年を取るとアイドルの顔の区別が付かなくなるのはなぜ?

チコちゃんに叱られる

正直いうと、確かに若いころに比べると人の顔や名前が覚えにくくなっている。

AKB48が出始めたころの「神7」メンバーの顔は今でもとわりと覚えているが、今のメンバーの顔はほとんど覚えていない。さらに言えば乃木坂46と欅坂46のメンバーを分けろと言われても、たぶん、無理だ。

8月1日の「チコちゃんに叱られる!」
最初の問題は「年を取ると若者の顔の見分けがつかなくなる」理由について。

ゲストは、初登場の小堺一機と準レギュラー(2回目の登場)中川翔子。

年を取るとアイドルの顔の区別が付かなくなるのはなぜ?

「この中で一番、人の顔をちゃんと覚えてくれる素敵な大人ってだあれ?」という事で、岡村は「ベテランでいろんな番組でMCもやっている」小堺を指名。

若いアイドルの顔とか覚えられているか聞かれた小堺、「今、レベル64(年齢)。中学のころおじさんたちがザ・タイガースとザ・テンプターズの区別がつかないと言っていたのを『何言ってんだ、こいつら』と思っていたのに自分がそうなった」という。

チコちゃんに「年齢を重ねると若いアイドルの顔とか区別出来なくなるがなんで?なんで歳をとるとアイドルの顔の区別がつかなくなるの?」と聞かれる。

小堺は「…人間の力量の壺があって…どんどん子供の時から覚えていく。ある程度になると一杯になっちゃって(許容量が)入ってこないから…昔の事ばかり覚えている。昔の事ばかり言うから若いやつが離れていくわけですよ。要するにアイドルだけじゃなくて最近の事が入ってこなくなっちゃうんじゃないかな(記憶の許容量が満タンだから、のような気がする)」と答えるとチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

検証:年齢別イケメン神経衰弱

番組では、年を取るとどのくらい見分けがつかなくなるのか検証した。

イケメン神経衰弱:6人のイケメンアイドル写真を2種類用意して同じ人物同士のペア全6組をそろえるまでの時間を計測する。

実際の写真を見てみると髪型を変えただけだが、意外とわからない

〇20代女性の場合…12枚の写真を見た瞬間「え?…みんな違うく見えます」と一言。
初めは戸惑ったものの…かかった時間は1分22秒

〇20代男性の場合…結果は1分19秒

〇高齢者の男性…は、お馴染み、大竹まこと(71才)が挑戦した。

ルールの説明を聞いた大竹「わかるだろ、それは。バカにしてんのか?俺の事」と少々怒り気味。「即終わっても文句言わないようにね」と自信満々。だが写真を見た途端「ありゃ?」と声を出す。

始めると同時に「え?」を繰り返し「これとこれ同じ人物、似てるでしょ」と手にした2枚の写真は、別人、というありさま。

そして「全然わからない」と言い出す。
意気込みとは裏腹にイケメンの顔を全く見分けられない大竹。
挙句の果てに1人の写真を持って「こいつ、いない(同じ人間の写真はここにない)」という。

とうとう眼鏡をはずして…かかった時間は6分18秒

スタッフが「20代で早い人は1分ぐらい」というと「もっと年寄り、連れて来いよ、女の顔だったら30秒でいったと思うよ」という。

〇チコちゃんの答え
⇒年を取るとアイドルの顔の区別が付かなくなるのは、顔が外国人のように見えるから

外国人の顔の区別がつきにくいことと同じような現象

詳しく教えてくれるのは、脳のメカニズムについて研究を行っている、生理学研究所 柿木隆介名誉教授。

先生は「年を取るとアイドルのような若い人の顔の区別付きにくくなる。たとえば外国人の顔の区別がつきにくい、それと同じような現象」だと思う、という。

第一次視覚野と紡錘状回

私たちが人の顔を区別する時、目で見たすべての視覚情報は脳の一番後ろにある「第一次視覚野」という所へ送られる。

そこから、人の顔に関する情報は、脳の一番下にある「紡錘状回」という場所に送られ、過去に見た顔との照合とか、その人がどんな人かといった情報を詳細に分析する。

この紡錘状回で起こっている人種効果という特殊な現象が若い人の顔の区別がつかなくなるという事に関して非常に大きな関わりを持っている。

認知心理学でいう「人種効果」とは

人種効果…自分と同じ人種の顔を他の人種の顔より早く正確に認識できるという現象の事。

日本人は小さい時から日本人の顔をたくさん見て育つ。
その時、脳内の紡錘状回では、日本人の顔を基準とした顔の認識空間が作られる。

例えば…
生まれてから日本人の家族と暮らし、普段の生活でも日本人に接することが多い子供の場合、認識空間の中心には日本人の顔が集まり、接点の少ない外国人の顔は外側に分布。
(この時、中心に近い顔程、正確に素早く認識することができる)

ところが、中心から遠いと判断が雑になってしまって顔を区別するのが苦手になってしまう。

このように日本人の多くが自分の生活空間で、目にする機会が少ない外国人の顔は認識が遅れる傾向にある研究結果がある。

なぜ同じ人種でも年を取ると若い人の顔の区別がつかなくなるのか

ではなぜ、同じ人種であっても年を取ると若い人の顔の区別がつかなくなるのか。

年を取ると付き合う人がほとんど同じ年齢層になってきてしまう。
「つまり、若い人の顔を見る機会が激減してしまうから、なんです」と先生。

年を取ると、先ほどの顔の認識空間の中心に日常で接することの多い同じ年齢層の顔が集中
中心から離れた所にいるのは普段接することが少ない若者の顔が分布。

結論:年を取ると、脳の中では、若い人の顔は外国人の顔と同じように(馴染みのない顔に)見えてしまって区別がつかなくなってしまう。

※8月1日「チコちゃんに叱られる!」参照・抜粋

まとめ

顔に限らず、最近では過去には言えた相手の名前も出てこないし、最近知り合った人の名前も記憶できないことが多い。マジ、ヤバくなってきた…。

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