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アイスクリームの定番がバニラなのはなぜ?~チコちゃんに叱られる!

チコちゃん アイスチコちゃんに叱られる

ここで家庭で出来る簡単なアイスクリームの作り方を…

アイスクリームの原料は…卵黄2~3個、砂糖またはグラニュー糖30~50g、生クリーム1パック200ml(冷やしておく)、バニラエッセンス3滴。

作り方
1、卵2個と砂糖またはグラニュー糖を泡だて器などでかき混ぜ白っぽいクリーム状にする。

2、別ボールに生クリーム1パック(200g)を軽いホイップ状に泡立て、バニラエッセンスを3滴落とす。

3、氷を入れたボールを用意して2を乗せ、冷やしながら1を3分の1を加え、かき混ぜを、あと2回繰り返す。

4、全部入れてかき混ぜ終わったら、蓋つきのバットのようなものに流しこんで冷凍庫で凍らせる(約5~8時間)。

スプーンですくって容器に盛る。

売っているものより、少し固めですが、思ったより美味しいので、試してみてください。(砂糖の量、黄身の量はお好みで)

(面倒ですが、少しやわらかめ希望なら、冷凍している間、1時間ごと3回位かき混ぜるとさらにいい感じになります)

6月5日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」のゲストは、初登場の伊藤沙莉と4回目の登場(オリジナルメンバー)の天野ひろゆき(キャイーン)。2つ目の問題はバニラのアイスクリームについて。

アイスクリームの定番なのはバニラなのはなぜ?

「この中で一番甘い物好きの素敵な大人」という事で岡村は天野に「甘いもの…好きなんじゃないの?」と聞く。天野は「僕こう見えても結構太ってるんですよ!」と笑いを誘う。

そして、結構甘いものを食べるというと、チコちゃんに「あまい野ッち」と呼ばれ喜ぶ。

チコちゃんに「アイスクリームのバニラ味食べたことある?」と聞かれ、天野は「定番で好きだな」と答える。すると「なんで?なんでアイスの定番はバニラなの?」と聞かれる。

天野は「牛乳のミルク感みたいなそういうのが一番出ているのがバニラですよね。」というと「なぜそれが定番になったの?」と聞かれ「最初にアイスが生まれた時に…わかんねーな…」と困ってしまう。結局、叱られる。

○チコちゃんの答え
アイスクリームの定番がバニラなのは、その香りが哺乳類を引き寄せる魔性の香りだったから

元々アイスクリームはバニラ味ではなかった

詳しく教えてくれるのは、香料会社代表取締役、山本芳邦社長。

「そもそも今のようなアイスクリームが生まれたのは17世紀、フランスの菓子職人が作った凍らせたホイップクリームが原型だと言われている」という。

アイスクリームは、18世紀になると、冷凍技術の発展により、ヨーロッパからアメリカに伝わりホワイトハウスの晩餐会でも出されるようになった

そして1850年代…
アイスクリームの大量生産が行われるようになって、大衆にも広まっていったが、この頃のアイススクリームは牛乳、卵、砂糖などを混ぜ合わせ、凍らせたものだった。

つまり当時のアイスクリームはバニラ味ではなかった

バニラ味のアイスが誕生した理由

「牛乳や卵の生臭さが気になることからニオイ消しで甘い香りのバニラビーンズが広く使われるようになっていった。

当時の牛乳や卵は今と比べ、獣臭かったと言われ、それを抑えるため(ニオイ消し)に使われたのが、当時ケーキに使用していた甘い香りのするバニラビーンズで広く使われるようになっていった。

スタッフが「という事は牛乳や卵の獣臭さを抑えたからバニラアイスが定番になったんですか?」というと「いいえ」と答えた。

バニラビーンズに含まれているバニリン

「バニラが定番になったのには、このバニラビーンズに含まれているバニリンという成分が大きく関係している」と先生。

バニリンとはバニラビーンズの甘い香りの元になっている成分。

バニリンは牛乳にも含まれているのでアイスクリームの材料である牛乳とバニラの組み合わせは、同じ大豆で作られた豆腐と醤油のように相性のいい奇跡の組合わせ。

しかもバニラに含まれるバニリンは私たち人間を含む哺乳類を本能的に引き寄せるものだったのでバニリンの入ったバニラアイスは世界中に広まり、皆が食べるようになった。

なぜバニリンは哺乳類を引き寄せるのか?

実はバニリンは母乳にも含まれている成分で、お乳を人で育つ人間や哺乳類動物は本能的にバニリンのニオイが好き

「つまり、初めは牛乳のニオイ消しのために使われたバニラビーンズに偶然我々人間が本能的に好きなバニリンという成分が含まれていたので、アイスクリームの定番がバニラになったんです」と先生は言う。

ちなみに、バニラビーンズにバニリンが含まれているのはバニラの花が受粉しにくいから、と言われている。

バニラは受粉しずらい植物

バニラは1年にたった1日しか花を咲かせないためとても受粉しずらい植物
受粉が出来ないと種が出来ない、そんな子孫を残す機会が少ないバニラが生き残っていくために手に入れたのが哺乳類が本能的に好きなバニリン。

この香りに引き寄せられた哺乳類がバニラを食べる。
その哺乳類が遠くで種が混じった糞をすることで、生育範囲が広がったと考えられている。

本当に哺乳類はバニラビーンズのニオイが好きか?

では、本当に哺乳類はバニラビーンズのニオイが好きか?という事で「バニラビーンズ」の他に「はちみつ」「ココナツ」「匂い無し」の牧草を用意して、10頭のヤギはどの牧草を食べるか、という実験をしてみた。

まずはお腹を空かせたヤギ5頭を牧草がある場所へ放す。
4頭が綺麗に分かれたが遅れてきた1頭が真っすぐバニラへ移動。
その後5頭を放すと、3頭がバニラに一直線にいった。

最終的には、10頭中5頭がバニラ、はちみつ1頭、匂い無し2頭、ココナツ2頭という結果になった。

確かに、(ヤギは)バニラのニオイが好きなようだ。

この実験に協力してくれた酪農家さんにこの結果を伝えると「以外でしたね」と答えた。そしてスタッフが「これからヤギたちにあげるエサをバニラ味にしてみようかなと思いますか?」と聞くと「思わない、価格のの問題がありますからね」と笑っていた。

※6月5日NHK「チコちゃんに叱られる!」参考・参照

まとめ

バニラ味の牧草かぁ…
ヤギに限らず食欲のない動物には、バニラ味の餌をあげたらいいかもしれない。

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