漫画インド昔話「伽藍(がらん)ものがたり」が面白くてわかりやすい!~チコちゃんに叱られる!

「ジェーダ王子、お願いします。林を私に下さい」
「まぁ、いきなり何をおっしゃるんです。そんなに欲しいのなら、私のあの林を全部黄金で敷き詰めてごらんなさい」

スダッタは諦めるかと思いきや、なんと全財産を投げ打ち、全てを黄金に換えて林に敷き詰めた…

…これがもし実話なら、インド人の宗教心って半端ないな。

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8月23日の「チコちゃんに叱られる!」は「拡大版ロストサマー!二度と帰れないあの夏の日は何してたっけ!?スペシャル」。4つ目の質問は「がらんとしてるな~」の「がらん」について。

がらんとしているの「がらん」て何?

「この中(岡村隆史、指原梨乃、草刈民代、松重豊)で広いおうちに暮らしていそうな素敵な大人ってだあれ?」という事で、岡村は指原に「(おうち)広いでしょ?」と聞く。

指原は笑いながら「絶対私一番じゃないですよ」と答えるが、岡村は「指原さんで!」と彼女を指名する。

今回は視聴者からの質問を取り上げた。
「誰もいない部屋や空間を『がらんとしてるな~』と表現するが、そのガランの意味は?」だった。

指原は戸を開けるしぐさをしながら「がらん」と言う。(がらんは引き戸を開ける時のことだということらしい)

チコちゃんが「空間の話…」というと「人がいっぱいいたら『がらん』もあんまり聞こえないんじゃないかな。人がいなくて何にも音がしない空間だから『がらん』も聞こえるわけ…とにかく『がらん』だから」と頑張るがチコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と言われる。

チコちゃんは松重にも聞く。すると「ガランという漢字がある。伽藍洞(がらんどう)っていうガランは○○(ピヨピヨ)」…正解だったようだ。

チコちゃんは「つまんね~奴だな~」残念な顔になる。

◯チコちゃんの答え
⇒がらんとしているの「がらん」はお寺のお堂のこと

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「がらん」は「寺のお堂」のこと

詳しく教えてくれるのは7回目の登場。おなじみの曹洞宗宝林寺の住職千葉公慈さん。

住職は、何にもない空間のことを「がらん」というのは、お堂を示す「伽藍」に由来していて「僧伽藍摩(そうぎゃらんま)」という仏教の言葉を略したものだ、という。

僧伽藍摩(そうぎゃらんま)

「僧伽藍摩」は、古代インドのサンスクリット語の「サンガーラーマ(Saṃgha-ārāma)」に漢字をあてはめたもの。

・Saṃgha…お坊さんたちの集まり
・ārāma…休息する静かな場所

…と、それぞれの意味がある。

が、まとめると「お坊さんたちが集まり修行する静かな場所」という意味の言葉になる。

そして、今回も千葉住職によって「サンガーラーマ」は繰り返して言ううちに「ガラン」に変化してしまった(笑)。

「サンガーラーマ」が「お寺のお堂」になった理由とは?

仏教が興ったころ、お坊さんたちは野外で修行するのが基本だった。
お坊さんたちが集まり、修行する場所は、野原や林の中で、元々「サンガーラーマ」は野外をイメージする言葉だった。

では、なぜ野外をイメージするサンガーラーマが、建物であるお寺のお堂になったのか?
…という事でお馴染み「漫画インド昔話」が始まった。

「漫画インド昔話」

『伽藍ものがたり』語り:清水ミチコ(市原悦子風)

むかし、むか~し…
お釈迦様が仏教を広めていた頃、お坊さんたちは野宿をしながら外で暮らしておったそうじゃ。

そこに現れたのが「スダッタ」という大金持ちの男。
「スダッタ」は貧しい者や親の無い子供に、進んで食事を分け与えるような心根の優しい男じゃった。

スダッタは、お釈迦様が修行をするための静かな場所「サンガーラーマ」を探していると聞き、国中を探し回った所、「ジェーダ」という王子様が持つ林を見つけた。

スダッタはさっそくジェーダ王子にお願いにあがった。
「ジェーダ王子、お願いします。林を私に下さい」
(ジェーダ王子は)「まぁ、いきなり何をおっしゃるんです。そんなに欲しいのなら私の
あの林を全部黄金で敷き詰めてごらんなさい」(黒柳徹子風)といった。

スダッタは諦めるかと思いきや、なんと全財産を投げ打ち、全てを黄金に換えて林に敷き詰めたのじゃ。

その額50億金。

驚いたのはジェーダ王子。
「まぁ、ほんとにやってしまうなんて…!わかりました。あなた、林はタダでさしあげます、本当に」(黒柳徹子風)

スダッタにここまでさせるお釈迦様が、どんな人なのか気になったジェーダ王子。

お釈迦様に会いに行くと、その神々しさにすっかり心打たれ「お釈迦様、外で修行なさるよりも私が立派な建物を造りますので、そこで修行なさったらどうなんです?」といった。

林をあげるばかりか修行のための立派なお堂を造ってしまったのじゃ。

「これで雨の日も安心だね、ありがとう王子、ありがとうスダッタ」(えなりかずき風)
野外で修行をしていたお釈迦様、そしてお坊さんたちはお堂の中でも修行するようになったそうじゃ。

めでたし めでたし…。

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「こうして、お坊さんが建物で修行するようになると、もともと野外でお坊さんが集まり修行する静かな場所という意味のサンガーラーマが、お坊さんが集まり修行をする場所、つまりお堂(伽藍)を指す言葉に変わっていったわけです」と千葉住職が言う。

物や人がいない空間を表わす言葉として使われるのはなぜ?

ところで、なぜ、お堂を意味する「がらん」が物や人がいない空間を表わす言葉として使われるようになったのか…

住職によれば…
仏教は本来外で修行するもの。日本でも梅雨の間など雨露をしのいだりするとき以外、お坊さんたちは外で修行したり、修行の旅に出ていたので普段、伽藍(お堂)にはほとんど人がいなかった。

人けのない伽藍(がらん=お堂)は広々として、とても寂しい場所。これを「がらんとしている」「がらんどう」と言うように使われ始めたと考えられている、とのことだった。

※以上8月23日放送「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋

まとめ

普段何気なく使っている「がらんとしている」だが、漢字では書けないなぁ、と気付いた。

それにしても、この番組の「インド昔話」は、面白い。インド人数人のゆるい歌や軽いツッコミも微妙にくせになる。

何と今回は、インドでは有名な楽器奏者が家族に会いに来ていて、そのまま参加していたとか…
個人的に、この軽いノリがかなり気に入っている。

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