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握り寿司が2個出てくる理由も気になるが一貫が1個なのか2個なのかも気になる~チコちゃん

チコちゃんに叱られる

くるくる寿司には、よく行く。
そこで回っている皿の上に乗っている握り寿司は、同じネタで2個がほとんど。
だが、季節ものや高価なネタの時は1個の時もあるし、サービス品なら3個乗っていたりする。
鉄火巻きなら、6個乗っている。

ところで、握り寿司の「一貫」は1個の事を言うのだろうか?それとも2個?

4月6日の「チコちゃんに叱られる!」2つ目の問題は「握り寿司」についてだ。

「…この中(岡村隆史・かたせ梨乃・山里亮太)で一番お寿司を食べている姿が素敵な大人ってだあれ?」という事で「お寿司好きな私が行きます」と岡村が手をあげた。

なんでお寿司は2つ一緒に出てくるの?

チコちゃんが岡村に「いらっしゃい、なに握りましょ?とりあえず、手ぇでもにぎりまひょか?」と、笑いを取る。

改めて「何握りましょ?」と聞くと「まぐろ!」と岡村が注文する。
チコちゃんは、握った、出した、というふりをし、岡村が食べようとするふりをすると…突然チコちゃんが「はい!…今お寿司は何個出てきた?」と聞く。

「一貫出てきましたよ」と岡村。「そうね、2個出てくるわね…なんで?なんでお寿司は2つ一緒に出てくるの?」とチコちゃん。

岡村は「…なんか縁起がいいんじゃない?…お寿司握る時、大将が2本の指で握るから!」と答えるが…「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

◯チコちゃんの答え
⇒お寿司が二つ一緒に出てくるのは食べやすくするため

華屋与兵衛説

詳しく教えてくれるのは、日本の食文化について詳しい食文化史研究家 永山久夫氏(4回目の登場)。

「寿司が2つ一緒に出てくる」というのは握りずしを発明したと言われる華屋与平衛が「食べやすいように気遣いをした、そっから始まった」と言われているそうだ。

我々が馴染みのある握り寿司が生まれたのは江戸時代。
(握り寿司を始めたのは「与兵衛寿司」の華屋与兵衛説「松の鮨」の堺屋松五郎説など、諸説あるが、永山さんは東京両国でお寿司屋さんをやっていた華屋与兵衛説を支持している。)

当時のすしネタは穴子、えび、こはだ、マグロなどで、まだ2つ一緒には出されていなかった。

当時は今の2倍以上の大きさ

そこで、誕生当時の握り寿司を特別に(寿司職人に)握ってもらった。

出てきたのは、とても大きい握りずしで、今のものと比べると、2倍以上の(一つ食べるだけでお腹いっぱいになりそうな)大きさだった。

華屋与兵衛が考案したお寿司を再現した絵を見てみると、鮎がまるまる乗っているなど、とにかく大きい。

握り寿司はもともと「押し寿司を切った時の大きさを基準にして作っている」ので、このように大きかったのではないか、と永山さんは言う。

なぜ小さくなったのか

永山さんは「どうぞ、食べてみてください!」と江戸時代の握り寿司をスタッフに勧めた。スタッフは「おにぎりでしょ、たべづらい」と言いながら醤油をつけて食べた。すると、ご飯がこぼれてしまった。

このように昔のお寿司は、大きくて食べづらくお米がこぼれてしまう。その様子を見た「華屋与兵衛が下品と言った」とする記述が明治時代に書かれた本にあった。

そこで食べやすいようにお寿司を小さくしようとするのだが、おにぎりサイズのお寿司に慣れていた客にすれば、お寿司が小さくなったら、損をした気分になり「なんてせこいんだろう、ケチなんだろう」となってしまうかもしれない。

…その結果として、同じものを2つ出すと、お客さんは得した気分にな、ということで、2つ出すことになったらしい。

2つ並べた方が縁起が良い

さらに、2つ一緒に出す握り寿司には日本人が大切にしている、ある事が含まれている、という。

それは日本人の美意識と「2つ並べた方が縁起が良い」ということ。
・神社の狛犬も左右対称
・仁王像も左右対称
など、日本人は左右対称に神々しさを感じているのかもしれない、とナレーターがいう。

しかし、この2つ並べるスタイルが日本を二分する大問題に…

お寿司一貫は1個?2個?問題

お寿司一貫は1個?2個?…

この質問を、街の人に聞いたが、1個、2個と意見は分かれた。さらに、回転ずしの店長に聞くと1貫は2個と答えるが広報の人は1個と答えた(…店として1貫は1個)。

NHK放送文化研究所で15年前調査した結果、1個と思っている人が52%で2個が48%で、ほぼ五分五分だったらしい。

その為ホームページには
「人によって解釈が異なります。どうしても放送で使いたい場合には、そのことを留意しておく必要があるでしょう。」と書いてあった。

注文する際もご留意ください、とナレーターがいう。

まとめ

ナレーターの森田さんは、冒頭のナレーションの中で自分の事を「好きなネタは、取っとくタイプ」と言ったが、台本では「先に食べる」となっていたらしい。

ナレーターの森田さんは冒頭で好きなネタは「最後にとっておくタイプ」と言っていた。

…が、実は、台本は「先に食べる」と書いてあったらしい。でも本当は森田さんは取っておくタイプだという事で(台本を)変えたそうだ、とチコちゃんが裏話を暴露。「正直にお届けしております」と胸を張る。

それにしても、一貫って、本当に決まってないのだろうか?

※4月6日「チコちゃんに叱られる!」より参照抜粋

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