焼肉を食べることで「幸せを感じる」ことが科学的にもわかっているという。
しかも突き詰めると、幸せを一番感じるのは「鶏肉とご飯を一緒に食べる事」で「親子丼」ということに…さてその理由とは?
6月8日のチコちゃんに叱られる!の2つ目の問題は「肉」関連。
なんでみんな焼き肉が好きなの?
「好きなものは好きと言える素敵な大人」として岡村はゲストの(おぎやはぎの)矢作を指名する。
矢作は、チコちゃんに好きな食べ物を聞かれ、チャーハン、そして焼肉、と答える。
するとチコちゃんは「なんでみんな焼き肉が好きなの?」と聞く。矢作は「美味いんじゃない?…みんな焼き肉が美味しいと思っているから好き!」と答えるが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」といわれてしまう。
「美味しいからっていう答えで問題にすると思う?」とチコちゃん。
すると岡村が「成分ですか?」と聞く。
すると…
「グルタミン酸、アミノ酸」と矢作。「グルコサミン」と岡村。「コンドロイチン(?)」ともう一人のゲスト、北斗晶も乗る。さらにサメの軟骨成分…と3人はも「うま味成分」?ぽい言葉を出していくが…。
◯チコちゃんの答え
⇒みんなが焼き肉が好きなのは、科学的にも「幸せだな~」と感じるから。
焼肉を食べて幸せを感じるのは気のせいではない
今回教えてくれるのは、浜松医科大学「食と健康について」研究している高田明和名誉教授。
先生は「皆が焼き肉を食べて幸せだな~と思うのは気のせいではない」という。
幸せにしてくれる3つの物質とは
焼肉を食べると私たちを幸せにしてくれる3つの物質があるそうだ。
1 幸せ物質「アラキドン酸」
アラキドン酸は、脳を中心に体に必要不可欠な脂肪酸の一つ。
・体内では合成できないので食べ物から摂る
・肉には入っているが果物や野菜(などの脂には)には入っていない
・肉として摂らないと摂ることができない
アラキドン酸の効果
肉を食べる
↓
アラキドン酸が舌の受容体に触れる
↓
脳の快感中枢を刺激する
↓
幸せを感じる
2 至福物質「アナンダマイド」
肉を食べ体内に吸収されたアラキドン酸の一部が脳に入ると脳内の「エタノールアミン」という物質とくっつく⇒アラキドン酸は「アナンダマイド」に変化する。
↓
アナンダマイドは、快感中枢細胞の周りにくっついているCB1という物質とくっつくと快感中枢を刺激する
↓
脳がより「幸せだな~」と感じるようになる
アラキドン酸が多いのは鳥の胸肉
スタッフが渡部に「アラキドン酸が多い肉は?」と聞かれ「牛肉で脂肪が入った部分が多い肉」と答えた。たが先生は「牛肉はアラキドン酸が少なくて、鶏の胸肉に多い」という(牛の約2.5倍)。
肉はタンパク質などの細胞と脂肪で出来ていて、アラキドン酸は赤味部分の外側の細胞の膜に存在する(脂肪の中にはほとんどない)。
重量100gに対するアラキドン酸の量
・鶏 胸肉 67㎎
・牛 サーロイン 25㎎
・豚 赤身 46㎎
・マグロ 赤身 16㎎
スタッフが「鳥よりも牛の方が幸せを感じる」というと先生は「それはあなた方が若いから」だという。そして「年をとると脂っぽいものが苦手だという人が多い。それでも幸せになりたいため鶏肉を食べる」という。
では脂肪は意味がないのか、というとそうではなく美味しさを与えるらしい。なので、若者が脂肪が多くて美味しい牛肉を好み、年齢を重ねると脂肪を避けながら幸せを感じたくて鶏肉を食べる、いうことらしい。
3 安心物質「トリプトファン」
渡部は「幸せを感じる食べ方」を聞かれる。
彼は「ご飯を食べずに、とにかく肉だけを食べる」と答えるが…
肉に入っている「トリプトファン」というアミノ酸は脳内に入るとセロトニンに変化する。
セロトニンはうつ病改善につながる物質(感情を安定させ気分を明るくする効果がある)。
だが、肉を食べ体内に取り入れられたトリプトファンは肉のみだと脳内に入れない。そこでご飯(ご飯はブドウ糖を含んでいる)を一緒に食べると、トリプトファンがブドウ糖にくっつき脳内に入ることができる。
トリプトファン+ブドウ糖⇒セロトニンに変化⇒幸せになる
幸せを一番感じる食べ物は
スタッフが「聞いてきた話をまとめると、一緒にとるといいのは鶏肉とご飯…という事は…」というと先生は「そうそう、親子丼!」という。そして「親子丼は元気になるから存在する」と言っていた(先生の見解)。
なるほど…
※4月8日放送「チコちゃんに叱られる!」参考・参照
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