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たわしが亀のような形をしているのはなぜ?~チコちゃんに叱られる!

チコちゃんに叱られる

6月26日の「チコちゃんに叱られる!」のゲストは、田中美佐子と東野幸治。
チコちゃんに「この中で一番おそうじが上手できれい好きな大人ってだあれ?」と聞かれた岡村は田中を指名する。

たわしが亀のような形をしているのはなぜ?

「頑固な汚れを落としたい時は何を使う?」と聞かれた田中「重曹を使ってます!」と真面目に答える。

さらに「(その時)手に持つのは何でしょう?」と聞かれ「金たわし…スポンジの硬いヤツ」と答えるとチコちゃんに「たわしって言えや!」と突っ込まれる。

改めて「(タワシは)亀のような形をしてるわよね?なんで?」と聞かれた田中「…本当は一本の棒。そのまま洗うのは大変で、四方八方全部たわしになったらいいなって思ったから棒をぎゅっと曲げてみてそこをキュッと止めたら綺麗な亀になっちゃった」と答える。

さらに「…どういうきっかけでそうなった?」と聞かれ「角があったから…」と答える。この答え、いいとこまでいったらしいが…叱られた。

○チコちゃんの答え
⇒たわしが亀のような形をしているのは妻が障子のさんを掃除したから

たわし誕生秘話

詳しく教えてくれるのは、創業113年たわしメーカーの西尾智浩社長。
「会社を継いだのは10年ちょっと前で、その前は音楽の仕事をしていた(あゆのプロのギタリストとか…)。亀の形をしたたわしを生み出したのはひいおじいちゃんの西尾正左衛門です」という。

夫婦のきずな、日々の生活の中にたわし誕生のヒントが隠されていた…と言う事で、お馴染み「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」が始まった。

タワシの女房~亀の子たわし誕生物語~

明治40(1907年)年ごろ…
家業で縄を作っていた西尾正左衛門(役:橋本じゅん)。
しかしその暮らしは決して裕福ではなかった。

“絶対、この生活抜け出してやる、どうにかして金持ちになってやる”

そんな正左衛門に奥さんのやす(役:石田ひかり)は、米粒がこびりついたご飯の釜を洗いながら「こうして毎日ご飯が食べられるのもあなたが頑張ってくれているおかげですよ。…それにしてもこのお釜にこびりついた頑固さと言ったらまるで正左衛門さんみたいです」という。

当時は、わらなどを簡単に束ねただけのものがたわしとして使われていた。

一攫千金を夢見ていた正左衛門、その思いは彼の回顧録に綴られている。
そんな夫を支えていたのが気立ての良い8歳年下のやすだった。

当時、正左衛門が作っていたのは主に生け垣などを束ねる際に使われるシュロの縄。
生活が西洋化していく中で庄左衛門は何か新規のものを考案して特許を取ればきっと儲かると思っていた。こうして正左衛門が開発したのは靴ふきマットだった。

縄の原料だったシュロを針金で巻いたアイディア商品。
当時は履物が草履から靴に変わっていった時代。
靴ふきマットは大いに売れた。

ところが、靴ふきマットが返品されてきた。
踏むと潰れてしまう、そういう評判になって返品が増えてしまったらしい。

シュロは繊維が柔らかく何度も踏むと毛先がつぶれてしまうため大量に返品された。

その年の年末…

ため息をつく正左衛門を見たやすは「元気を出してください、また来年新しいものを作ればいいじゃないですか。今年の汚れは今年のうちに落として清々しい気持ちでまた来年頑ばりましょ」と言いながら障子のさんを掃除していた。

正左衛門はやすが手に持っているものに気付き「その手に持っているもの…」と聞く。「これですか?」と言ってやすが見せたのは…

返品された靴ふきマットからまだ使えると思った部分を取り出し、使いやすいように曲げてタワシ代わりに使っていたものだった。

「これ、汚れが綺麗に落ちるんですよ」というやす。

それを聞いた正左衛門はやすの手を持ち「そうか、手にもって使うものならば簡単に毛先がつぶれることもない。これで大金を手にできるぞ」という。嬉しそうにうなずくやす。

正左衛門は、すぐさま新商品の開発に乗り出した。
作ってはやすに使ってもらい意見を聞く。やすの手を参考にしてタワシの大きさやシュロの繊維の長さ、持った時の感触など、何度も試作を繰り返した。

そして明治40年、女性の手にも綺麗に収まるタワシが誕生した。
やすは「面白いぐらいに落ちます。これまでのものと比べものにならないくらい!」と喜ぶ。

これまでのタワシと洗浄う力の差は歴然だった。

さらに「なんかそれ亀みたいだね」と子供に言われ、亀の子たわしと名付けた。
かわいい亀のような形で大ヒット間違いなし!と思われたが…この物体を初めて見た人には正体不明の生き物に見えたらしい。

社長は「近所の人に勧めてみたものの、見たこともないものなので使い方に直結しなかったみたいですね」という。

初めて見る人のとっては衝撃的すぎる印象を変えるべく、夫婦は知恵を絞った。
そして「まとめて置いてあるよりは、針金で吊るとかわいく見える、これが売れた大きな要因の一つだと思います」と社長がいう。

ひとつだとちょっと異様にも見えるが、20個まとめてぶらさげるとまるで木になる栗のようだ。
こうしてたわしは人々の目に留まるようになり売り上げも伸びていった。

その後は「靴洗い用」「お風呂での体洗い用」などさまざまな形が生まれ、世界中で使われる大ヒット商品になった。

…そして誕生から100年以上経った今もここでは当時と変わらず、一つ一つ職人が手作業で作っている。

※以上6月26日放送NHK「チコちゃんにられる!」より抜粋・参照
※今回の放送は再放送です。前回は書いていなかったので今回書きました

まとめ

今回の「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」役者は橋本じゅんと石田ひかり。
橋本じゅんが出るのはたぶん初めてだが、さすがに役にはまっていた。ダジャレの部分では笑うのを必死にこらえていたのが分かった。チコちゃんの情報によるとかなり真面目な人らしい。

亀の子タワシ、うちにもあるぞ。

※今回の放送は再放送です。前回は書いていなかったので今回書きました。

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