運動神経がいいってなに?実は生まれ持って運動神経がいい人はいないらしい

チコちゃんに叱られる

あの人、運動神経いいね!

…という言葉はよく聞くが、実は生まれ持って運動神経がいい人というのはいないらしい。

ちなみに運動神経とは医学的には脳と筋肉を繋ぐ神経の事を言うそうだ。

7月17日の「チコちゃんに叱られる!」のゲストはどちらも初登場の中山秀征と近藤春奈。

運動神経がいいってなに?

「スポーツ万能な素敵な大人ってだあれ?」という事で中山秀征が指名される。

運動が得意な人の事を「運動神経がいい」というが…
中山は「運動神経がいいってなに?」とチコちゃんから質問される。

中山は「運動に対して敏感、対応力がある…こういうのを運動神経がいいっていうんじゃないですかね?」と答えると「生まれ持った才能という事ですか?」と聞かれ「そうなりますね」と答えると「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られた。

○チコちゃんの答え
⇒運動神経がいいとは生まれ持った才能よりも繰り返し練習したおかげ

生まれ持って運動神経がいい人、はいない!

詳しく教えてくれるのは、日本女子体育大学の学長でスポーツ科学の第一人者、深代千之先生。

先生は「運動神経がいいとは、スポーツ科学的には自分のイメージ通りに身体を動かせることを指す。運動神経がいい・悪いという表現は俗語。皆さんが考える運動神経は練習で誰でも身につけることができる」という。

つまり、生まれ持って運動神経がいい人はいない!

運動神経とは脳と筋肉を繋ぐ神経そのものを指す

そもそも運動神経とは医学的には才能やセンスの事ではなく脳と筋肉を繋ぐ神経そのものの事を指す。

運動神経の働きとは

運動神経は、いったいどんな働きをしているのか?

人は、運動する際に脳から筋肉にどう動けばいいかの指令を送る。

例えば「走る」場合は…

右足を出して
次に左足を出す

…という指令を運動神経を通じて脳から筋肉に送っている。

この運動神経は誰にも備わっているものであって個人差はない。

運動の出来不出来の差ができるのはなぜ?

個人差がないのに運動の出来不出来の差ができるのはなぜ?

「いわゆる運動神経がいいとされる人は、脳の中に適切な神経回路を作れている。脳の中の神経回路は例えるなら都内を入り組んで走る地下鉄の路線図のようなもの」と先生は言う。

例)地下鉄で新宿駅から浅草駅に向かうとする。

○運動神経がいい人…一番早く行くには、新宿駅で都営新宿線に乗り、馬喰横山駅で都営浅草線に乗り換えて、浅草駅に向かうルート(約26分
(このように脳の中で最適なルートを通れる人がいわゆる運動神経がいいとされている人)

○運動神経が悪いと言われている人…新宿で大江戸線に乗って、六本木で日比谷線に乗りかえて、茅場町へ。さらに東西線で日本橋に向かい、そこから銀座線で浅草駅へ(約55分)…という風に目的地まで時間がかかる人のことをいう。

神経回路という名の地下鉄を乗りこなす方法は…

先生は「ズバリ、成功体験反復練習です!」という。

地下鉄でも一回乗り換えルートを覚えれば、次からは調べなくてもちゃんと目的地にたどり着く。
成功体験とはいわば適切なルートを知ること

その適切なルートを何度も使っていれば、体が自然にその道順を覚える。
運動も成功体験を積めば誰でもできるようになる

初めてする運動をすぐできる人とできない人の差とは?

初めてする運動をすぐできる人とできない人の差は?

初めての運動でもすぐできてしまう人は、過去の似たような運動の記憶を応用できる人。

例えば、野球をやっていた人が初めてバトミントンをやったのにスマッシュがうててしまう
⇒野球のボールの投げ方の記憶をバトミントンのスマッシュに応用しているから。

運動神経をさらによくする方法

深代先生直伝の運動神経をさらによくする方法を教えてくれた。

3つのポイント

①上手い人の動きを真似する…脳の中の適切なルートを発見しやすくなって徐々に適切な動きに近づいてくる。

②うまくいった動きは繰り返し続ける
…うまくいった動きはすぐに繰り返すことで脳の中で適切なルートが固定化されていく。その結果動きが身体に定着する。

③練習中の自分を客観的に見る…練習の様子をスマホで撮影して客観的に自分を見てダメな動作は脳に定着させないでいい動作だけを脳に定着させる、という事が大事。

先生は「何度も言いますが運動神経の良しあしに才能は関係ありません。努力した人にのみ、与えられるものです」とまとめた。

努力と運動神経の関係がわかるインタビュー集

「オリンピックの連覇という夢に向かって一生懸命練習してきましたのでそれを一生懸命発揮しました」。(谷亮子 2000年シドニー五輪、2004年アテネ五輪柔道女子48キロ級金メダル)

いつもの練習では、絶対にミスはなかったので練習だけを信じていつも通りを心掛けてやりました」(内山航平 2012年ロンドン五輪2016年リオオリンピック体操男子個人総合金メダル)

一個ずつきちんとクリアして『すべてやってきた』って思って、その舞台に立てばもう怖いものはなんもない…」(北島康介 2004年アテネ五輪、2008年北京五輪水泳男子平泳ぎ100m・200m金メダル)

「才能とかセンスがあったらそこで勝負するけど、俺別に才能とかセンスないねん。一生懸命頑張ることで見てもらうしかないから…」(ナインティナイン岡村隆史 第13回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞)

“努力は決して裏切らない”
©International Olympic Committee

愛ちゃん情報

運動神経をよくするポイント…たまには休むこと。

例えば自転車に乗る練習で転んでいた子供が、一週間練習を休んでから再開するとすぐに乗れたという事がある。これは休んでいる間に練習でのいいイメージが脳の中で増幅したのではないかと考えられる。

まとめ

自分は走るのが遅く、速く走れる人のことを運動神経がいい人(生まれつき才能やセンスがある人)と思いうらやましい、と思っていた。

でもこれからは、あの人(早く走れる人)は、「脳の中に適切な神経回路を作れている人」とわりきればいいんだと、分かった。

※以上7月17日NHK「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋

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