しっとりって何?これは日本人独特の感覚で他国には対応する言葉がないらしい…

しっとりするもの

「しっとり」という感覚は日本人独特の感覚で、他国には完全に対応する言葉がないらしい。
へぇ…そうなの?とちょっと意外だったが、そういわれると他にもそういう言葉があったような…

「しっとり」と表現するのは、物(ティッシュや肌)だけでなく、食べ物(ケーキなど)にも使うし、その度合いや感じ方は人により、それぞれ違うような気がする。だがそれを研究し論文を発表した人がいるというのだから、すごいことだ。

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2月7日の「チコちゃんに叱られる!」、最後の問題は「しっとり」についてだ。

「しっとり」って何?

チコちゃんに「この中(岡村隆史とゲストの草笛光子、滝藤賢一)で一番美肌にこだわる素敵な大人ってだあれ?」と聞かれる。

「草笛さんを差し置いて済みませんけども…」と断りを入れ、化粧水や乳液を使っているという岡村が回答者になる。

チコちゃんに「しっとりってなに?」と聞かれた岡村、草笛が「あたしみたいなの」と言われてさらに悩んでしまう。

そして「…海外から来たような気がするなぁ。…シット~リ!イタリアからきてる!」と答えると「ハイ、ボーっと生きてんじゃネ~ヨ~リ~!」とチコちゃんも合わせ、叱る。

〇チコちゃんの答え
⇒しっとりは2段階の摩擦力

しっとりという感覚は日本人独特の感覚

詳しく教えてくれるのは、しっとり研究の第一人者山形大学工学部の野々村美宗教授。

実はしっとりという感覚は日本人独特の感覚と言われており、他国には完全に対応する言葉がない。そのため研究も進んでおらずしっとりと表現される感覚の正体は長年謎に包まれていた。

その正体を突き止めたのが野々村教授で、去年7月イギリスの科学雑誌に「しっとり」についての論文を発表し、しっとりが世界デビューをした瞬間でもあった。

しっとりとは?

言葉の意味としては「ちょっと水けを含んでいて、湿っている感じ(辞書によれば)」。水を含んでいなくてもしっとりを感じるものが、身の回りにたくさんある。

水を含んでいなくても「しっとり」を感じるもの。
・(パウダー)ファンデーション
・ティッシュペーパー
など…

そういうものを触った時に「しっとり」を感じる。

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2段階の摩擦力

先生は「しっとりを感じるポイント、実は2段階の摩擦力…これがしっとりの正体、べたっとしてスルー」という。

「べたっとしてスルー」とは?

先生が「バイオメティック触覚センシングシステム」と言って見せてくれたのは、人が物を触った時の感覚を強化する装置(ものを触った感覚を測定する)。

この装置を使い「しっとり」とはどのようなものなのかを教えてもらう。

実験

実験で使用するのは、人の皮膚を再現した人工皮膚
これに保湿クリームを塗り、しっとりとした状態にする。
スイッチを入れると測定器が人工皮膚を触りはじめ、結果がグラフで現れる、というもの。

測定器は左右に動きながら触った感覚を測定する。

グラフを見ると…
・摩擦力が高まった部分(グラフが上がる)=触った瞬間。
・その後ろの部分(グラフが平ら)=触り続けている間の摩擦力。

より細かく解析すると台形のようになる。
・触った瞬間、グッと摩擦力が高まる
(言葉でいうとべたっという水分が含まれたような湿り感
・その後一気に摩擦力が下がる
(言葉でいうとスルーっと滑るような滑らか感

「滑らか感」は触り続けている時の摩擦力が0.5以下で真っすぐ(平ら)であればあるほど感じやすいと言われている。

結論:「湿り感」+「滑らか感」=二つの摩擦力を同時に感じると「しっとり」という感覚になる。

他のしっとり感のあるものを調べる

先生が「まだ調べたことのない様なものたくさんある」というので、いろいろ試してみることになった。

世界初!いろんなもの対抗しっとり王決定戦!

出場するのは、悩みに悩み抜いて選んだしっとりとしていると思われるいくつかのアイテム。
先ほどの人工皮膚を基準にして、先生が判定をする。

〇エントリーNO1 …高級ティッシュ(ひと箱1,000円)
このティッシュを触って「水分は入ってないけどしっとり感を感じる」とスタッフ。

測定結果
・一気に摩擦力が上がる
・その後の摩擦力が非常に低い

結果:表面が非常に滑らかだという事を示している(かなりいい感じのしっとり)

〇エントリーNO2…高級食パン
さわってみると「かなりしっとりしてますねぇ」と言いながら食べる先生。

測定結果
・一気に摩擦力が上がる
・その後の摩擦力が徐々に上がっているので、ティッシュほどのスルーとした感覚はない
結果:ティッシュの勝ち

〇エントリーNO3…チーズケーキ
測定器の摩擦力に耐え切れず(ぐちゃぐちゃに崩れた)測定不能になる。

その後、カステラ、ゴム手袋、タオルと色々なものを測定したが高級ティッシュ越えのしっとりは現れなかった。

もっとしっとりしているものはないか…
という事で、先生が以前から気になっていたのが(先生が家族から誕生日にもらった5年物の)皮財布。

〇飛び入り参加 皮財布
測定結果
・今までと違う新しいパターン(スティックスリップ=摩擦で生じるわずかな振動)が現れた。
・触っている間の摩擦力はティッシュより財布の方が低い。

つまりとんでもなくスルーっと滑らかな触り心地で今までで一番しっとり感が出ている。

という事で、第一回しっとり王は、野々村先生愛用の皮財布に決定した。

愛ちゃん情報

食感の「しっとり」について…

実験の途中でチーズケーキが崩れてしまった。
先生によると食感のしっとりは「舌触りに加えて崩れ方が関係している」と考えている。
そして、今後は食感のしっとり感も測定できるように改良していきたいと言っていたそうだ。

さらにチコちゃんが先生の今後の目標は、ぬくもり感、サラサラ感のメカニズムを解明する事、とも付け加えた。

まとめ

最後に先生は「この研究をやっていてよかった…愛情に勝るしっとりはない!」と嬉しそうに言っていた。それを聞いたチコちゃん「わぁ~素敵なご家族…って、家族サービスやないか!」と突っ込んでいた。

※2月7日放送 NHK「チコちゃんに叱られる!」参照・抜粋

最近、この手の問題が多い。それはいいのだが「締め」がいまいち面白くないなぁ…

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