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靴ひもがほどけるのは「ほどけるように結んでいる」から?~チコちゃんに叱られる!

靴紐チコちゃんに叱られる

確かに、靴の紐は、いつの間にかほどけていることがある。革靴の紐は、特にほどけやすい。スニーカーの紐の場合は、長めなので踏んで転びそうになったりする。

ほどけないという結び方「イアン・セキュア・ノット」、早速やってみようか…

6月8日の「チコちゃんに叱られる!」最後の問題は「靴紐」について。

スニーカーをオシャレに履きこなすハイセンスな大人、という事で指名されたのはゲストの北斗晶。

なんで靴紐はほどけるの?

北斗は「歩いたりしている時靴ひもがほどけたことがあるか」とチコちゃんに聞かれ「あるよ」と答える。

そしてチコちゃんに「なんで靴紐がほどけるの?」と聞かれ「え~、紐と紐との相性が悪かったんじゃないでしょうか?」と答える。

もちろん「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と怒られた。

◯チコちゃんの答え
⇒靴ひもがほどけるのはほどけるように結んでいるから

ちょう結びは靴紐に一番適した結び方

詳しく教えてくれるのは、結び方の種類や歴史を研究する盗美研究所所長、小暮幹雄さん。

小暮さんによれば紐の結び方は約4000種類以上ある。
その中で靴紐に一番適した結び方が実は「ちょうちょ結び」だという。

1 簡単に結べる
2 結んでいる時にほどけにくい
3 すぐにほどくことができる

これらの条件を満たしているのがちょう結び(ちょうちょ結び)だというのだ。

きつく結んでいてもほどけてしまうのはなぜか

適しているというのにもかかわらず、きつく結んでいてもほどけてしまうのはなぜか?

小暮さんは
・足の着地による衝撃
・紐にかかる遠心力
で「必ずほどけてしまう」、という。

歩行中の靴紐に着地の時、強い衝撃が加わり、結び目が徐々に緩んでいく。

さらに足の動きにより靴紐は、振り子のように大きく振られ遠心力がかかる(手でほどくのと同じように、外側にひもを引っ張る力が加わる)ことで紐がほどけていく、ということらしい。

靴紐がほどけにくくするにはどうすればいいのか

靴紐がほどけることには人一倍気を遣いそうな、マラソン選手に聞いてみるのがいい、という事で…

日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦さん(オリンピックに2度出場)に話を聞いた。

スタッフが瀬古さんに「靴の紐がほどけたっていうのは大変な事なのか?」と聞くと「紐がほどけたとか、ゆるせないよ、そんなマラソン選手」という。

瀬古さんの紐の結び方は…
1 ちょう結びをしてから
2 2つの輪っか同士をコマ結びにする
これでぜったい取れない、という
(元マラソン選手の増田明美さんも同じ結び方だそうだ)

だが普段はこんな結び方はしないらしい。

イアン・セキュア・ノットの結び方

小暮さんによれば「イアン・セキュア・ノット」という結び方は「ちょうちょ結びよりもほどけにくく、しかも脱ぐ時簡単にほどける結び方」だという。

1 交差してひと結び
2 左右それぞれ輪っかを作る
3 その輪っかを交差させ
4 右の輪は後ろから
左の輪は前から
それぞれ中央の輪に通していく
5 最後に輪を左右にきつく引き
6 形を整える

・ちょう結びと比べ、紐同士の接触面が増加することで結び目の強さも増す
・紐の端を左右に引けば、簡単にほどける

「こんな簡単な結び方で本当にほどけないのか?」とスタッフが聞くと小暮さんは「本当にほどけない最強の結び方」だと言う。

本当にほどけないのか検証する

ディレクターが最強の結び方がこれ、という事でチーフディレクター(役:鶴見慎吾)に報告した。するとチーフディレクターは「これでいいのか?…汗をかくほどいいVTRになる。…君に重要なミッションを与える。イアン・セキュア・ノットはちょうちょ結びに比べてどのくらい紐がほどけにくいものなのか。実際自分で歩いて検証するんだ」と言われてしまう。

という事で…

検証

右足は「ちょう結び」左足は「イアン・セキュア・ノット」にして東京タワーからどれだけ歩いたところで紐がほどけるのか、検証をした。

4㎞歩いても、変わらない
10㎞歩いても変わらない

そこで…
ネットで調べ名古屋工業大学電気・機械工学専攻佐野明人教授のもと、歩行ロボットに靴紐を装着して、代わりに歩かせることにした。

50㎞(神奈川湘南)でもほどけない。
80㎞(神奈川小田原)でも
130㎞(静岡富士市)
170㎞(静岡登呂遺跡)
250㎞(静岡浜松)
350㎞(名古屋)
でもほどけなかった。

だが、チーフディレクターに、紐がほどけるまで歩き続けろ、と言われ…ただ今実証中だという。現在、351㎞で名古屋にいるらしい。

矢作が「あんなにほどけないのならもうちょう結びでいいよね」という。

チコちゃんは「この番組は正直にお届けしているの、うそはない。あれをずっと追いかけ続ける。靴紐情報を随時入れる」という。

佐野教授は歩行ロボットで超有名な先生で、今回の撮影ではディレクターがいない間も自分でカメラを動かし今もコツコツと歩行ロボットを動かしてくれているらしい。

※4月8日放送「チコちゃんに叱られる!」参考・参照

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