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モペット(ド)ってなに?見た目は電動アシスト自転車だが免許を持ってないと捕まる!

社会

モペット(ド)とは「ペダル付きバイク」のことで、乗るには免許が必要らしい。だが、それを知らずに無免許で運転している交通違反があいついでいるそうだ。

「モペット(ド)」という乗り物があること自体知らなかったが、ぱっと見は「電動アシスト自転車」にも見える。※ちなみに、トップの写真は電動アシスト自転車

その違いを少し深堀りしてみた。

「モペット」なのか「モペッド」なのか、読みは両方あったのでカッコで「ド」を入れておく。(スペルをみると「ド」のような気がするが…)

モペット(ド)とは

モペット(Moped)の名前は「モーター(motor)とペダル(pedal)を組み合わせた言葉」。その名の通りモーターが付いて、ペダルがついているバイクのこと。バタバタペケペケと呼ばれる場合もある。

これが↓「フル電動自転車(モペット)」。

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モペット(ド)の大きな特徴は「エンジンや電気モーターなどの原動機だけで走行できる」こと。

・電動モーターやガソリンエンジンだけで走ることが出来る
・ペダルをこぐ
・ペダルをこぐとき、モータ―やエンジンが補助する

という3種類の走り方ができる。

モペット(ド)と電動アシスト自転車との違い

モペット(ド)の見た目は「電動アシスト自転車」と変わらない。
が、「違い」ははっきりしている。

「自動で動く」か「こがないと動かない」か、だ。

前にも書いたが、
モペット(ド)は「(原付)バイク」
「エンジンや電気モーターなどの原動機だけで走行する」事が可能。
『フル電動自転車』ともいう。

電動アシスト自転車は「自転車」
モーターは付いているが、こがないと動かない。(時速24kmまではアシストする)
あくまでも「人の力を補助する」ので『電動アシスト自転車」と呼ばれるのだ。

モペッドで公道で乗るために必要なもの

モペット(ド)の場合、エンジンの排気量や電気モーターの出力によっては原付や自動二輪の免許が必要になり、ヘルメットをかぶらなければいけない。

国によって法令が違う

日本では法令上、多くのモペット(ド)は出力0.6キロワット以下の「原付バイク」となる

なので、公道を走るには
・免許
・自賠責保険の加入
・ヘルメット着用
・ウインカー
・ナンバープレート 他
が、当然必要となる。

一方ベトナムでは
・16才以上
・ナンバーを付ける
などの基準を(中国でも一定の基準を)満たせば免許なしで乗れるそうだ。

交通違反の多くは外国人

国によって法令が違い、日本の交通法規を知らない外国人留学生達が無免許でモペット(ド)に乗って違反している、という事で全国の警察が指導強化に乗り出しているらしい。

大阪では、今年5月末までの1年間で344件の警告を出したが、その7割が海外出身者で大半が留学生だったそうだ。

しかも事故も相次いでいて、過去には死亡事故もあったらしい。

販売店でも区別が付いていない、という所も…

電動アシスト自転車を購入したつもりが、モペッドだった…という相談が PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられている、という話もある。

見た目は、かなり似ているので、売る側も区別できず、実際このモペット(ド)を電動アシスト自転車として納品している、という店もあったそうだ。

もし、モペット(ド)に乗って公道を走ってお巡りさんに捕まったら…

・道交法違反(無免許運転)
・道路運送車両法違反(ナンバープレートなし)
で捕まる。

まとめ

実は値段を見たら「電動アシスト自転車(ほとんどが大体10万円前後)」より、値段が安い物が多い。(上で紹介している「モペッド」は約4万6千円、約半値)

「購入しやすさ」も外国人留学生が乗りやすい理由の一つなのだろう。

ただ、日本の法令に従い、免許、ナンバープレート、保険など、フル装備すれば、電動アシスト自転車より高額になるのは、目に見えている。

日本人にあまり浸透していないのは、そういう理由があるからなのかもしれない。