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さんまの内臓が美味しいのは「うんち」がないから!

チコちゃんに叱られる

さんまの「わた」が美味しいのは「うんち」がないから!?
…ていうか、魚の内臓ってさんま以外はうんちが入ってるのか?

考えたこと、なかったなぁ。

10月26日の「チコちゃんに叱られる!」
チコちゃんは、もうすぐハロウィンという事でポケットにハロウィンの飾りをつけて登場。
ゲストは初登場の渡辺いっけいと今回で3回目となる若槻千夏

さんまの内臓はなぜおいしいのか?

「この中で食事にこだわる素敵な大人ってだあれ?」という事で、岡村が渡辺に「どうですか?」と聞く。渡辺は「何が来ても一緒です。きた球、打ちます」と腹をくくった。

チコちゃんに、さんまの「わた」を食べるか聞かれた渡辺は「食べる。大人になってから特に好き!」と答える。すると「タイとかホッケとか焼いても内蔵は食べない。なんで、さんまの内臓はおいしく食べられるの?」と聞かれる。

渡辺は「さんまは脂に乗っかると内臓が人間が美味しいって感じる、たまたまそういう魚なんじゃない?唯一の。人間の味覚と相性が凄くいい魚!」と答えるが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

次に聞かれたのは若槻。彼女も「(さんまの内臓は)美味しい、苦くて」と言い「ちょっと思ったのが、シュッとしてるから。シュッとしてると体脂肪的なよけいなものが付いてないからサッと食べられる」と答えるが…

何がシュッとしてるのか、よくわからない。そこへ岡村が「さんまの場合は消化が早いから、さんまには○○○から」という。するとチコちゃんが「つまんねー奴(岡村が正解)だなぁ」と言う。

こういう時、この番組では漢字の書き問題が出される。
問題は「しょうなん」。
…結果、3人とも外れ。

ちなみに答えは「湘南」。

〇チコちゃんの答え
⇒さんまの内臓が美味しいのはうんちがないから

サンマの内臓が美味しい理由

詳しく教えてくれるのは、日本の魚について研究している漁業情報サービスサンタ―(漁況グループリーダー)の渡邉一功さん。
さんま漁業に関する博士号論文を書くなど、さんま研究25年のさんま愛にあふれる方だ。

サンマには胃がない

先生は「さんまの内臓が美味しいのは、さんまはうんちが溜まりにくいから」という。

なぜさんまの内臓には、ウンチが溜まりにくいのか

サンマには胃がない。

〇胃がない魚=「無胃魚(むいぎょ)」と呼ばれる。
無胃魚はサンマ(さんま)・鯉・イワシなど

〇胃がある魚=「有胃魚(ゆういぎょ)」
有胃魚は鯛、アジ、ホッケなど

胃がある魚(有胃魚)は、加工品などで内臓を食べる事もあるが、塩焼きなどでは、排せつ物が溜まって美味しくないため内臓を取って食べる

だが、さんまやイワシは焼いてそのまま食べる。鯉の甘露煮など内臓をそのまま食べるが、胃がないためお腹の中に排せつ物が溜まらないから。

無胃魚に胃がない理由はわかっていないが先生の推測によれば…
「胃がない分だけ体が軽くなる。そのため、敵から逃げやすくなったり動きやすかったりするという利点がある」という。

さんまは日没後に餌を食べて30分で消化する。
そしてさんま漁はさんまが灯りに寄ってくる習性を利用して主に夜中に行われる。エサはとっくに消化し終わっているのでこの時さんまのおなかは空っぽ。

さらに美味しいさんまを食卓に届けるため、港ではお腹の膨れ具合などで排せつ物が残っていないかを選別。排せつ物があるさんまは、「エサ食い」と呼ばれ全て加工品となり、鮮魚として店頭に並ぶことはない。

ここで鮮魚として出荷されたさんまの内臓を確認してみることに…。
せっかくなので、七輪で焼いて美味しくいただく。

さんまをうまく焼くコツ

①塩を全体に軽く振る
②片面がキチンと焼けるまでは我慢をする
(内蔵の確認ではなく味にこだわり、いかに美味しく食べるかにこだわりだす先生)

※先生お勧めのさんまの焼き方
・塩をふって10分おく
・よけいな水分をキッチンペーパーなどでふき取る⇒味が濃厚になる。

美味しいさんま(の見分け方)

・目が澄んでいる
・くちばしの先が黄色くなっている
・背中が張っている

「わた」とは?

焼けたさんまを開き、先生が内蔵の説明してくれるが…実際焼いたさんまの内臓はどこがどうなのかわからない。

なので図で説明。
さんまは腸で消化していて、この腸に肝臓など他の内臓を加えたものがはらわた「わた」と呼ばれる部分。

スタッフが「わた」はちょっと苦みがあるんですよね」というと、「胆汁が含まれている」からだそうだ。

独特の苦みがある「わた」には…
先生によると「ビタミンA・D、EPA(血液サラサラ)」が豊富に含まれているとのこと。

冬になると脂が乗らなくなるさんまは…
猟期の後半になってくるとさんまの身体の中から脂分が少なくなってくる。
なので「圧力なべで煮てあげて佃煮みたいな形にしてもらうと骨まで食べられるし、また美味しいさんまになってきます」と先生はいう。

まとめ

私は、さんまを焼く時は、内臓を取って焼く派なのだが皆さんはどうだろうか?

スーパーで最近やっと生さんまを見かけるようになった。
しかも1尾100円もしないのだ。
余り獲れないと聞いていたが…そうでもないのだろうか?

よく見ると小ぶりだ。
痩せていて、脂も乗っているようには見えない。

一応、食べたが、やはり味はイマイチだった。