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なんで日本中の池や湖にスワンボートがあるの?

チコちゃんに叱られる

スワンボート…見たことはあるが残念ながら、乗ったことはない。

でも、この時期、他人とのソーシャルディスタンスも取れるし、涼しいし、楽しめそうだ。

ちなみに…
石神井公園のスワンボートは「大人2人 小人2人まで」30分、700円とあった。

700円かぁ…
涼しいカフェで、ゆっくりアイスコーヒーが飲めるなぁ…

なんで日本中の池や湖にスワンボートがあるの?

「…この中(岡村隆史とゲストのかたせ梨乃と野々村まこと)で一番、水辺が似合う爽やかな大人ってだあれ?」というと、カメラが野々村を映す。岡村も「当たってますもんね」といい回答者は野々村になる。
※野々村は2019年3月1日放送「海の中で昆布の出汁が出ないのはなぜ?」で正解した。

チコちゃんが「大きめの湖や池には、スワンボートがある。なんで日本中の池や湖にスワンボートがあるの?」と野々村に聞く。

野々村は「子どものころから我々は童話を読んで、湖にはそういう白鳥とかいるのが、とてもあこがれだった。それを浮かべておけば自分たちもそういうメルヘンチックな童話の世界に入ったような気持ちになれるという事で…」と答えると「誰がそうしたの?」と聞かれ「管理人の人?」と答えると「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

〇チコちゃんの答え
⇒日本中の池や湖にスワンボートがあるのは、良夫がしっぽを付けたから

スワンボートを生み出したのは砂賀良夫さん

詳しく教えてくれるのは、明治時代から続く群馬県のボート製造会社の社長砂賀良夫さん、80歳。

砂賀さんは「スワンボートを生み出したのは私です。あの製品が売れなかったら…この会社の存続というのは厳しかったですね」という。

すると…
画面に「X」の文字が浮かび …

「チコジェクトX」~スワンボート誕生物語~

日本の池や湖はスワンボートであふれている。あの愛くるしい姿を見ると乗らずにはいられなかった…

…と、おなじみ、田口トモロヲの声で「チコジェクトX」が始まった…

開発に挑んだのは白鳥に見せられた町工場の若手専務。
これはたった一代で水辺に革命を起こした男の挑戦の物語である。

昭和49年第2次ベビーブーム
法律改正
ボートが消えた
水辺を救え
足でこげ

子どもに不人気
何かが足りない

多々良沼の奇跡…

羽ばたけ!白鳥のように
~スワンボート誕生物語~

第2次ベビーブームの湧いた昭和49年、華族で楽しめるレジャー、ボートは大盛況だった。
町のボート製造業者の専務砂賀良夫34才、子供たちが喜ぶボート作りに励んでいた。

エンジン付きのモーターボートを制作

当時はエンジン付きのモーターボートを制作していた。
当時は手漕ぎボートに加え免許がなくても乗れた小型のエンジン付きボートが人気だった。
(5トン未満の船は船舶免許の対象外(趣味やレジャーを目的として利用する場合)

子どもたちは夢中になった。

だが、事故が後を絶たず法律が改正された。
昭和49年、船舶職員法改正。
水辺からエンジン付きボートが消え、人がまばらになった。

商売にならない、もう四苦八苦の時代が来た。
また子供たちに喜んでもらうにはどうすればいいんだ?

足こぎボートを開発

よしおは当時はやっていたものに目を付けた。
陸上の観光施設ではサイクリング、自転車がだいぶ盛んになった。

「何とかこのボートにも足で遊べるものを」と足こぎボートという製品を作った。

昭和50年、良夫は自転車のペダルのように足でこぐボートを開発した。
ボートだけに波に乗って売れると思ったが…

デザインが地味だった。
足こぎボートが売れない。
どうすればいいのか。

子どもが親しめるデザインで商品化できないかという意見も色々あった。
子どもが親しめるデザイン…良夫のボートは進路を失った。

ボートスワンボートが誕生

そんなある日良夫は会社の近くにある多々良沼(群馬県)に向かった。
その時だった。
白鳥が飛んできた。

これだ!
「真っ白なイメージでそれが素晴らしく見えたんですよね」と砂賀さん。
昭和56年、白鳥型の足こぎボートスワンボートが誕生。

しかし売れなかった。
こんなにかわいいのに何で売れないんだ?
俺のスワンボートに何が足りないんだ?

多々良沼に何度も通い白鳥を見続けた。
砂賀さんは「やっぱり現地に行ってもう本当に何十回も半日も粘って姿を見たり写真を撮ったり…」という。

苦節2年(昭和58年)良夫はスワンにしっぽを付けた。(二代目スワンボート)

売れた。
バカ売れした。
日本中に白鳥が舞い降りた。

砂賀さんは「後ろ側にしっぽのデザインを付けたら、それで評判が良くなった。子どもや家族連れから『あのスワンに乗りたい』という声が出て、ご注文いただいても2ヵ月3ヶ月待ち…」という。

ただただ、しっぽを付けただけだった。
さらにパンダも売れた。
コアラも売れた。

白鳥はでっかくなった。

スワンボート誕生からおよそ40年、ボート以外のレジャーが多様化した今(2020年3月)も、当時と変わらずスワンボートはひっそりと一つひとつ手作りされている。
「今後は時代と共に会社を存続するためにも新しい商品の開発に一生懸命精進していきたいと思っている」と砂賀さんは言う。

今なお日本の池や湖にも(川越水上公園)新たなスワンちゃんが飛来している。
家族や家族や子供たちの笑顔を乗せ続けるために…

※7月11日「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋

まとめ

久々のチコジェクトX…なかなかよかった。
今は本家のプロジェクトXは見られないが、音楽もナレーターも本物を使っている。こうしてたまにここでこんな感じで見られるのがちょっと楽しみだ。

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