年末の事を年の瀬というのはなぜ?っていうか神田松之丞って?~チコちゃんに叱られる!

年末のことを「年の瀬」と言う。
その理由を突き詰めると…江戸時代の借金事情が見えてくる。

番組では「今最もチケットの取れない講談師」神田松之丞が出演し「江戸時代の借金清算の攻防」を語る…。

講談師?神田松之丞?

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12月15日の「チコちゃんに叱られる!」2つ目の質問は「年の瀬」についてだった。

チコちゃんが「この中(岡村隆史・鈴木杏樹・的場浩司)で一番あわただしい年末でもあくせくしてない素敵な大人ってだあれ?」と岡村に聞く。岡村は鈴木杏樹を迷わず指名した。

なんで年末の事を年の瀬っていうの?

チコ「年末も押し迫った時期のことをなんて言う?」
鈴木「師走?」
チコ「いよいよ押し迫った頃は?」
鈴木「年の瀬?」
チコ「年の瀬、(って)言うわね、なんで?なんで年末の事を年の瀬っていうの?」
鈴木「なんで?…年の瀬戸際だから」

チコ「その瀬戸際の瀬ってなあに?」
鈴木「浅瀬の瀬?川のギリギリの…」
チコ「それがどうして年末に関係あるの?」

鈴木は「…サンズイだから川が関係あって…」と何とか説明しようとするが、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と歌いながら怒られた。

◯チコちゃんの答え
⇒年末を年の瀬というのは借金生産の攻防の時だから
それを聞いた鈴木「え~、全然水関係ないし…」と言う。

年の瀬とは

江戸東京博物館の学芸員によれば…

年の瀬はすでに「江戸時代から使われていた言葉」だという。瀬とは「川の瀬」の事で、水の流れが早く急で渡ることが難しいところの事を言う。

それを転じて…
「一年のうちで一番超えることが難しい時期」と言う意味で「年末」の事を「年の瀬」と言うようになった。

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なぜ「年末」が「超えることが難しい時期」だったのか

江戸時代の人々にとってなぜ年末が超えるえることが難しい時期だったのか…
⇒大晦日が1年間の借金の総決算の日だったから。

江戸時代、町人や武士たちはツケで買い物をしていた。
商品を買う時はお金を払わず、盆や大晦日という節目にまとめて支払っていた。

特に大晦日は一年の締めくくり。
この日までに溜まっている付けを支払わなければならないのだが、中には支払うお金が足りないという人もいた。

ツケを払う金がない者、取り立てるもの…大みそかは借金清算をめぐる攻防が繰り広げられていた。

江戸時代の大晦日 借金清算の攻防

そこに突然、「…この返す返さないの攻防はいかなるものだったのか、これより一席申し上げたいと思います」と言う声と共に座布団に座ったままの神田 松之丞(講談師)が(スタジオに)現れた。

そして、「江戸時代の大晦日 借金清算の攻防」
と言う講談が始まった。

その内容とは…

【江戸時代の大晦日 借金清算の攻防】

大晦日と言うのは江戸時代と今では空気がだいぶ違っていた。当時の大晦日は「借金取り」と「借金をしている方」の攻防戦があった。

当時、暗黙のルールというのがり、大晦日を過ぎたら借金取りが、取り立てに来ない。つまり、大晦日一日逃げ切ることができたら、もうお金の心配がなくなる

そうなるとみんなこの一日頑張って、とにかく「がっつり仮病を使う奴」がいた。
他にも「トイレ行ったり」とか、落語では、この日一日「葬式出した奴」がいるとか、いろんな奴がいる。

とにもかくにもそういうヤツがいただけじゃない。出刃包丁を持ってもっと直接的に「俺の周りに近づいてくる奴は、たたっ切るから覚悟しろ!」と言うのもいた。

そうなると取り立てる方も大変だ。
ところが上手(うわて)っていう人がいて…

取り立て屋「失礼いたします、悪いんですけどね、お金返して下さい。」
男(返す方)「何言ってんだ、返すわけにいかねんだ。」

17、8の青年が取り立てに来る。
「あなたのやり方ちょっと古い。こういう風に取り立てますからね。」と言い「おい!みんな来てくれ!」と言うと5、6人の男たちがバラバラッとやってくる。

男「おめえたち何もんだ?」
材木屋「俺たちは材木屋なんだよ。悪いけどね、家ごととってくからな」ってぇと、いきなり大きな丸太、5、6人の男たちが、ドーンと家の材木に当てる。

驚いたのはこの男「おいおい家壊されちまうじゃないか?」
材木屋「早く金を返せ!」
男「待ってくれよ!」
材木屋「返せ!」
男「待ってくれ!」
材木屋「返せ!」
男「あ~畜生!持ってけ、この野郎!」
…というのが、当時実際にあったのだそうでございます。

当時の年の瀬の一日、読み終わりといたします…※抜粋・参照

ピンクの椅子に正座して聞いていたチコちゃん「イエ~ィ、ありがとうございます。迫力あった~」と喜んだ。

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※ちなみに大晦日を越すと借金が無くなるわけではなく、例えば次のお盆まで取り立てが来ないという意味

最後に(最近高いソファを月賦で購入した)スタッフが「当時みたいに逃げられたらいいですけどね」と言うと、学芸員さんに「逃げるのはやめましょう」と言われてしまう。

そしてナレーションは「ご利用は計画的に」(どっかで聞いたことのあるCMの台詞)で終わった。

結論…年末は清算の攻防の時で無事乗り越えるのがむずかしい時期だから

※12月15日 NHK「チコちゃんに叱られる」より 参照・抜粋

まとめ

チコちゃんは神田松之丞が出てくると「おお!…なんとなんと今をときめく松之丞さん、生で登場いただきました!」と紹介する。

登場した彼「おそらく皆さん、こんな感じで講談聞くのは嫌かなと思うんですけど、安心してください。僕も厳しい現場です」と苦笑いする。

チコちゃんはとても喜んでいたが、正直、誰なの?と思ってしまった。

講談師 神田 松之丞とは

番組メモには“新進気鋭の講談師として注目、2007年講談界に入門『今最もチケットの取れない講談師』”とあった。
新宿末広亭(新宿にある寄席)に彼が出演する時は大行列ができるらしい。(チコちゃん説)

・35才、既婚、子供一人
・師匠:3代目神田松鯉
・趣味 落語を聞くこと
・TBSラジオパーソナリティ
『神田松之丞 問わず語りの松之丞』は業界内の評価が高いらしい。
by ウィキペディア 

講談師とは
・日本の伝統芸能のひとつ。演者は高座におかれた釈台と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇でそれを叩いて調子を取りつつ、軍記物や政談など主に歴史にちなんだ読み物を、観衆に対して読み上げる。by ウィキペディア

なるほど…落語に似ているが落語ではなく「講談師」…こういうのもあるんだ。

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