確かに…
デートで夜にイルミネーションや綺麗な所へ行って気分が盛り上がったりすることはある。
その後、昼間に彼氏や彼女に会うと「あれ?あの時ほど気分は盛り上がらないな。なんで、あの時彼女がいいと思っちゃったんだろう?」なんてことも、正直ある。
その勘違いさせる理由が「恋の3大ホルモン」だったとは…
なんでカップルはイルミネーションを見に行くの?
「思わずデートに誘いたくなっちゃう素敵な大人」という事で(岡村隆史・長谷川博己・門脇麦・堺正章)中から門脇が回答者に選ばれる。
チコちゃんの質問は「なんでカップルはイルミネーションを見に行くの?」だった。
門脇は「蛍とかもお互いをアピールしたい時に光るじゃないですか。なので人間も光に集まる」と答えるが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。
〇チコちゃんの答え
⇒カップルがイルミネーションを見に行くのはお互いの事がどんどん好きになってしまうから。但し勘違い…
暗い=瞳孔が開く=脳が勘違いをする
詳しく教えてくれるのは、以前も脳のメカニズムについて研究している生理学研究所の柿木隆介名誉教授。
先生は「実はイルミネーションを見ているカップルは、お互いどんどん好きになっていくんですよ。でもこれはある勘違いが関係している。目の構造が一番関係している」という。
眼球の真ん中にある黒い部分(瞳孔)は光を取りこむ入口で、目の中に入る光の量を調節するために大きさが変化する。
明るい所では(光の量を減らすために)小さくなり、暗い所では(少しでも多くの光を集めようとして)大きくなる
イルミネーションを見に行くのは、だいたい夜で、暗い時が多い。
光をたくさん取り入れようと瞳孔は自然と大きくなる。
人間というのは、隣にいる人の大きな瞳孔を見た時に脳が反射的に「ああ、この人は自分の事が好きなんだなという勘違いをしてしまう。
アドレナリンが出ると瞳孔が大きくなる
光をとりこむために大きくなった瞳孔を見てなぜ自分の事が好きだと勘違いしてしまうのか?
瞳孔が大きくなるのは
・周囲が暗い時
・好きなものを見つめる時
これは脳内で分泌されるアドレナリンのせいで、好きなものを見つめ興奮状態にあるとアドレナリンが分泌され好きなものの情報をもっとたくさん取り入れようとして瞳孔が大きくなる。
一方、人間は他人とコミュニケーションを取ろうとする時に、まず相手の目を見て自分に対する感情を知ろうとする。
その時、瞳孔が大きくなった相手の目を見た時反射的に「ああ、この人は自分に好意を持っているな」と勘違いをする。そうすると自分も興奮してきてアドレナリンがどんどん出てきて心拍数が上がる(ドキドキしてくる)。
暗い中でイルミネーションを見に行くと、光を多く取り入れるために瞳孔が大きくなりそれを見た人間の脳は好きなものを見つめているから瞳孔が大きいのだ、つまり自分の事が好きなのだ、と勝手に勘違いをしてしまう。するとアドレナリンが出て心拍数が上がり。これを恋のドキドキと勘違いし恋が発展しやすくなる。
美しい景色を見て感動するとセロトニンが出る
さらに「美しい景色を見て感動することで、幸せホルモンセロトニンがたくさん出る」と先生。
イルミネーションで彩られた美しい景色で感動した時、脳ではセロトニンが分泌され、とても幸せな気持ちになる。
するとこの時、隣にいる人に対して「ああ、この人といると心がほっこりして幸せだな、一緒にいたいなぁ」と思う。先生は「ま、これも勘違い」とあっさりいう。
こうして二つの勘違いから幸福感が高まっていく。
そして、手をつないだり体を寄せあったりすると…
触れ合う事で愛情ホルモンのオキシトシンが出る
「愛する人と触れ合う事で、愛情ホルモンのオキシトシンがあふれ出してくる。つまり相手の人にぞっこんという感じになるわけです」と先生。
アドレナリンとセロトニンによる勘違いで一層距離が縮まった二人の脳の中ではさらに、オキシトシンが分泌され愛情がより深まると言われている。
イルミネーションをカップルで見ると「恋の3大ホルモン」と言われているアドレナリン・セロトニン・オキシトシンの3つが大量に放出される。そうすると(勘違いなんだけども)「ドキドキ」「ほっこり」「ぞっこん」という感じになってものすごく恋をしちゃう、ということだ。
まだ間に合う 全国のイルミネーションスポット
…という事で、夜景評論家:丸々もとおさんがおすすめする全国のイルミネーションスポット3ヵ所を紹介。
世界最大1,300万球の長崎県「ハウステンボス」
横幅60mの巨大な光の滝や運河を舞台にした光のショー。さらにカラフルなイルミネーションとは一転、本場ヨーロッパの雪景色を思わせる新スポットではきらめくような光の中で素敵な勘違いをすること間違いなし。
体験型イルミネーションの静岡・伊豆「ぐらんぱる公園」
およそ600万球が輝くイルミネーションの上を「ジップライン」に乗って滑走。空を飛ぶスリルがステキな勘違いをさせてくれること間違いなし!。
空までイルミネーション演出!!神奈川県「さがみ湖イルミリオン」
イルミネーションを見下ろすことができる虹のリフトに加え、空から全体を一望できる熱気球が登場。初のチャレンジというドローンを使ったショーでは降り注ぐ光で素敵な勘違いがあふれ出すこと間違いなし。
結論:カップルがイルミネーションを見に行くのはお互いの事がどんどん好きになってしまうから。ただし勘違い。
※1月3日「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋
まとめ
もう少しで相手を落とせそう…と思ってる人は迷わずイルミネーションに誘うといいだろう(笑)。
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