前回、家飲みの楽しみ方として、「ブーケとアロマ」「ワインを飲む順番」の記事を書いたが、今回は番外編「食前酒」について話を進めていこう。
・シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で決められた製法で作られた物のみに使える名称
・家で発泡ワインを飲む時は、細長いフルートグラスがおすすめ
・シャンパンの弾ける音は「天使の拍手」という
食前酒に最適なシャンパン
ワインは料理と合わせてこそお互いを引き立て合う。
一般的に、魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワインが合うとされている。(本当は、魚料理に合う赤ワインも、肉料理に合う白ワインもあるのだが…。)
普通はいきなりメインデッシュではなく、前菜(オードブル)が出るのだがその場合に合わせる食前酒は何だろう?
一番多い答えは「シャンパン」(シェリー酒もよく飲まれるが…)
だと思われる。
(シャンパンと言い間違える)発泡ワインの呼び方
ちなみにシャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で決められた製法で作られた物のみに使える名称だ。
従って、シャンパン以外の発泡ワインの呼び方は国によって違う。
・日本では発泡性ワイン
・アメリカだとスパークリングワイン
・イタリアだとスプマンテ
・スペインだとカヴァ
・ドイツだとゼクト
…と呼ばれるが、何れも製法はシャンパンと同じ瓶内二次発酵(ワインをもう一度瓶内で発酵させること。これによってシャンパン独自の気泡が生まれる)だ。
一番有名な「シャンパン」
一番有名な「シャンパン」は、誰しも一度は聞いたことがあるだろう
「ドン・ペリニョン(ドン・ペリ)」。
他に「ヴーヴ・クリコ」「モエ・エ・シャンドン」「ペリエ」「マム」「サロン」「ルイロデレール」等がある。
価格は、下は5千円代位から上は数十万円までと幅広い。
普段飲みには少し高価だが、何かの記念日等に如何だろう?
「スプマンテ」のお勧めはアスティスプマンテ・ランブルスコ・フランチャコルタ等々。
価格は2千円台が多い。
カヴァやスパークリングイワイン、ゼクトもそんなに高価ではなく、スプマンテと同程度の物が多いので、是非お試しあれ。
食事の前に、たまにはビールではなく、お洒落にシャンパンで乾杯してみてはどうだろう?
シャンパングラス
シャンパンを飲む時、出来ればグラスは細長いフルートグラスがおすすめだ。
シャンパンをグラスに注いだ時に「パチパチ」と泡の弾ける音がするのだが、フランスのシャンパーニュ地方ではこれを「天使の拍手」と称するのだとか。
また、グラスの底から立ち上る気泡には「幸せが湧き上がる」という意味合いがあるそう。
そんなロマンチックな逸話を思い浮かべながら飲むシャンパンは、
格別に美味しいだろう。
まとめ
透明な液体の中に細かい泡が昇っていくのを見ていると、涼しさを感じさせる。
シャンパンは夏が似合う酒と言ってもいいだろう。
通常、発泡ワインというよりは「シャンパン」あるいは「スパークリングワイン」という名の方が聞き覚えがあるかもしれない。
でも「今日はカヴァで乾杯しよっか!」と言うとちょっとオシャレな感じがしないか?
ではまた…
…ドラマ「BARレモンハート」でも酒役とし出ていたのが「サロン」~3年前、かわいい孫娘の二十歳お祝いにと祖父がレモンに用意した酒。
だが、その主は現れず、祖父も亡くなっていた。それでもレモンのマスターは、今年も、サロンを用意して彼女が現れるのを待っていた…~(結構、感動的な物語で、原作もさることながら、ドラマも素晴らしかった。)⇒「サチコの酒」は実写ドラマならではの+α効果