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ポールモーリアの「オリーブの首飾り」の元曲はディスコナンバーで歌詞があったらしい!

チコちゃんに叱られる

手品の時によく聞くポールモーリアの「オリーブの首飾り」は、学校の掃除の時に流れていた曲だったので耳馴染みがある。でも元歌があるとは知らなかった…。

なんで手品の時に♪チャラララララ~ン、て曲が流れるの?

「この中(岡村、浅田舞、アンタッチャブルの山崎弘也)で一番エンターティメントが好きな素敵な大人ってだあれ?」ということで山崎が指名される。

手品を披露する時かかる曲と言えば?と聞かれ、山﨑は「♪チャララララ~ン」と(よく聞く、聞き覚えのある曲を)歌い出す。

チコちゃんも「そうね、そうね」というものの「…なんで?なんで手品の時に♪チャララララ~ン、て曲が流れるの?」と聞く。

山﨑は「まず、著作権フリー。違う曲があった、本当は違う曲を使ってて…間違ってこっちが流れちゃったんですよ。そしたらメチャメチャ盛り上がって…なのでこっちの曲にしようというのが使い始めて根付いた」と答えるが、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

スタッフは、この道54年日本屈指のベテラン手品師、マギー四郎にリモートで聞いてみた。彼は手品を披露してくれるも「わかんないなぁ…」という。すると出張チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われるも聞きとれなかったのか「なんだって?」と聞き返し、笑いが起こる。

〇チコちゃんの答え
⇒手品の曲で♪チャラララララ~ンと流れるのはオシャレだと思ったから

手品の時よく流れるあの曲とは?

詳しく教えてくれるのはこの道30年のベテラン手品師、日本奇術協会会員、花島けいこさん。
(先生がご高齢という事で、20年以上先生のアシスタントを勤めていた花島さんが代わりに答えさせていただく、とのこと)

初めて使ったのは松旭斎すみえ先生

彼女は「手品のBGMの定番の曲なんですが、私の師匠、松旭斎すみえ先生が初めて使われたのが始まり」だという。

松旭斎すみえ先生は、キャリア70年日本奇術協会名誉会長も務める手品界では知らぬ者はいないという伝説の手品師。

元々はディスコナンバーだった

手品のBGMの定番のあの曲は、元々は「EL BIMBO(エル・ビンボ)」という楽曲で、70年代にヨーロッパで流行ったディスコナンバー。

1974年フランスのグル―プ「BIMBO JET」がリリースした楽曲。
あの曲とはかなり印象が違うアゲアゲなナンバーで、歌詞も付いている。

曲名は♪Bailemos el Bimbo!(「ビンボーダンスを踊りましょう」という意味)

(実際曲も流れた。確かにあの曲に似て?いた)

アレンジされ「オリーブの首飾り」で再販された曲

手品で使われている曲は、このアレンジ版、ポールモーリアの「オリーブの首飾り」という曲。

「EL BIMBO(エル・ビンボ」が発売された翌年の1975年に作曲家ポール・モーリアによってアレンジされ「オリーブの首飾り」という曲名で再販される。

(当時ポール・モーリア本人が演奏している映像が流れた…これが私たちが知る手品のBGMだった)

先ほどのアゲアゲなディスコナンバーを見事にアレンジ、日本で約12万枚以上売り上げるスマッシュヒットとなり、ポールモーリアの代表曲の一つとなった。

すみえ先生が「オリーブの首飾り」を使いだしたきっかけとは

花島けいこさんは「オリーブの首飾り」をなぜ使いだしたかという事についてはわからないという事で、スタッフは花島けいこさんの姉弟子の(50年以上も先生のお付きをしていた超ベテラン手品師の)花島世津子さんから話を聞いた。

世津子さんは「はい、すみえ先生は1975年ごろ使いだしたと言ってました。当時先生はお花が出るマジックをやっていてたまたまラジオから『オリーブの首飾り』が流れてきてその瞬間にピンときたそうです。先生は『曲がオシャレだと思ったから』と言ってました」という。

すみえ先生は、曲がオシャレだと思った「オリーブの首飾り」を手品のBGMに採用し、そこから日本中に広がっていった。

(そこで、すみえ先生が「オリーブの首飾り」をBGMに、当時は画期的だった、すみえ先生の18番、箱の中から大量に花が出る手品の映像が流れた)

ステージで使った時、反響はどうだったんですか?とスタッフが聞く。

世津子さんは「まぁ、それは、ばっちりはまってましたよ」と答える。

オリーブの首飾りが手品の定番となった理由とは

しかしなぜオリーブの首飾りは手品の定番としてこれほどまでに根付いたのか?

当時先生は毎回「オリーブの首飾り」を使用していたらしい。
先生の手品は大人気でTVに出演することがとても多く、あのやすしきよしやレッツゴー三匹と肩を並べていた。

そして、すみえ先生が「オリーブの首飾り」を使い始めると、他のマジシャンたちも真似をするようになり、この曲は瞬く間に浸透し、手品の曲と言えば「オリーブの首飾り」というイメージが完成していった。

しかしこの曲が浸透していったことですみえ先生にはある悩みが…

あまりにも浸透しすぎてバラエティ番組などでも使われ始めて、ステージでこの曲をかけるとお客様が笑いだすという自体になりまして、先生は過去に一度、曲を封印することにした、という。

封印後、別の楽曲を使用していたすみえ先生だったが、本人もしっくりこなかったたようで…やはり「オリーブの首飾り」の曲調が先生の手品に合っていて、一番オシャレだから、また元に戻した、ということだった。

愛ちゃん情報

オリーブの首飾り以前の手品の定番曲と言えば「ビア樽ポルカ」という曲。
チェコの作曲家ヤミール・ヴェイヴォだが1992年に作曲した曲だという。

(音源が流れた。軽快な曲だった)

※6月27日「チコちゃんに叱られる!」参照・抜粋

まとめ

今でも「オリーブの首飾り」のイントロを聞くだけで「さぁ、掃除をしなきゃ」となんとなく思ってしまうんだよなぁ。

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