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2月が28日しかないのはローマ人の都合だった?~チコちゃんに叱られる!

チコちゃんに叱られる

2月が、4年に一度29日になるのは、聞いたことがある(太陽暦において、太陽の運行と暦のずれを補正するため)が、28日になった理由は知らなかった。

確かに中途半端だな…

2月15日の「チコちゃんに叱られる!」4つ目の質問は「2月28日」について。

チコちゃんが「この中(岡村隆史・高橋一生・島崎和歌子)で一番カレンダーをキチンと見ながら生きている、素敵な大人ってだあれ?」と聞く。

岡村は「自分はあんまり見ないので」と高橋に目をむけるが、高橋も「「僕も見ないです。ずーっと前後不覚ですね」と言う。それを聞いた岡村「じゃぁ、逆に一生さんで」と指名した。

なんで2月は28日しかないの?

一ヶ月は大体30か31日、2月だけ28日…

チコちゃんが高橋に「なんで2月は28日しかないの?」と聞く。高橋は「わ…かんないです。」と声が小さくなる。(そんな高橋を見た島崎「かわいいね、悩んでる姿も」と嬉しそう。)

そして「いろんな暦を総合して平均みたいなのを出した時に、2月はそこでちょっと日にちを短くされてしまった、とかいう歴史みたいのがあるんですかね」と答えを出した…が「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

◯チコちゃんの答え
⇒2月は28日しかないのは、1年の始まりが3月1日だったから

2月は、1年で一番最後の月だった

古代西洋史に詳しい大学教授によれば…
実は私たちが今「2月」と言っている月は、1年で一番最後の月だった、と言う。

今の暦にナルマエ・ロマエ

番組は「今の暦にナルマエ・ロマエ」(洒落?)と題し、2月が28日になった理由をVTRで説明し始めた。

第1章…どうやって2月は生まれたのか

私たちが使っている暦は「ロムロス暦」といい、約2800年前に建国された古代ローマで使われていたもの。

当時の暦は、農作業のスケジュールを立てるための物なので…

春…種まき 3~5月
夏…みのり 6~8月
秋…収穫  9~11月
冬…休み  12月

冬は休みなので、今の1月、2月にあたる月はカレンダーになく空白の期間になっていた。

つまり、1年の始まりを今の3月とし何もしない冬の1月と2月は数えず1年を10ヶ月とした。

しかしこの暦には困ったことが…

「1年の始まりがいつなのか、わからなくなってしまった。」

冬の2ヵ月の間、日付を数えていないので、今日が冬のどのあたりかわからなくなってしまった。その為「みんなが種まきを始めたから、今日が3月1日だ」となんとなく決めていた。

これでは適当すぎるという事で…

国王が「ヌマ歴」を作った

そこで2代目のローマ国王ヌマは、11番目の月に今の1月を、12番目に今の2月を加え、1年を12ヵ月とする「ヌマ歴」を作った。

この時、月の満ち欠けにかかる日数を元に1年間を355日と定めた

第2章…なぜ2月だけ28日?

月の満ち欠けにかかる日数はおよそ30日。これを一ヶ月とし各月に振り分けようとしたが、古代ローマでは偶数は不幸を呼ぶとされていたため1ヶ月を奇数の31日と29日にすることにした。

その結果、2月には仕方がなく余った28日が割り当てられた

第3章…どうやって2月は2番目の月になったのか

当時のローマは国を大きくするために戦争に明け暮れていた。

ところが…ローマ人に限らず、古代の人たちは寒い季節は働かないし戦争もしない。1月と2月は全く活動しなかった。

その為、春を待ち、新年の始まりである3月から戦争を始めていた
しかし時のローマ政府は敵国が休んでいる冬の間、1月から戦争をはじめれば有利に戦うことが出来ると考えた。

そこで1月から戦争を始めるぞ!という意味で1年の始まりを3月から、1月に変更する。これに伴い一年の最後だった2月は自動的に「2番目に繰り上がった」

ところが、2月は28日のまま…

最終章 なぜ2月は28日のまま?

紀元前46年のローマ…

8月だというのにローマ人(平たい顔族?役のつぶやきシロー)が、寒がっていた。そこへユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー役の宍戸開)が現れる。戦争でエジプトまで行っていた、という。

8月なのに寒い、季節がずれているような気がする、とカエサルは「1年は何日ある?」ローマ人に聞く。ローマ人は「355日です。」と答える。

エジプトでは365日

カエサルは(戦争で行った)エジプトでは365日ある、という。

ローマ人も、1年が355日だと季節がずれてしまう事に気付いていたので、22日間を一ヶ月とするうるう月を2年に1回足して帳尻を合わせていた。

ところが度重なる戦争に気を取られてこの大事なうるう月を何度も入れ忘れていた。

この様な状態がおよそ600年も続き、カエサルがエジプトから帰ってきたこの時、暦と実際の季節は90日間もずれていて、ローマ人が8月だと思っていたのは実際は11月ごろだった。

「ユリウス暦」

そこでカエサルは、このずれを解消するために1年を365日とする「ユリウス暦」を作った

この時1ヶ月が29日の月に日を足して、一番日数の少ない2月には足さず28日のままにした。

その理由は…

2月23日は、3月1日からさかのぼって7番目の日は、ローマの守護神テルミヌス様の功績をたたえるテルミナリアの日。(ローマ人にとってとても大事なお祭り)

※ローマでは(月の後半の日付の呼び方を)『次の月の1日からさかのぼって◯日』という数え方をしていた。

もし2月に日を足してしまうとローマに定着していたテルミナリアの日の呼び方が変わってしまい混乱を招くことになってしまう。

カエサルはテルミナリアの呼び方を変えないために2月は28日のままにした。

現在のカレンダーの元を作ったのはユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)だった。

※2月15日「チコちゃんに叱られる!」より抜粋・参照

まとめ

結局、2月が28日になったのは、暦を作ったローマ人の都合!ということか…なるほど。

2月は28日なので時給で働くカミさんは「2月の給料は、少ないのよね」とぼやく。たとえ2日分でも1万くらいの差は、あるのだから気持ちはわかる。

でも、もっと愚痴るとすれば今年のゴールデンウィークだろう。
(土日休みで給料の締め日が20日の彼女の給料は、たぶん半分くらいになるはずだ)

私の小遣いが、減らされなければ、いいのだが…

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