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生乾きのニオイは60℃以上のお湯やアイロンやコインランドリーで解決!

チコちゃんに叱られる

…そういえば、俺のお気に入りのTシャツ、見当たらないなと思っていたら、いつの間にか切れ端で見つけたことあった。カミさんに聞いたら「一度ついた生乾きのニオイは、何度洗っても消えないの。雑巾にした」とバッサリ…

5月30日の「チコちゃんに叱られる!」2つ目の問題は、「生乾きのニオイ」について。
これは、絶対覚えておいてもらいたい!(特にうちのカミさん)

洗濯ものの生乾きのニオイってなに?

「この中(岡村隆史、榊原郁恵、ISSA)で一番いい匂いのする素敵な大人ってだあれ?」という事で郁恵が選ばれる。

チコちゃんが「洗濯物をへや干しとかすると、生乾きしていやな臭いがするが、あれ何?」と聞く。

榊原は「汚れが残っていてバイ菌がどんどん増えていって…カビなんだ」とちょっとずれた答え。なので、「生乾きのニオイって何?」と同じ質問をするチコちゃん。

郁恵はまた、何とか答えるが、最後には「カビっていうのはどうでしょう?」というと「ボーっと生きてんじゃねーよ!」言われてしまう。

その後、岡村の答えが近かったらしく、たまりかねたチコちゃんが「菌のほにゃららのニオイ」とヒントを出すとISSAが正解した。

〇チコちゃんの答え
⇒洗濯ものの生乾きのニオイはついこの間判明!菌のフンのニオイ

生乾きのニオイの原因を作るのはモラクセラ菌

詳しく教えてくれるのは、愛知学院大学薬学部の河村好章教授。
長きにわたって、謎とされてきた生乾きのニオイの原因を9年前(2011年)、大手化学メーカーと共に突き止めた人。

先生によれば「生乾きのニオイの原因を作るのはモラクセラ菌という細菌」だという。

モラクセラ菌とは

モラクセラ菌とは人の口や鼻の粘膜などにも存在している細菌。
キッチンや風呂場などの水回りをはじめ、生活環境のありとあらゆる場所に生息している。しかし実は菌そのものが匂っているわけではない、という。

では、あのイヤな生乾きのニオイはどのようにして生まれるのか?

ニオイはどのようにして生まれるのか?

洗濯をしても衣類には若干でも皮脂汚れやタンパク質が残ってしまい、モラクセラ菌はそういうものを餌にして増える。

そして増殖したモラクセラ菌がどんどん活発になって4-メチル-3-ヘキセン酸」という臭い糞のような分泌物を出す。

モラクセラ菌の動きを活発させるのが、部屋干しなどで溜まる湿気と20℃~25℃という室温

・衣類に残った栄養分
・湿気による水分
・快適な温度

この3つの条件が揃うと、モラクセラ菌は次々に増殖して活発になり、さらに糞のような分泌物を身体から出す。

この分泌物こそが生乾きのニオイの原因。

教授は「これがその匂いです、嗅いでみてください」と、匂いが入っている袋をスタッフに渡す。スタッフはそれを嗅いで「うわ、うえ、雑巾臭というか…」と答え先生に返す。先生も匂いを嗅いで「臭い!」と一言。

洗うだけではモラクセラ菌は死なない

さらに先生は「このモラクセラ菌は厄介な特徴がある」と言う

何度洗っても生乾きのニオイがするのは…
実は洗濯で落としきれなかったモラクセラ菌は、着るたびに衣類に付着していき、繊維にこびりついて塊りを作る。

洗ってもまた臭いがするのは、塊りとなった菌が再び増殖と分泌を繰り返しているから、だそうだ。

生乾きのニオイを無くすには?

先生は「生乾きのニオイを無くすためにはモラクセラ菌が餌を食べる時間をできるだけ少なくすること」という。

・衣類をため込まず、こまめに洗濯をすること。
・そして風通しのいい場所で日に当てて干すこと

これで増殖のチャンスを防げる、という。

河村教授直伝必殺!生乾きのニオイ撃退法

梅雨の季節はこまめな洗濯も外干しもできない…という事で河村先生がとっておきの撃退法を紹介してくれた。

今回、乾きのニオイがするTシャツを量産し、スタッフの家で実験。
その効果をより正確に伝えるため、(日々悪臭を測定して、自らの嗅覚によって工場や飲食店のニオイトラブルを解決する)臭気判定士の重岡久美子さんに立ち会ってもらった。

撃退法①高温のお湯に浸ける

家庭で簡単にできることは、お湯につける事。
モラクセラ菌は実は高温の熱に弱いので60℃ぐらいまで加熱すると死滅させることができる。
(※熱に弱い生地は傷むことがあるので注意)

モラクセラ菌を「20℃~25℃(室温)」と「62℃」それぞれの温度で培養したシャーレの写真が出た。

左「20℃~25℃(室温)」のシャーレには斑点のようなものが見える…これがモラクセラ菌だそうだ。右「62℃」のシャーレには、それらしいものは見えない。

なので、
1、洗濯をする前に
2、60℃のお湯を張って
3、その中に10分~20分程度付け置きする

それだけでニオイの原因となるモラクセラ菌が自滅する。

60度以上のお湯に付けてから洗って干したTシャツのニオイを嗅いでみた臭気判定士は「生乾きのニオイはしない。無臭に近い」という。

撃退法②アイロンをかける

いちいちお湯につけるのは面倒…と言う時はアイロンを使えばいい、と先生。

60℃以上で死滅するという原理を生かせば、家庭用アイロンを使っても生乾きのニオイは消せるはず…ということで

1、アイロンは中温以上(150℃程度に設定)
2、脱水後すぐのTシャツを7~8割程度乾くまでアイロンをかける

アイロンをかけることでモラクセラ菌が増殖する前に死滅させることができる。

実際アイロンをかけたTシャツのニオイを嗅いだ臭気判定士は「におわないです」と答えた。

撃退法②コインランドリーの乾燥機

これも面倒臭いという人には、コインランドリーの乾燥機がいいそうだ。(ガス式)

コインランドリーはガスで熱風を発生させるため80℃ほどまで設定できる場合がほとんど。その為衣類の奥まで60℃以上となりモラクセラ菌を死滅させることができる。

コインランドリーで乾燥させたTシャツを嗅いでみた臭気判定士は「全然におわないですね。洗濯仕立てのニオイがします」と答えた。

家庭用乾燥機では菌を殺すまでいかない

家庭で使用されている電気式乾燥機の温度はおよそ50℃~60℃が一般的。家庭用の乾燥機だと実は菌を殺すところまではいかない場合がある。例えば乾燥する衣類が重なってしまうとなかなか中の方まで60℃に達しない、との事。

愛ちゃん情報

「匂い」に関して愛ちゃんから…
酸素系の漂白剤を使う方法が良い。
40℃~50℃のお湯に酸素系漂白剤を加えて20分~30分つけおきし、通常どおり洗濯をする。
(危険なので、塩素系漂白剤とは絶対に混ぜないこと)

※5月30日の「チコちゃんに叱られる!」抜粋・参照

まとめ

これからは、私が気にいっているTシャツが知らない間に雑巾になっていることは無くなる…と信じよう。

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