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3回目のワクチン接種は12月から!過去モデルナ・アストロゼネカでもファイザーでOK!

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新型コロナワクチンの3回目の接種について、厚生労働省の決定事項が明らかになった。

・開始:12月1日から
・接種間隔:2回目接種後、原則8ヶ月後だが(自治体判断で早ければ)6ヵ月経過後接種可能に
・交差接種:過去2回、モデルナ製、アストロゼネカ製を打っていてもファイザー製(特例承認済み)を打つことができる。

以下でもう少し詳しく説明する。

3回目のワクチン接種は6ヵ月経過後、ファイザー製で…

11月15日、12月1日から3回目のワクチン接種を開始することが厚生労働省の専門分科会で了承された。

そこで「3回目のワクチン接種」について気になるいくつかの事柄についてまとめてみた。

2回目接種後、いつから打てるのか?

3回目接種は、ワクチン接種2回目接種後、原則8ヶ月以上経ってから、例外的に6ヵ月に前倒しが可能。

「原則8カ月以上」の理由

本来、3回目に打つワクチンの接種間隔は原則8ヶ月以上とされていた。

その理由としては、
・欧米の多くの国が2回目の接種から8ヶ月以上経ってから接種を始めている。
・3回目のワクチン接種を行う体制の確保が出来ていない自治体がある。
…ということが挙げられていた。

「6ヶ月以上でもOK」になったわけ

ファイザー製のワクチンは、2回目接種後、半年経つと感染予防効果が半減したという海外のデータがあり…

ファイザー社のワクチンを接種された人の情報を集めた、米国での研究によると感染予防効果が…

◯ファイザー製のワクチン…12歳以上で、2回目接種後
1ヶ月以内:88%⇒5ヶ月後:47%に減少

◯モデルナ社のワクチン…2回目接種後
約1~4ヶ月後:おおよそ97%⇒約4ヶ月後:8割程度にまで低下

※厚生労働省HP https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0011.htmlより抜粋

ファイザー製のワクチンは「2回目から少なくとも6ヶ月以上」の間隔を空けることを条件に、3回目のワクチン接種に使用できる、と承認された。

どのワクチンが打たれるのか

ワクチンを打つ時、1回目、2回目は同じワクチンを打たなければならない、と言われていた。
なので1回目、2回目に「モデルナ製」や「アストラゼネカ製」のワクチンを打っている人は

「ファイザー製を打っても大丈夫なの?」
「モデルナやアストラゼネカは打てないの?」

…と、思うに違いない。

結論から言えば、1回目、2回目に「モデルナ製」や「アストラゼネカ製」のワクチンを打っている人でも3回目は「ファイザー製」を打つことができるそうだ。

現在、3回目の使用の承認を得ているのはファイザー製なので、当面はファイザー製のみで進められる。

交差接種(交互接種)

1回目、2回目と異なるワクチンを打つことを「交差接種」と言う。

3回目のワクチン接種にこの交差接種が承認された理由は…
・交差接種を認めている国がある
・一定の有効性や安全性も確認されている
…など。

※海外では3回目のワクチン接種にファイザー製かモデルナ製のワクチン(メッセンジャーRNAワクチン)を用いている。
※現在モデルナ製は承認申請中である。

 

交差接種で中和抗体価が上がる⁉

前にも書いたが、ファイザー製のワクチンは2回目を打ったあと、半年を待たずに感染予防効果が半減する。
3回目のワクチン接種はその効果を補う事が目的だ。

今回、3回目のワクチンは交差接種も認められた。
その理由、となったのかどうかわからないが、1回目、2回目と違う種類のワクチンを打つ交差接種のメリット?とも思える臨床試験の結果が注目されてる。

ファイザー、モデルナ、それぞれ2回打った約200人の3回目に打つワクチンを…

同一ワクチンにすると、有効性の指標となる中和抗体価は10.2~20.0倍上昇
異なる種類のワクチンを打つと、有効性の指標となる中和抗体価は11.5~31.7倍上昇。

結果、中和抗体価は交差接種の方が同一ワクチンより高かった。
 ※アメリカの10ヵ所の施設で行われた臨床試験の結果
※「中和抗体」=感染を防ぐ免疫物質

自分は、いつ打てるようになるのか

3回目は、いつ打てるようになるのだろうか?
(ちなみに…今回の対象者は18歳以上)

優先順位?

1回目のワクチン接種は、医療従事者から始まった。
当然、3回目も、そうなるだろう。

さらに
・高齢者、基礎疾患のある人など重症化リスクの高い人
・高齢者施設の職員など
…が、早めに打てるようになるだろうと考えられる。

ちなみに 12月1日から3回目が打てる人は…

1回目のワクチン接種が始まったのは、今年の2月17日だった。
この頃1回目を打った人は、2回目を打って8ヶ月以上経っていると考えられるので打てる。
さらに、前倒しで6ヶ月後で打てるとなれば、2回目が5月ごろに済んでいる人も打てるだろう。

もちろん、自治体の準備(接種券)が間に合えば…の話だが。

自治体の対応は?

6ヶ月の前倒しをするかどうかは、地域の感染状況などをふまえて、自治体の判断に任せるということらしい。

3回目の接種を受けるには、前回同様、自治体からもらう接種券が必要だ。

これまで、自治体は3回目のワクチン接種は「8ヶ月以上」ということで準備を進めていた。
だが6ヵ月の前倒しをすれば、対象者が予定より増えることが予想される。

そのため、人員確保や医療機関との調整、接種予定日の変更などの準備が大変になるのは目に見えている。

ちなみに、現段階ではほとんどの自治体は「2回目接種後、概ね8カ月以上経過した方」としている。

おさらい

11月15日、厚生労働省の専門分科会で3回目ワクチン接種に関して了承されたことは…

・3回目ワクチン接種は12月1日から
・自治体の判断で6カ月後への前倒しできる
・対象年齢は18歳以上
・ファイザー製を用いる(11月11日特例承認されている)
・順番…医療従事者から
・自治体から接種券が届けば無料で受けられる。

まとめ

感覚的にファイザー製のワクチンは、これまで病院や診療所などかかりつけ医で打っているイメージがある。
ファイザー製のワクチンは、集団接種とかできるのだろうか?

健康体の私の2回目のワクチン接種は9月末だった。
集団接種会場でモデルナ製のワクチンを打った。

3回目が打てる半年後は、3月だが…
その頃ならモデルナ製も承認されているかもしれない。

その場合、どっちを打ったらいいのだろう?

そういえばマイナンバーカード関連もなんか発表があったな。
自治体は、大変だな…。