もう「日本」の読み方を迷わなくて済む話~チコちゃんに叱られる!

この「チコちゃんに叱られる!」の記事を書くようになってから気付いたが、この番組は日本を「ニッポン」と言っている。ま、NHKなんで、これが正しい読み方なんだろうなと思っていた。

それにしても、リスはもともと「リッス」でみかんは「ミッカン」だったなんて…※補足情報で紹介された「促音脱落」説

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チコちゃんが「この中(岡村隆史・加藤綾子・野々村真)で、一番この国が大好きな素敵な大人ってだあれ?」と聞くと3人とも「みんな好き」と言う。そこで「岡村が僕行きます」と手を挙げた。

チコちゃんが岡村に「(アシスタントの)愛ちゃんが持っているあれ(「日本」と書いてあるフリップ)なんて読む?」と聞く。

「『二ホン』!。『ニッポン』て言ってくださいね、っていわれる時もある」と答えるとチコちゃんは「なんで?二ホンとニッポン二つあるの?」と聞く。

◯岡村の答え

「なんで?…もともと漢字は中国から入ってきてますからね?…中国の発音であったりとか、なかなか早くて聞き取れなかったとか…中国の読み方と日本の読み方なんじゃないのですか?日中友好の時になんかクシャッとなって2つ生まれたのと違うかな?」とやっと答えたが…「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られる。

◯チコちゃんの答え
⇒二ホンとニッポン二つの読み方があるのは、江戸っ子がせっかちだったから

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元々は「ニッポン」と読んでいた

日本語と中国語の研究をしている大学の准教授によれば…「日本の読み方は、もともとは『ニッポン」と言う読み方だった」と言う。

「日本」の由来

我が国が国名にこの漢字を使うようになったのは奈良時代。

奈良時代の人々は中国から見て我が国は、太陽が出る方角、つまり「日の本に位置する」ことからこの文字をを当てはめたと言われている。(中国史の文献「新唐書」の中には「倭を日本に改めると使者が伝えに来た」と書いてあるらしい。)

当時我が国では「日本」と書いて「ヤマト」と呼んでいたそうだが、中国語では「二エットプァン」と発音していた。

その後、平安時代にかけて中国との国交が盛んになり、多くの僧侶や語学教師が日本に訪れ「二エットプァン」と言う読み方が国中に広まっていった。が、言いにくい。

そこに日本語ならではのなまりの簡単になっていく方法が加わって「二エットプァン」が「ニッポン」っていう呼び方になっていった。

「二ホン」と呼ぶようになったのはいつ?

二ホンと言う呼び方が定着したのは「江戸時代」とされている。せっかちな江戸っ子は早口で、とにかく簡単にしゃべろう、する。

…以前の放送でも短気な江戸っ子が一本締めの拍手を一回に省略したと紹介

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先生によれば…室町時代は呼び方が「ニッフォン」に変わり、江戸時代せっかちな江戸っ子によって「二ホン」と簡略化された。つまり、二ホンと言う呼び方は江戸っ子が作ったものだと言ってもいいかもしれない、という。

中国「二エットプァン」

平安時代「ニッポン」

室町時代「ニッフォン」

江戸時代の江戸っ子「ニホン」

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東と西の読み違い

東京にある「日本橋(地名)」は「二ホンバシ」と読むが、大阪の日本橋(地名)は「ニッポンバシ」と読む。西と東で読み方が違うらしい。

現在はどちらが正しい言い方なのか

NHK放送文化研究所の研究員によれば…

この国の正式な名前と言う時には「ニッポン」という事を基本としている、との事。一般的な名詞は言葉のハンドブック・日本語発音アクセント新辞典、こういったものに編集してどういう風に言うのかというものを載せているそうだ。

例えば
「日本酒」のことを「ニホンシュ」と言ように語ごとに違う。

という事で…

この漢字を使った読み分けをクイズ形式でアシスタントでアナウンサーの愛ちゃんが紹介した。
岡村が答える。

◯日本を使った名詞

・日本料理…正解:二ホン料理
・日本銀行…正解:二ホン銀行
・日本犬…正解:ニッポン犬(ケン)、またはニホン犬(ケン)
・NHK日本放送協会:ニッポン放送協会

岡村は日本銀行以外は正解。NHKに関しては「これ間違ったらえらいこっちゃった。」という。

なぜ一つに決めないのか?

このように二ホンとニッポンは混在している。ではなぜ一つに決めないのか?

先生によれば、二ホン・ニッポン問題は84年間議論され続け、やっと約10年前に決着がついた、という。

昭和9年と昭和16年に読み方を「ニッポン」と統一しようと議会で検討されたが、保留となった。(その理由はわからない)

そして2009年、9月30日、衆議院で提出された質問主意書に対し、時の首相麻生太郎がこの問題に
「『にっぽん』または『にほん』という読み方は、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はないと考えている」と、回答した。この答弁は今でも政府の正式な見解とされている。

先生は「白黒つけないのが日本文化の奥深いところ、日本人らしくてとてもいいんじゃないか」と思います」と言っていた。

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愛ちゃん補足情報 促音脱落

日本語は促音(小さな「つ」の音)がなくなる傾向にある。

例えば
・栗鼠(栗にネズミ)は「リッス」と呼ばれていたがつの音がなくなって「リス」となった。

・蜜柑「蜜」に「柑」と書いて「ミッカン」だったのが「ミカン」」になった。

ニッポンも促音脱落によって促音(小さいつ)がなくなって「二ホン」になったとも言われている。

他にも
・ピーナッツ…ピーナツ
・キッス…キス
と例をあげたチコちゃんだったが「江戸っ子は小さい『つ』が入ってるけどね」と自分で突っ込む。

すると岡村「『エドコ』でええんちゃうの?」と言っていた。

このように二ホンとニッポンの読み方については諸説あるらしい。

※以上 3月1日「チコちゃんに叱られる!」参考・参照

まとめ

江戸っ子の「せっかち説」も「促音脱落説」も面白いが、個人的には果たして自分の国の呼び名が2種類というのもいまいち、いいのかなぁというのが正直なところだ。どっちでもいいと決めたのが麻生さんというのは、あの人らしいとうなずけるが、なんかなぁ…と思ってしまう。

こういう例は、他の国でもあるのだろうか?

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