて再び固まったのが鍾乳石。

先生は「いくつもの鍾乳洞を見てきたが時には目を奪われるような絶景に出会うことがある」という。

という事で…

日本の絶景鍾乳洞

ここからは、100ヵ所以上の鍾乳洞を訪れた先生が選ぶ日本の絶景鍾乳洞を紹介する。

沖縄県南大東島「星野洞」

南大東島で100以上ある鍾乳洞の中でも最大規模を誇る「星野洞」。
全長約375m。
先生のおススメポイントは「ストロー」と呼ばれる細く伸びた鍾乳石。

大量のストローが天井を覆うさまは圧巻の一言。
先生は「たくさんあるストローがだんだん鍾乳石になるところを見守られるといいな」と思っているそうだ。

鹿児島県沖永良部島「銀水洞」

先生が人生で最も感動したのが、鹿児島県沖永良部島にある「銀水洞」。

全長およそ3㎞に及ぶ内部には、ほとんど人の手が入っておらず雄大な自然そのものを感じることができる鍾乳洞。

おすすめポイントが輝く水面を持つ「リムプール」

石灰岩が田んぼのような地形を作りその中を澄んだ水が満たしたリムプールは息をのむほどの絶景。

ニュージーランド 「ワイトモ洞窟」

先生が行ってみたい鍾乳洞は?と聞かれ「ニュージーランドのワイトモ洞窟」と答える。
そこに「グローワーム」という発光する虫が住んでいて、真っ暗な鍾乳洞の中を幻想的な光が照らす絶景が広がっている、とのこと。

(そして、その「グローワームによる神秘の絶景」の動画も流れた)
※YouTubeで見つけた!
 ↓

チコちゃんが「うわ~、なにこれ~」と感動の声を挙げる。
「これ全部、虫?」と岡村。

先生は「死ぬまでに一回は行ってみたい!」と話していた。

※1月24日「チコちゃんに叱られる!」参照・抜粋

まとめ

グローワームの鍾乳洞の映像は綺麗で本当に幻想的だったが…映像を見終わった岡村が「グローワーム?…あれ、光っているからいいけど光ってない時にあんな虫がおんねや、と思うと怖くない?」というとチコちゃんも「そうね」という。(確かに、そうだ、こわっ)

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